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71 - 80件目/全103件
  1. 評価:5.000 5.0

    これはアリか、ナシか?

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     ヒロインの藤子は、気立てが良くて真面目、貧乏だけど家族想いの働き者。
     最近隣に引っ越ししてきた仁科蒼真は、イケメンで超エリートなのに気取った所が無くて気さくで優しくて、お酒の趣味も合う。次第に惹かれるようになり、どうやら二人は両想いでいい感じになる、のだが.....
     実はこの男、越してくる前から藤子に一途にガチ恋していた筋金入りのストーカーだったのだ。
     GPSもつけて、藤子の部屋の合鍵まで作っていたりしていた事がわかった時は、さすがに寒気がした。
     はじめ藤子は気付かなかったが、六年前に、蒼真は藤子に命を救われていたのだ。そして同時に心も救われたのだ。ひとめぼれだった。
     蒼真は元々太っていてもっさりむさ苦しい見た目だったのだが、藤子を守れるような男になる為に身体を鍛えるなどして自分磨きの努力をしてきたのだ。
     普通ならば、盗聴やストーカーなどの被害にあった経験がある人なら尚更、どんな理由があっても、蒼真を受け付けられないのだろう、と思う。
     その後、色々あって、蒼真は失踪してしまう。そして、蒼真からの一方的な別れの手紙を受け取った藤子は、ようやくホントの正直な自分の気持ちに気付く。
     藤子にとって、蒼真はかけがえのない癒やしの存在になっていたのだ。手放して初めて気付いた、大切な人だと...
     こんな展開は藤子の場合に限るのかもしれない、結局、蒼真の思い通りになっちゃったし、これも全て蒼真の筋書きだったのでは?、と疑う人も多いかもしれない。 しかし個人的には、私は蒼真を憎めない。
     作者の画力が非常に優れていたのも、蒼真の不思議な魅力を引き上げた一因だろう。まぁ可愛いとまで思えるかどうかは人それぞれだろうな。
     とにかく蒼真はストーカーだとバレるまでは本当に素敵だったし、断然私は溺愛されたいタイプなので、蒼真がアリか、ナシか?と言われたら、アリなのだ。
    好みは十人十色よね。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    初恋の行く方は?

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     ヒロインの周は、家の事情で、男子ばかりの高校へ転入、すると、そこには初恋の廉星がいた! まぁ偶然とはいえ、奇蹟だな、普通あり得ない、こんな展開...
     ずうっと大切に持っていたお揃いのキーホルダーが二人を結ぶ鍵。廉星はすぐ気付いていたけれど、周は鈍感で気付かない。周は天然でちょっと危なっかしい子。そんな周を廉星は、ヒーローさながらに常に守ってくれる。廉星は成績優秀だし、行動がスマートな紳士。一見クールなんだけど、優しい心遣いが完璧なイケメンで本当に格好いいのだ。これは女の子なら絶対好きになるやつだ。
     廉星の小五からの幼馴染のイチカは、どうやら廉星に昔からコンプレックスを感じていそうな振る舞い。廉星が興味を持つものならば何でも気になる、それが今は周。だから周にちょっかい出してしまう。実はイチカは、自覚無いみたいだけど廉星のこと大好きなんだろうな。イチカも素直になれるといいのにね。今はひねくれちゃってるけど、ホントはいいヤツなんだろうな...
     周と廉星は両想い。でも、廉星は大物政治家の後継ぎという立場から、父親とのケジメをつけ終わるまでは周に打ち明けられないという葛藤があった。
     まだ途中なのでわからないが、二人の初恋の行く方はどうなるのか?ハッピーエンドなんだろうけど、廉星の父親が頑固オヤジで厄介な感じだから、ひと波乱あるんだろうな。楽しみに読み進めようと思います!

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    自分には新しい世界だけど

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    自分はPC周辺とかに詳しくなく、ITの世界に疎くて、全くのアナログ人間なので、ネット配信者の現状とか、自分には新しい世界だった。
     だから、配信者の色恋事情が、こんなにも泥臭くて生々しい感情の縺れでややこしく拗れたりして描かれていて面白かった。 ライブで、推しに名前を呼んで貰うだけで満たされる、とか可愛いなと思うし。ピュアだな、と。  まぁ所詮ネット配信だって血の通った人間が運営しているのだから、リアルは生々しくなるのは当然か。
     極端なケースになると、実際、配信者とファンとの恋の縺れでファンが命を断ってしまうという悲劇も起こり得るけれども。それはそれで配信の世界だから、という区切りは関係ない、あくまでも各々の危機管理の問題だよね。心構え、自分を律することが大事。
     まだ途中だけど、ネット配信の世界は、アナログの世界の縮図だな、と改めて感じる。 面白いので続けて読み進めようと思います!

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    女を馬鹿にするな!なめんなよ!!

