お母さん、優しいなぁ。
梓はやっと少し心の中を吐き出せたね。
諸行無常のせいで、仲がいい栞ちゃんにも、心配してくれる二橋くんにも、のりたまぁずの2人にも、本音の本音は言えなかったもんね。
お母さんにつきあってる人がいるって、ようやく言えたね。そしてそのせいで、うまくいかなくて相手を傷つけてばかりで、別れるしかないか悩んでることも。
いっぱい泣いたらスッキリする。誰かに聞いてほしかったんだね、胸のうちを。
土偶の目になった梓(苦笑)
私も経験あり(苦笑)
そんな顔をして、うどんを食べる梓を見て、お母さんは自分と梓が似てるから心配で優しかったんだね。だからどうしたいのか、どうしてほしいのかよくわかってたのかも。
こういう時に優しくしてくれると、穏やかなままでいられるよね。
こんなとき、お母さん、ありがたいね。
さぁ、次はのりたまぁずで少しリフレッシュして、元気をもらえるといいね。
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ちよにやちよに
101話
101. 夏休み①