5.0
途中まではハマったんだが
ケーキ屋さんの店長がもしや…のあたりで読むのを一度やめた。最後は勿論ハッピーエンドだろうけど、2人の結末は見届けなくても良いかな、と言う感じ。途中、メイク大好き男子とか、頭ん中お花畑女子とか、色んなキャラクターが出てくるのは良いんだが少し話が散らかり過ぎてたかな。個人的には、りょうちゃんの「おケガ ありませんか?」に撃ち抜かれた。飛鳥の乙女っぷりもいいが、とにかくりょうちゃんが要所要所で男前過ぎていちいち惚れました。
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617位 ?
ケーキ屋さんの店長がもしや…のあたりで読むのを一度やめた。最後は勿論ハッピーエンドだろうけど、2人の結末は見届けなくても良いかな、と言う感じ。途中、メイク大好き男子とか、頭ん中お花畑女子とか、色んなキャラクターが出てくるのは良いんだが少し話が散らかり過ぎてたかな。個人的には、りょうちゃんの「おケガ ありませんか?」に撃ち抜かれた。飛鳥の乙女っぷりもいいが、とにかくりょうちゃんが要所要所で男前過ぎていちいち惚れました。
古いSF映画「サイレント・ランニング」を見た時に、あれ?もしかしてこの漫画の元ネタのひとつはこれ?と思った。宇宙の闇に囲まれたテラリウム、そしてその中でただ1人、植物を育て続ける男の姿…お、これは、と。
さてこの漫画といえば、20年前にラーメンズのコントにもこのマンガが出てきたくらいの有名な代物である。(小林賢太郎演じる生物教師の授業中、生徒が教科書に隠れてこの漫画を読んでいるのを見つける。「なんだこれは!ぼ…くの、地球…を守って…?」生徒を叱って取り上げるんだけど、ばらっと中身を読んで先生思わず吹き出す、みたいなひとコマでした)
モクレンがまっぱで走り回ってるとこが一番強烈に残ってるな。コレ、異星人の価値観というか文化というか宗教上の理由による裸だから何とも言えんけど、かなりインパクトあった。たとえ一定期間でも、素っ裸の人体をメインキャラで描き通すのは画力がないと絶対にできないし、斬新だった。一応少女漫画なので、若い女性のオールヌードそのものにエロさは無かった。
ヤマザキマリさんは蕪村言うところの「しほからい(涙の味)」が、作品の深い深いところで、地下水のように流れている作家さんだ。それが最もよくあらわされているのが、本作品であろう。瞳の奥に軽やかな翼で羽ばたく夢を持ちながら、その上に重くのしかかる諦めの色を宿した、高校生の主人公。自分の生き方を貫き通すため、子どもたちに寂しい思いをさせてしまう母親。毎日2人で遊びながら母親の遅い帰りを待つ姉妹。姉妹を見守り、そして心配する人々。誰が良いとか悪いとかでは、無いのだ。皆最善を尽くして日々を精一杯に生きている。時折涙が出てしまうのは、彼らが報われないからではない。それはいつ報われるのか、どんな形でなのか、今はそれが誰にもわからなくて、不安になってしまうからだ。優しくて、そして寂しい風が吹く野原で遊ぶ子どもたちがとても美しい。
「しかしだ」
九九が覚えられない時も、通知表に「5」が無いと責められても、花山薫はカッコいい。メガネ男子なとこも、カッコいい。部屋がピッチピチなのもカッコいい。花山薫は常に、カッコいい。
刃牙のお相手のバケモンばかり見てたせいか、鮎川ルミナ君には心洗われました。彼は目が良いんですね。刃牙の、ハチミツの部分、かっこよくて好きだな。にしても、やっぱり刃牙の笑顔にはほのかな狂気があるんだよなあ…あの人の息子だなあ…
正直、刃牙より好きかもしれない。お洋服のセンスが信じられないくらい悪趣味で好き。特に靴、もう、どこで売ってるのこんなの。「花火」の回、気持ちはわかります、わかりますが、やっちゃダメだろコレは。はあ。花山薫、大好き❤️
人間のサイズが10メートル、何なら顔の大きさだけで1メートル位あるやつがいる。北斗の拳でもサイズ感が完全に狂ってて楽しかったが、バキも相当やばい。男の子ってホント、ケンカ大好きなんだなあと思う。絵がめっちゃグロテスクだけど、刃牙って漫画はそこがいいんだよね。それと、刃牙の顔って優しそうであどけないんだけどある種の狂気がありますね。怖そうな顔の男たちの100倍くらい、刃牙の顔のまともさとほのかな狂気が、怖いのよ。
端正な線の絵なのに、見事なまでにドロッドロ。視点の違いで読者のミスリードを誘う見事な展開。登場人物たちが自分に都合よく世界を見ているだけなのだが、さもそれが真実であるかのような語り口が素晴らしい。一気にそれがオセロのようにひっくり返される瞬間がクライマックスなのだが、そこに至るまでの居心地悪さが、アガサクリスティの小説みたいだ。ただ、視点持ち回り制の中で父親の視点だけが無いから、それが残念。どうしようもない父親を創り出した古い家の構図は、そのまま主人公の弟と母親の関係に当てはめられる。弟は男の子だからという理由だけで甘やかして育てた結果、どうしようもないクズ息子に育っている。そして父親も全く同じように育てたられたと容易に想像がつく。しかし、家で自分のことを何一つやらない、妻を労わることもしない、実の母親に罵倒される娘を庇いもしない、弟ばかり贔屓して叱ることもしない、そんな男が、学校で子どもを導く教師?ちょっとリアリティに欠けるかな。普通ならとっくに離婚されてるだろうし、学校でも嫌われてると思う。そこらへん、掘り下げて欲しかった。あと、クズの弟の内面も。口先だけの自己愛男だということはわかったのだが、女の話だけにしないで、コイツの断罪もして欲しかった。将来、クソ親父と全く同じになるのか、そこまで見せて欲しいな。コイツのクズ加減は、「姉ちゃんの性格はよくわかってる。承認欲求が強いから、自分こそが母さんの世話をしたいはずだ」と全部自分に都合よく確信して押し付けようとしたところにある。いや、こいつホント、母親も姉のことも微塵も心配してないよね。金にもだらしないようだし、弟の嫁はすぐに逃げ出した方がいいぞ。
第二話以降はあまり興味を惹かれなかったので読むのをやめた。既婚男に騙されて付き合ってた女が法に訴えようとしてる導入部…なんか萎えました。
ジャンプ漫画では私はハマるものとハマらないものがキッパリ別れる。何百万部売れていても、世界中にファンがいても、麦わら帽子の海賊や、ラーメンの上に乗ってるアレの名前の忍者には全くハマらずに数話で読むのをやめた。この漫画も3話くらいで読むのをやめた。何故なのかは実はいまだに自分でもよくわからない。ただ、読みたくはならないのだ。
ヤマザキマリさんの「リスボン日記」で、お姑さんのヤバさの片鱗はうっすら感じていたが、これもなかなか。そう、全く意図しないのに、マンガのネタになっちゃう家に嫁いだのって、マリさんご引き寄せだとしか思えない運命を感じる。マリさんの今の夫さんに出会うまでの人生も波瀾万丈というか激しすぎるから、なまじ耐性があるから我慢できちゃうんだね。「結婚だけでいいの?他には?」がありえないくらい切羽詰まった感じで良かった。
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オトメン(乙男)