5.0
ボケ役とツッコミ役が完璧
表紙が物凄くBLぽい笑 四畳半で2人暮らしってのもBLぽい笑 しかし、中身は血で血を洗う格闘技漫画でもBLでもなく、普通の人情味あふれるギャグ漫画です。ガイアが「今日もおキレイですね」って大家さんに言うとこ好き。徹頭徹尾、シコルが完全にガイアの掌で転がされてるのが好き。
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720位 ?
表紙が物凄くBLぽい笑 四畳半で2人暮らしってのもBLぽい笑 しかし、中身は血で血を洗う格闘技漫画でもBLでもなく、普通の人情味あふれるギャグ漫画です。ガイアが「今日もおキレイですね」って大家さんに言うとこ好き。徹頭徹尾、シコルが完全にガイアの掌で転がされてるのが好き。
医学書や教科書では何一つ全く頭に入ってこない細胞名やその役割が、なんの苦労もなく自然に記憶できちゃう凄い漫画!絵がきれい!画力が高い!おもしろく読みやすく可愛い!深夜のアニメから先に見たのですが、この漫画のタッチをとても忠実に再現していますね。
古いSF映画「サイレント・ランニング」を見た時に、あれ?もしかしてこの漫画の元ネタのひとつはこれ?と思った。宇宙の闇に囲まれたテラリウム、そしてその中でただ1人、植物を育て続ける男の姿…お、これは、と。
さてこの漫画といえば、20年前にラーメンズのコントにもこのマンガが出てきたくらいの有名な代物である。(小林賢太郎演じる生物教師の授業中、生徒が教科書に隠れてこの漫画を読んでいるのを見つける。「なんだこれは!ぼ…くの、地球…を守って…?」生徒を叱って取り上げるんだけど、ばらっと中身を読んで先生思わず吹き出す、みたいなひとコマでした)
モクレンがまっぱで走り回ってるとこが一番強烈に残ってるな。コレ、異星人の価値観というか文化というか宗教上の理由による裸だから何とも言えんけど、かなりインパクトあった。たとえ一定期間でも、素っ裸の人体をメインキャラで描き通すのは画力がないと絶対にできないし、斬新だった。一応少女漫画なので、若い女性のオールヌードそのものにエロさは無かった。
ヤマザキマリさんは蕪村言うところの「しほからい(涙の味)」が、作品の深い深いところで、地下水のように流れている作家さんだ。それが最もよくあらわされているのが、本作品であろう。瞳の奥に軽やかな翼で羽ばたく夢を持ちながら、その上に重くのしかかる諦めの色を宿した、高校生の主人公。自分の生き方を貫き通すため、子どもたちに寂しい思いをさせてしまう母親。毎日2人で遊びながら母親の遅い帰りを待つ姉妹。姉妹を見守り、そして心配する人々。誰が良いとか悪いとかでは、無いのだ。皆最善を尽くして日々を精一杯に生きている。時折涙が出てしまうのは、彼らが報われないからではない。それはいつ報われるのか、どんな形でなのか、今はそれが誰にもわからなくて、不安になってしまうからだ。優しくて、そして寂しい風が吹く野原で遊ぶ子どもたちがとても美しい。
「しかしだ」
九九が覚えられない時も、通知表に「5」が無いと責められても、花山薫はカッコいい。メガネ男子なとこも、カッコいい。部屋がピッチピチなのもカッコいい。花山薫は常に、カッコいい。
正直、刃牙より好きかもしれない。お洋服のセンスが信じられないくらい悪趣味で好き。特に靴、もう、どこで売ってるのこんなの。「花火」の回、気持ちはわかります、わかりますが、やっちゃダメだろコレは。はあ。花山薫、大好き❤️
ジャンプ漫画では私はハマるものとハマらないものがキッパリ別れる。何百万部売れていても、世界中にファンがいても、麦わら帽子の海賊や、ラーメンの上に乗ってるアレの名前の忍者には全くハマらずに数話で読むのをやめた。この漫画も3話くらいで読むのをやめた。何故なのかは実はいまだに自分でもよくわからない。ただ、読みたくはならないのだ。
ヤマザキマリさんの「リスボン日記」で、お姑さんのヤバさの片鱗はうっすら感じていたが、これもなかなか。そう、全く意図しないのに、マンガのネタになっちゃう家に嫁いだのって、マリさんご引き寄せだとしか思えない運命を感じる。マリさんの今の夫さんに出会うまでの人生も波瀾万丈というか激しすぎるから、なまじ耐性があるから我慢できちゃうんだね。「結婚だけでいいの?他には?」がありえないくらい切羽詰まった感じで良かった。
