kiさんの投稿一覧

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91 - 100件目/全103件
  1. 評価:4.000 4.0

    優しいお話

    転生もの、なんだけど、転生、という括りが無くても十分しっかり構築された読み応えあるストーリーです。
    ただ、一点、アルスの母親が、最初のアルス誕生以来、登場していないのが、謎です。まだ途中までしか読んでいないのですが、後で、その理由がわかるのかな? 気になります…
    主要な登場人物たちが、ほぼみんな優しいです。また、敵との戦いでピンチに陥っても、なんだかんだ必ず上手くいくよね! という不思議な絶対的信頼感があり、ずっと穏やかな気持ちで、安心して読み進むことができます。戦闘シーンもありますが、むしろ、ホロリと泣かせられるほっこり心温まる場面の方が多いです。
    優しいお話です。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    意表をついてくる、飽きません

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    はじめは、この作品には、人間臭さなど無いと思っていた。ただ無機質で、スリルとかサスペンスとかミステリーとか謎解きとかホラーとかだけかと。
    だが、不覚にも、涙を流してしまった場面が幾つかあった。
    最初は嫌な奴だと思っていた戸崎が、実は、全ての行動が最愛の恋人の為だったこと、身の危険があるのにも関わらず永井たちの為に裏で動いてくれていたこと、かっこよかった男たちの勇敢な死、永井側の男たちの厚く固い結束、彼らの強い信念と覚悟、田中と下村に芽生えた絆、強い友情…など、意外にも多く盛り込まれていた。
    しかし、なんといっても、永井と佐藤の熾烈な頭脳戦バトルが、この作品の真骨頂だろう。最終局面まで、ハラハラさせられます!飽きることはありません。面白いですよ。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    イジメの報復の設定が斬新でユニーク

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    この話は、主役の高校生の黒瀬が、イジメに遭い、校舎の屋上から落とされて、落下した先にいた評判の良い教師の白鳥に激突して、その衝撃とともに、二人の魂が入れ替わってしまい、その入れ替わりを絶好のチャンスとして、黒瀬が白鳥先生の身体と立場を利用して、いじめていた連中に復讐していく、というものだ。
    魂の入れ替わり、という突拍子もない設定でイジメの報復を断行していくのが、意表をついていて、とても斬新だと思う。
    ところで、作者は、随所随所で笑わせてくれる。黒瀬の手作りのウサギ🐰のフェルト人形、新島さんの天然、ネネ先生のポンコツぶり、スパァン(おそらく作者の悪ノリ?)…など。 少々お下品 なのはご愛嬌?
    ところで、無実の黒瀬の父親を自殺にまで追い込んだことや、無垢なウサギなどの動物を惨殺したことは特に胸糞で卑怯で残忍な行動だと心から思った。
    また、人望厚い白鳥先生が、実は、心にドス黒い闇を抱える冷酷なサイコパスだった、という真実も、斬新で上手い設定だと思った。
    まだ途中までしか読んでいないので、続きが楽しみだ。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    パパ活をする理由

    この話では、パパ活をする女の子たちが主役として、何人か入れ代わって登場する。
    始めは、有名私立大学に通う女子大学生の椿。父親は体を壊してしまい、飲んだくれの毎日。母親のパート収入だけでは生活は苦しい。椿は、生活費と学費をまかなう為に已む無くパパ活を始める。しかし、父親に貯金を盗まれ、客にストーカーされ、刺傷事件に遭い、大学を辞めて、恋人とも別れる。だが、元恋人の母親の慈悲深い助言に救われ、立ち直り、前を向いて未来へと歩き出す。
    次の主役は、美しく生まれたことが自分の才能と思っている昼職OL32歳の桜子。勤務先の社長に囲われてリッチな暮らしを送らせてもらっている。しかし物足りなさを感じ、女性用風俗に手を出し、セラピストのシュンと出逢う。シュンも、始めは桜子を利用しよう、としていただけだった。が、桜子が、簿記などの勉強を始めて、男に頼るばかりの自分を変えていこうと努力し始める姿に、シュンも変化していく。シュンにも暗い過去があったが、シュンと桜子の間に友情が芽生え始め、シュンも救われていく。
    他にも、虐待する毒親から逃れるようにパパ活をする日向など、が登場する。
    それぞれのパパ活理由は異なるけれど、彼女たちは皆、心がピュアであり、もがいてでも生きていくんだ! という芯の強さを感じる。パパ活を一概に悪と捉えず、成長する為の稀有な経験だったな、と思考を切り替えて、前向きに力強く、自分を愛し、自分を大切にして、とにかく生き抜いてほしい、と思った。

