藤四郎はさ、隠してることの罪悪感からなんていうか、千鶴のこと好きな故に自分がいい思いをしてはいけないっていう感じで、自重してて恐らく自罰的なんだよね。
でもそれは自分の罪悪感を少しでも減らす為に他ならなくて、千鶴の気持ちは何も考えられてなかった。
何も知らされず、夫から冷たくされ続けた夫婦期間の終わりがいきなりあれで、逆行前の千鶴は不幸すぎた。そこで思いを告げられて自死されても、心は救われたかもしれないけど、死を前にして後の祭り感半端ないし···
生贄のさだめから救うことができず、真実を告げられないのだとしても、さだめを変えられないのなら、少しでも幸せな年月を過ごさせてあげた方がよくないか? そりゃ真実を知った時の絶望は、幸せだった分相当なものになってしまうけど、それを受け止めて一緒に逝く(厳密には駄目なんだろうけど)のが隠してた藤四郎の責任のように思う。
今の藤四郎にそこまでの度量も覚悟もないだろうけど、千鶴に向き合い始めたのはよかった(逆行してる千鶴がそう仕向けてるのはあるけど)。藤四郎にどういう縛りがあるのかまだわからないけど、この先どこかで真実を千鶴に告げることができればいいんだけどね。まあ千鶴は知ってるんだが。
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千鶴の夜明け~わたしに一途な旦那さま~
014話
蛍と雪景色、それから…(2)