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     この作品の二人のヒロインは、一時期は敵対していたが、真の悪者は皇太子イアロスだとわかってからは、結託して悪に立ち向かっていく。
     特に、メーデイアは頭脳明晰で賢く凛々しく文武両道優秀で勇ましく格好いい女性だ。
     プシュケーには可哀想で複雑な事情があり、愛して信じていた皇太子には愛されていないどころか馬鹿にされ利用されて、力を奪われた上に始末される予定だったのだ。しかし、そんな愚鈍でか弱いプシュケーも、メーデイアと入れ替わって試練に直面してからは段々と逞しく成長していく。
     ヒロインたちは、芯が強いのだ。
     一方、この物語の主要な男たちは、ろくでもない奴らばかり。メーデイアの父親は腹黒の曲者だし、プシュケーの父親も毒親で酷いし、皇太子に至っては最悪卑劣な胸糞野郎である。唯一まともなのは、ヘリオ侯爵だけなのではないか。帝国随一の剣士であるヘリオは、メーデイアを一途に愛する誠実な理解者で素敵な男性、必ず幸せになってもらいたい。
     女を都合良く利用しようと女を見下すばかりの愚かな男どもよ、女を馬鹿にするな!  女をなめんなよ!!

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    セナはファンタジー級 

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     女性たちが、心と身体の癒やし,救いを求めてすがる女性専用マッサージ(女性向け風俗)『東京宵待シンデレラ』。この作品はここを利用する女性たちとセラピストたちの交錯をメインに巻き起こるエピソードがオムニバスで構成されていて、セラピストのセナは、ほぼ全編通じて登場している。
     セナは施設育ち。おそらく幼い頃から、目まぐるしく変わっていく周りの人々や環境にさらされ影響を受けて、様々な艱難辛苦を味わってきたんだろうな…
     だからだろうか、セナの対人コミュ力は優秀で、かつ元々イケメンときているから、売れっ子の花形だ。
     仕事,テクニックも完璧で、それでいて人の心に優しく寄り添ってくれるから、女性客みんな好きになってしまうのは仕方が無い。でも、はじめの話で出てきたアキトなんかとは違って金を毟り取るような下劣な事は、絶対やらない。綺麗な仕事をするのだ。
     セナほどの見た目も内面もイケメンで優れたポテンシャルを持っている男性だったなら、もっと他のジャンルの仕事の、例えば陽の当たる芸能界界隈などで幾らでも引く手あまただろうに...まぁ漫画だからファンタジーなのよね...
     ここに出てくる女性たちにも各々に感じるところあるけれど、現実よくあることだろうな、と俯瞰して読んだ。癒やされたい気持ち、よくわかるよ。
     でも、セナは現実にはいない。セナが女性専用風俗にいるなんてことは、ファンタジーの゙世界だけのお話なのだ。セナは素敵すぎるのよ.....
    ここでたっぷりセナを堪能しておこう!✨😝

    • 10
  6. 評価:4.000 4.0

    橙くんはちゃんとしてくれ!モヤモヤするよ

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     この話は一途な莉子とこじらせ橙くんの゙恋の軌跡。
     莉子の初恋は、昔隣に住んでいた四歳年上の橙くん。その橙がまた戻って来たのだが、女を取っ替え引っ替えで寝るようなチャラい男に変わってしまっていて、莉子はショックを受ける。
     莉子の初恋のきっかけは、莉子の愛犬のじい。幼い頃近所で飼育放棄されていたじいを莉子が引き取る後押しを橙がしてくれたことがあったのだ。
     現在じいは老犬になり、亡くなってしまう。覚悟していたが莉子は悲しみ酷く落ち込む。橙は、そんな莉子に、じいの姿をしたような花束を贈り、莉子の心を癒やしてあげる。このシーンにはホロリと泣かされた。
     莉子の同級生の秀ちゃんは莉子が好きだが、秀ちゃんは当て馬で一方通行の恋で終わっちゃうのかなぁ...。個人的には、イケメンで育ちが良くて優しくてイチ推しなんだけど。
     橙の亡き母親や、橙に付き纏う結衣との関係性が謎。橙は、どうしたいのか? 莉子を好きならちゃんとしっかりしてくれよ!! 、とモヤモヤが止まらない。
     まだ途中なのでわからないのだが、莉子の幸せが第一なので、橙が秀ちゃんよりも莉子を大切にしてくれることを証明してくれることを期待して最後まで読み続けようと思う。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    生きるすべてのものが愛しくなる