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  5. 評価:4.000 4.0

    ほっこり和むラブストーリー

    王道のラブストーリーで、安心して読み進めることができます。ヒロインのアリシアとヒーローのノアが、とても好感が持てるキャラで、ずっと推せます。
    行きつけの「あまりりす亭」での和やかで穏やかな雰囲気も大好きです。出てくるお料理やお酒も、本当に美味しそうです。こういうお店が行きつけだと羨ましいです。
    ほっこり和む、心優しくなることができるラブストーリーです。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    前世の非業の死からの痛快な大逆転

    ヒロインの九卿と九卿の母親は前世で、叔母とその娘の婉児( 実は九卿の父の愛人と九卿の義妹 )に暗殺されている。婉児たちに会う前まで遡って生き返ってからの九卿の人生巻き返しの快進撃が痛快だ。
    医術の師匠となる国随一の名医の孟回春先生との出逢い、その後九卿の心強い味方 となり守り続けてくれるヒーローの林越将軍との出逢い,恋愛が、前世との大きな違いで、九卿と九卿の母にとって幸せへの開運のキーポイントとなるのだ。
    ところで、努力して医術を学び、現世では回春に次ぐほどの医術を身につけて、美しく賢く逞しく成長した九卿には、次から次へと魑魅魍魎のごとく九卿を陥れようと難敵が現れる。
    腹黒の婉児親子などは、まだ雑魚キャラ。まだ購読途中なので、過去の国政にも関わる事件などの真相はわからないのだが、この国の朝廷は伏魔殿であり、多くの闇があり、色んな試練が降りかかる。
    宝陽皇女や、とりわけ、第四皇子と顔家の令嬢などは、かなり強敵。頭脳明晰ゆえに、非常に巧みに悪事を働き、たちが悪い。
    この話では、人間の業、なかには目を背けたい程の人間の強欲さ、野望、私欲、いやらしさが見え隠れする。
    九卿と林越将軍は、清廉、且つ正義を貫く、尊い魂の持ち主で、賢く立ち回り、悪事を企む者たちに、勇ましく立ち向かっていくのだ。
    まだ、途中までしか読んでいないが、常に、凛としていて逞しい、九卿と林越将軍を、心から応援せずにはいられません! 苦難が続いて、ピンチに陥るけど、痛快な大逆転を楽しみにしています!

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  7. 評価:5.000 5.0

    35歳独身OLのリアル

    35歳独身OLの栞は、仕事が出来て、優しく気立てが良く、立ち居振る舞いなど所作も美しい、など良い所がたくさんある。しかし、外見を良くしようということには全く無頓着で見た目が地味で、母親に馬鹿にされ続けるなど母親との確執により、自分に自信を持てない、自虐的で卑屈な点が欠点だった。
    そんな栞の住むアパートの隣に越してきた伊達君が栞のヒーローになるのか?自分に自信が無い時の栞には、伊達君の顔は、なんと魚🐟に見えるのだ!
    幼馴染のしん君も登場してくるし、この先どうなる?まだ途中なので、誰と栞が結ばれるのか楽しみです!
    伊達君の元カノの(栞が師匠と仰ぐ)ゆう子と栞の関係も、ライバルから気の合う友達みたいになっていって、ほっこり和む感じが新鮮だ。
    ギャグ要素も満載で、毎回笑わせてもらえるので、飽きることはありません。
    とにかく、35歳独身OLの栞の思考や有り様があるあるで、かなりリアルに描かれていると思います。
    伊達君を好きになってから、自分磨きを始める栞が愛しくて、誰と結ばれようとも、栞の幸せを願わずにはいられません!

