5.0
読んで損なし
中学生の頃読んでいました。懐かしいというより定期的に読みたくなります。長いけど。
月基地での前世の記憶を持つ7人を中心に物語が進みます。
最初は、記憶を持つ仲間を探したり、皆で前世の記憶をつなげて年表を作ったりと楽しい感じだが
前世での様々な人間関係や問題が現世で沸き起こってきます。
7人以外のキャラたちも個性豊かで、超能力者のミクロとか田村さんも良い味だしているし、
前世キャラたちが作り出す人間関係もすごくおもしろいです。
アドリブを入れた個所もあるそうですが基本計算されたネーム作りで、見事というくらいの傑作です。
作者の日渡先生は物語の構成力が高く、セリフも非常に練られているので、何度か読み直してみるとまた違った発見があったりします。
画も熱量が伝わってきて読んでいて好感が持てます。
ラストの方でじんぱちが「…ちぇっ」っていう場面が好きでいつまでも脳裏に焼き付いています。
もし読んでいない方がいたらぜひこのラストまで読み切ってもらいたいです。
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ぼくの地球を守って