4.0
リベンジするヒロインがかっこいい
ヒロインのルーチェは、婚約者がいるのに複数の男性と関係を持ったとして、婚約者に糾弾され高額の慰謝料を請求される。貴族の身分も名誉も剥奪され、家族との縁も切り、慰謝料を払うために国立研究所と終身契約を結び、5年に渡り慰謝料を払い続けたルーチェ。だが慰謝料を全て払い終えたタイミングでなぜか皇太子に呼ばれ、首都の社交界に舞い戻ってくることになった。5年前ルーチェを無実の罪に陥れる証拠となったのは、彼女が不倫相手と交わしたという手紙のせいだった。その手紙には読むのも憚るような情交のあれこれが詳らかに書かれていて、それが動かぬ証拠として採用されたのだ。5年がたちルーチェに証拠として保管されていた手紙を再鑑定する機会が得られる。筆跡鑑定の第一人者のよって彼女の手紙は再鑑定されると、彼女が書いた手紙ではないことが明らかにされ彼女の無実が明らかにされる。裁判の再審への闘いが始まったのだ。
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ロマンスは復讐のあとで