reo8864さんの投稿一覧

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  1. 評価:3.000 3.0

    ずっと二人を眺めていたい

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    20歳の秋にレイチェルとノアは簡素な式を挙げた。二人の結婚を誰よりも喜んでくれたのは、ノアの姉でレイチェルの親友でもあるアリシアだった。父親と引っ越してきたレイチェルは、隣家の一家とすぐに親しくなった。両親と三男一女の六人家族の彼らは全員が美男美女だった。まるで別世界の住人のようだった。2歳下の三男のノアがレイチェルの遊び相手となった。生まれつき心臓が悪く部屋に籠りがちだったアリシアに引き合わされたのは、ずっと後になってからだった。彼女の美しさは家族の中でも群を抜いていた。ノアがアリシアに特別な感情を抱いているとレイチェルが気づいたのは、17歳のときだった。してレイチェルのノアへの失恋が決定的になった。一幅の美しい絵のような二人を近くでじっと眺めていたい、レイチェルは二人の傍観者になることを決めたのだ。

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  2. 評価:4.000 4.0

    二人の仲がすこしづつ縮まっていって

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    森に囲まれた湖の島に住む湖の魔女ロゼ。ある日彼女のもとへ騎士が訪ねてきて惚れ薬を作ってほしいと言ってきた。魔女の祖母と二人暮らしだったロゼが祖母を失い、一人では初めて薬の材料を買いに行った王都で祖母が貶されているのを庇ってくれたのがまさに騎士の彼、ハリージュだった。その時ハリージュに一目惚れしたロゼだったが、惚れ薬を頼まれたことで、自分の失恋は決定的??とがっくりしてしまう。惚れ薬の材料をあれやこれや小出しにするロゼに、若干切れながらっも律儀にロゼのもとに通ってくるハリージュ。二人の仲が少しづつ縮まっていく様子が微笑ましい。

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  3. 評価:3.000 3.0

    宮廷サバイバルを生き抜け

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    少女が森の中を必死で逃げる中、王妃の死に方を謡う不気味なわらべ歌で物語が始まる。父王から政略結婚を命じられた王女アルナ。十人いる王子王女の末子のアルナは美しく賢く、ずっと剣術の鍛錬をしてきた。僻地で住む人々の情は強く、争いが絶えないという血腥いE国。そこに嫁ぐ適役としてアルナは、侍女カミラと入れ替わり護衛の女騎士として同伴することにする。1年前に急死した王の跡を年若い弟が継いだらしいが、新王の情報はなく、密偵を送っても生きて帰って来たものはないという。アルナがその宮廷で目にしたのは、5人の正妃候補が正妃の座を巡って張り合い争う姿だった。

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  4. 評価:3.000 3.0

    心の声を聞くことができるようになって

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    公爵令嬢のアルフィーナは、タイムリープに巻き込まれていた。聖女によって無実の罪を着せられて、逮捕のあげく婚約破棄、死の判決を受けること99回、そのたび人生が巻き戻ってしまうのだ。バッドエンドを回避するため、脱獄、亡命と色々やってみたが、どうあがいても最後に待っているのは死だった。100回目の人生も皇太子に無実の罪で逮捕されるところから始まるが、なぜか「これは何かの間違いだ」という皇太子の心の声が聞こえてきて……。逮捕されて塔に幽閉されるのも同じだったが、どうやら100回目の人生では、他人の心の声を聞く能力を得たらしい。魔力も充実してきたし、大魔法使いだった祖母の使い魔の猫が現れるに至って、反撃の準備は整った。

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  5. 評価:4.000 4.0

    誰よりも美味しいお茶を

    斉国の都効安では清明節を迎えにぎわっていた。茶道を極めた娘采夏は、自分が作ったお茶を皇帝献上茶に選ばれるべく選考会に出る為に山から出てきたのだ。ところが茶房の主人との利き茶を夢中になり過ぎて、選考会の受付の時間を忘れそうになってしまう。選考会がある青禁城の門に急いだはずが、なぜか后妃選定面接会場に紛れ込んでしまっていた。そこで后妃選定に合格し、後宮に入れられてしまう。茶道具や貴重な茶葉などを全て没収されて、気落ちしているとよい香りの茶葉を懐に忍ばせた下級宦官らしき男と行き会う。采夏は男が持っていた茶葉で、美味しいお茶を入れてやるのだが、その男こそ、下級宦官の姿に身をやつした皇帝その人だったのだ。

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  6. 評価:3.000 3.0

    先生を好きになって

    教員用の靴箱に友人に頼まれてラブレターを入れることになった響だったが、間違って伊藤先生の所に入れてしまう。取り戻す前に、手紙は伊藤に読まれてしまったが、それがきっかけで伊藤とかかわるようになり、松陰宿舎の部屋にも遊びにいくようになる。付き合っている人はいないし、女は裏切るから嫌だと言い切る伊藤だったが、彼の部屋の本棚で一冊だけ他の本とは毛色の違った詩集を見つけ、思わず持ち出してしまう響。自分が好きだから構うのかと自意識過剰に、伊藤に問う響だったが……。

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  7. 評価:3.000 3.0

    渉の俺様ぶりがスゴイです

    穏やかで気遣いのある社長のもとで、秘書として充実した生活をおくってきた望愛だったが、社長が突然脳梗塞で倒れ入院することになる。望愛が見つけたのが早かったお陰で、社長は命にかかわることもなく杖をついて歩けるまでに快復する。しかし、社長の入院中に会社に入ってきて次期社長として専横な振る舞いをする息子の渉。父親とは似ても似つかない俺様ぶりで、望愛にも無理難題を押し付けてきて……。

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  8. 評価:4.000 4.0

    お試しで付き合うことになって

    喫茶店で隣のクラスの花野井くんが、女子に派手にふられるところを目撃した日生ほたる。16歳の高校一年生。雪の降る中で公園のベンチで一人ぼおっと座っているのを見たほたるは、思わず彼に傘を差しだしていた。次の日学校で花野井くんに突然教室で告白され呆然とするほたるだった。付き合うことを一度は断ったほたるだったが、花野井にクリスマスまで試しに付き合ってほしいと言われ付き合うことになった。恋にはほど遠い人生を送ってきたほたるだったが、花野井もどうやら人の機微には疎いところがあるようだった。

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  9. 評価:4.000 4.0

    とらえどころのない王子と

    滝口宵は親譲りの男顔と、女子にしては高い身長と、加えてそのスマートな振る舞いから、女子でありながら「王子さま」と呼ばれ女子の憧れの的となっていた。そんな時彼女と同様に「王子」と呼ばれている一年上の先輩、市村と知り合う。コンビニで店員が男に絡まれているのを助けようとした宵が、しつこくされているのを居合わせた市村が助けてくれた。その後近くの公園で、自分は勝手にヒーロー扱いされているだけで、女子として見られていないと愚痴る宵に、市村は急にお姫様抱っこをする。自分の存在が女性として肯定されたような気がして胸が熱くなる宵だった。水にうつった月のようにとらえどころがない市村琥珀に、お試しで付き合ってみないかと言われ、付き合うことになった宵と琥珀だった。

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  10. 評価:3.000 3.0

    切な過ぎる初恋の果てに

    ものごころつく前からヤ〇ザ組織の「道具」として使われ、人を愛することも人に愛されることも知らずに育った少女ねずみちゃん。何も知らずにただ彼女に恋をした普通の青年のあおくん。あおくんの精一杯の告白を受け入れ、同棲を始めた二人だったが、それを見逃す組織ではなく、あおくんは捕らえられてしまう。あおくんを救うために、ねずみちゃんはある事を申し出るが……、

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