赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる
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あらすじ
小さな息子を連れて、新しい街に引っ越してきた希(のぞみ)。隣に住む「理想的な家庭」の主婦、千夏(ちか)と家族ぐるみで仲良くなるが、じわじわと千夏への違和感を感じていく。おかしいのは私のほう?それとも千夏のほう?幸せな家族に見えても、心の黒い穴は埋められない。『消えたママ友』『今朝もあの子の夢を見た』『人生最大の失敗』を描いたイヤミス・コミックエッセイの第一人者、野原広子最新作、雑誌レタスクラブ連載に加え描き下ろし64ページオールカラーで構成。
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みんなのレビュー
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この作者さんはハズレなし
この作者さんの話は本当に興味深いものばかり。私は小学生と保育園児の母で離婚歴ありのシングルマザーです。このリアリティがたまらない。詮索してくる他人、興味本位で近づいてくるママ、距離間の近い他人のパパ…。自分も厳し過ぎる親かもしれない、他人の子どもがはちゃめちゃなことしてるとうんざりすることもある。でもうちの子どももはちゃめちゃな時がある。どちらにも当てはまる。何がいいのか、どちらがいいのかわからない。普通ってなんだろう。普通な人はいないのかもしれない。すごく考えさせられる。
by パンダミックス- 20
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5.0
最終話まで一気に。
続きが気になり最終話まで一気に読みました。
身近な内容でドキドキしながら読んでいて、自分に投影できる場面もあり、人との距離のとり方であったり、忙しく心身共に余裕がないときの子供への対応を改めて考えさせられる作品でした。
自分軸をしっかり持つことは大切にしながら、ある程度、他人との距離はしっかりとること、子供に優しくする余裕がないときこそ、できるのは、ただ抱きしめてあげること、〝よくがんばってるね、あなたのことちゃんと見てるよ〟と心に寄り添いうけとめてあげることの大切さを再確認させて頂きたした。by 8739親子- 13
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3.0
最後まで読むとある意味ホラー
隣人、ママ友の「あるある」が詰まっています。シンプルな絵だけど、だからこそリアルというか、身近なだれかを想像しやすいというか、だれかに当てはめやすいと私は感じます。
認知バイアスのせいで、ひとつ嫌なとこ見つけるとすべてを批判してしまう、わたしたち人間は、「守ること」をメインに人間関係を築きやすい。
でも、リスクを覚悟して少し立ち入って見ると、意外にうまくいくケースも多々ありますよね。
すぐに敵が味方かをジャッジするより、ほどよく距離を置きつつ、どなたのこともあまり嫌いにならないほうが、長い年月のなかでいい関係が作れる気がします。注意すべきは、いつも、噂話や愚痴が好きな方。そして、初対面で優しすぎる方(笑)by おねこさんがぷう- 5
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5.0
ミステリアスで面白い
話のテンポが良い。
先が見越せるようで、やっぱりな!と思わせるところが気持ちいい。
そして、2人のママの気持ち分かりすぎて、読んでいるとこちらの気持ちまで締め付けられるような気分になってくる。
人はみんな見かけとは違って色んな澱を持って生きているんだなと思わせる軽いタッチとは違う重い内容になっているし、なんと言っても最後のオチが、読み手によって変わってくる秀逸な作りの作品だと思う。by ネイビーブルーが好き- 1
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4.0
この作者さんの他の作品を読んでとても考えさせられたので、こちらも読んでみることにしました。
実際に日本のどこかで、いやあちこちで起こっていそうな、日常に潜む闇のお話ですね。怖い。
登場人物それぞれのふとしたセリフに心がざわつきます。
毎日の生活の中で、誰しも負の感情に振り回されてしまうことがあると思います。でも大事なものを見失わないでいたいですね。
子供たちが幸せに育っていけますように、ママたちの心も救われますように。by チールー- 2
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5.0