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  8. 評価:5.000 5.0

    真実を探る冒険〜そうくるか!! の連続

    誰が悪者なの? そんな過去があったの? どうなっちゃうのよ! などと、ワクワク謎解きを楽しむように、サクサク軽快な気分で読み進められます。
    時々、ホロリと泣かせるエピソードも、盛り込まれています。 バンとエレインの外伝、キング(ハーレクイン)とヘルブラムの友情、ディアンヌとキングの巡り合わせ などの話には、不覚にも涙を止められませんでした…
    恋愛要素もふんだんにあり、ほっこりする時も多いです。
    豚🐷のホークが癒やしキャラで、残忍な殺戮シーンとかがあっても、天然の正義の勇者ホークの愛らしい存在に心が和みます。
    謎に包まれたストーリーで、事の伏線が回収される度に気持ちがスッキリして、そうくるか!の連続で飽きることはありません。
    まだ購読途中なので、続きが楽しみですが、敢えてゆっくり読み進めてじっくり味わって楽しんでいこう、と思っています。そして、繰り返し読みたいです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    薔薇は美しく散る

    始まりは、姉が愛読していて、絵が綺麗! マリー・アントワネットが可愛い! ドレスが素敵! と感動して飛びついて自分も虜になりました。
    ここでは、マリーも、オスカルも、アンドレも、フェルゼンも、ロザリーも、激動の世を情熱的に生き抜いている。誰一人として平凡で穏やかな人生を望むことなどできない。特に、オスカルとアンドレの最期は劇的で、やっと結ばれたというのに、その幸せは儚くて、ただ無情の風が二人の命を奪い取っていく。だけど、愛は永遠なのだ、二人は天国にいる、悔いなどなく幸せだったんだ、と、当時は自分に強く言い聞かせました。
    アニメの主題歌「薔薇は美しく散る」(草むらに 名も知れず 咲いている 花ならば……私は薔薇の定めに生まれた 華やかに激しく生きろと生まれた……気高く咲いて…美しく散る……)
    オスカルたちの宿命に重ねて聴くと、泣いてしまいます…時々、口ずさんでしまいます。
    ところで、宝塚の劇中のマリーのセリフ「私は、フランスの、女王〜なのですから!」は、よく真似していました…今、思い出しました。
    この作品を作り出してくださった池田先生には心から敬仰するばかりです。
    日本、いや、世界が誇れる感動の名作で間違いありません。

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  10. 評価:5.000 5.0

    推しへの愛,主役の二人に復讐を

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    前世で小説オタクだったモブキャラのヘスティアは、2番手キャラのカエルス侯爵を推している。カエルスは、愛する聖女ディアーナと親友の皇太子ヘリオスのために事件を起こしたが逆に二人に非難されて絶望して、二人の結婚式の日に初めて自殺を試み、その後自殺未遂を繰り返し、1年後に死んでしまう。
    カエルスの哀れな死を嘆いたヘスティアが、神にカエルスの生き返りを願うと、主役の二人の結婚式の日にタイムリープする。タイムリープしたヘスティアは、カエルスの自殺をくい止める。
    ヘスティアは、カエルスを救う為に役立つ力(未来が見える能力)があることを信じてもらって侯爵夫人になることに成功する。
    一方、聖女ディアーナは、皇太子妃になってから癒やしの能力を失い始めていた。また、性格も変貌して、庶民に寄り添わなくなっていった。元々、聖女の器ではないのでは、とさえ思ってしまう。
    まだ序盤なので先のことは予想するだけだが、ぜひヘスティアには、主役二人に復讐して欲しい。二人の為に手を汚して全ての泥を被ったカエルスに酷い拒絶と冷酷な仕打ちでカエルスを自殺にまで追い込んだ罪は重い。
    タイムリープしてからのヘスティアは賢く明るく逞しく、とても魅力的でかっこよくて、応援せずにはいられません!

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