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     この作品は、魔族への生贄だった人間のサリフィと半人間半魔獣王族の王様との、大きな試練立ちはだかる愛の物語。
     王様の出生には秘密があった。先代王には世継ぎが生まれなかった。そこで何年も前に追放されていた先代王の弟に世継ぎを頼らざるを得なかった。そして行方を捜索した結果、先代王の弟は追放先で人間の娘と恋に落ちていたこと、また王弟殿下は他界してしまっていたことが判明する。
     そう、現王様は、先代王の弟と人間の娘との間に生まれた子なのであった。
     この魔族の世界でも、私たち人間の世界同様に、差別、嫉妬、権力欲などの私利私欲など、醜く淀む闇が心を蝕む。王族の血を引きながらも認められず影の存在とならざるを得なかったセトのドス黒い嫉妬と野望は、この物語を最終局面の大舞台へと誘う鍵となる。そこで王様とサリフィたちはどうなってしまうのか...
     この作品からは、種族の壁などを超えた愛や友情などの絆、ありのままの己で生きることの尊さ、いかなる種で生まれようとも己に誇りを持つことの素晴らしさなどを学ぶことができた。
     生きている全てのものがありのまま素敵で愛おしいのだ、と改めて教えられたようで魂が救われた思いがする。この話との出逢いには感謝している。
     生きていて、ふと自分の心に虚しさや迷いを感じた時には、また何度も読み返したくなる物語だと思う。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    愛おしい作品

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     この作品は、小雪( こゆん)、美姫、湊、陽太 の高校生四人をメインに、揺れ動く繊細な心模様を鮮明に描く青春群像劇風なストーリーである。 読み始めると、この四人全員それぞれキャラが異なりながらも性格が良くて、好きになる。
     また個人的には、小雪のクラスメイトの月子も大好き。月子の、あの佇まいが大好き。小ぢんまり可愛くて、人の気持ちを察して黙って優しく手を差し伸べてくれる癒やしの存在。 月子メインのスピンオフがあれば嬉しい。     湊の家の、湊大好きポン太、も可愛くて癒される。

     この年頃の思春期は、まだ器用になれなくて、心がピュアでナイーブで傷つきやすいがゆえに、誤解や気持ちのすれ違いが起こり、心にトラウマが生じたり、闇を作ったり、挫折したり、色々と、人生の試練が誰にでも現れるのだ。
                                  だからこそ、そこに生まれる友情や、恋は、かけがえのないもの.....愛おしい大切な一生の宝物になるのだ。

     この作品は読み始めたら止まらなかった。心をぐっと掴まれて、この世界に引き込まれ、入って出られなくなる。魅力的な作品。キュンキュンしっぱなし。何度も読み返したくなる。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    モブではないでしょ?! 溺愛が主役級です

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     気がつくと、乙女ゲームのモブキャラのレティシアに転生していて、我がままで性格に難有りの双子の姉に、公爵家の嫡男リオネルとの婚約を押し付けられてしまう。
     リオネルに会ってみると、噂通り、もっさりぽっちゃり太めで冴えないけれども、顔はとても可愛らしく性格は優しく気品があって、ポテンシャルが高くて磨けば光る原石だと見抜いたレティシアはリオネルをスリムなイケメンにプロデュースすることを決める。
     身体強化,筋肉増量の特訓のかいあって、リオネルは見る見る痩せていき、細マッチョなイケメンに変化していった。また性格も明るくなり公爵家の雰囲気も良くなっていく。そして熱心に自分のことを考えてくれるレティシアにリオネルは恋心を抱くようになる。レティシアもリオネルを好きになり相思相愛となる。
     また、レティシアと姉は、姉の恋をレティシアが後押しするなどするうちに和解して仲良くなっていく。
     その後、何やかんや色々あったりするけれど、リオネルのレティシアへの溺愛は安定である。ハッピーエンドに話が進むので、安心して読み進められる。 ほっこり微笑ましいお話。
     人は、自分の人生では、誰もがそこにおいて主人公であって、モブな人なんかいない。まずは自分を愛して大切にして、そして当たり前のようにある日常に幸せを感じて周りを慈しむように生きていこうと、改めて思った。

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    サバイバルを味わえる

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     大寒波による500年の人工冬眠から目覚めた太郎は、しばらく一人彷徨い歩き、パルとミトに救われ、ミトが絶命した後も、パルとともに日本を目指し旅を続ける。
     太郎たちには、試練が、次から次へと襲いかかる。
     特に、強烈なのは、ラスボス感のあるロックや、ブシフ、など凄い強敵との争い。コイツらは、マリョウなどの伏魔殿に巣食う、欲望にまみれた魑魅魍魎のようなもの。太郎たちは、否応なく、この腹黒な奴らの大きな野望の渦に巻き込まれ、権力闘争を繰り広げていく。さしずめ現代版の巨大企業のトップや国の統治者との権力闘争のような.....
     一方、野性の王者感があるパルや、パルの妹の国母プリ(ギョン)、情に厚いハッタなど は太郎にとってかなり頼もしい存在だ。冷静沈着で頭脳明晰な太郎がどのように指揮を取っていくのか、その頭脳戦、攻防が見物である。
     ところで、ここでのパンダ🐼が全然可愛くなくて、怪物級に巨大で人間を食うほど凶暴なのには、少し引いてしまった。パンダが、トラウマになりそうだ。
     とにかく、つくづく、人の世は金(マー)や石油などの資源の力に左右されている、という雰囲気にはウンザリする。
      この話は、まだまだ続きがある。ヒューマの国とは日本のことなのか?太郎の娘は生きているのか?、など謎が色々残る。先の展開が、とても楽しみだ。

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