テレ東でやってた粘土アニメ「別冊」を先に見ました。パンデミックのせいで日本のオリンピック需要が全部ポシャってしまったのがまた、あのアニメのトホホなテイストに合ってて良かった。ほとんど狂気を感じさせる熱唱の「ウィリアム・テル序曲」のオープニングから、吟遊詩人ホニェーロスの古代ギリシャトリビアつきのエンディングまで、5分間とは思えない、最高に濃くてバカな内容。(謎のお菓子トリヨンの歌は私のヘビロテ)片桐さんの演じるドケチでせこい村長のイメージがあったので、原作を読んだ時に「あれ?原作、村長まともな人だ」と驚きを隠せませんでした。
アニメの話ばかりしてしまいましたが、この作品も本当に凄い漫画です。「テルマエ」はローマという大文化都市、タイムトリップ先は現代、西暦2000年代の日本。ローマ帝国至上主義の真面目で仕事熱心な堅物男の技師ルシウスが主人公。風呂がテーマなのでタイムトリップは水、またはお湯の中でした。今回の舞台は古代ギリシャ。タイムトリップ先は東京オリンピックで盛り上がっている1960年代の、おそらく東京の住宅街。ギリシャ文化を研究する大学教授かなんかの家にお邪魔します。気が弱くて内気で争い事が嫌いなオタクの職人デメトリオスが、雷や花火といった眩しい光(ゼウスの武器は電撃)がキーとなってタイムトリップします。テルマエファンにとってもたまらないです、こーゆーの。テーマがスポーツだからなのか、オープニングからギリシャの太陽と大自然の中でのびのびと躍動する身体、そしてデメトリオスの笑顔がとても開放的でこの作品を象徴しています。東京オリンピックで沸いていた当時の東京の人々の、明るく楽観的な様子も和やかで、デメトリオスの心を癒します。老学者先生の解説もいいですね。特に盆踊りの回。そういう意味があったのか、とこの漫画でしみじみ理解しました。今生きている人の楽しい様子を見せることが、死者への何よりの捧げ物であると。東京2020の閉会式も盆踊りやってましたけど、悪いけれどアレ見てもなんか何ひとつ刺さりませんでした。どんなに大掛かりなことをやっても、伝える力が上っ面では決して伝わりません。この作品では、気弱なオタク青年の心情を通して、楽しそうにスポーツに興じる人々の笑顔を通して、世界平和を一途に願う強い思いがきちんと伝わります。あと、デメトリオスの萌え絵の壺、欲しい!
大正モガファッションや、当時のアールデコ調家屋といった細部が丁寧で良かった。女性は下ぶくれ気味のややぽちゃで、大きな目とぷっくり唇、うーん、どうかな?と思ったけどリアルでこういうタイプの可愛い子ちゃんいるな、とだんだん慣れてきた。男性の顔がまだ今ひとつ馴染めない。でもストーリーはしっかりしてる。時代考証も無理がない。(最近やたら目につく転生だ溺愛だ略奪だ令嬢だ貴族だのを試しに読むと、騎士とお姫様が令和のサラリーマン上司とOLのやりとりみたいな庶民的な会話をしてたり、メチャクチャな時代のドレスを着てたりする。漫画だから描きたいから好きなモノ描きたいだけだから「何でもいい」ってわけじゃないんだよ。漫画だからこそ、王子様や騎士や伯爵や領主が出てくるのなら、そういうのが好きなら、少なくとも歴史ちゃんと勉強してから描いて他人に読ませてみてって思う。絵が下手なのは我慢して読み続けるけど、浅い世界観はその場で即閉じる。どうしようもなく萎えるのだ)主人公の才気がこの後、夫の右腕になって商売へと発揮されるのかな?主人公は慧眼の持ち主で、たとえ肉親といえど他人の声やウワサは信じない。自分自身の目で見た感性と信念のままに、言葉を発する。夫が初対面で彼女のそこに惚れたのがいい。あと、憧れの人の自分への一言で、その本性を喝破した時も良いなと思った。普通の女の子なら恋をしてるとき、なんか引っかかってもまあいいか、と許しちゃうし、好きな人の言うことだからとポジティブに捉えようとしてしまう。それが無いのがいい。
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バキ外伝 ガイアとシコルスキー ~ときどきノムラ 二人だけど三人暮らし~