ちび殿下はもうすっかり気を許しちゃって、まあかわいい(笑)
自分が覚えてない自国の憲法をレオーネに示されて、以前なら癇癪起こしてだろうに、王太子たる自分が知らないのは恥ずかしいと素直に口にする。
レオーネも上手いんだけど、そもそも嫁ぎ先の国への忠誠心のなせるわざだろう。
そしていつの間にかルーファスも、自分でも気付かぬうちに警戒を解いてる。
そのことにびっくりしてるだけな気がするけど、ベルトルドは複雑? だって自分が惚れるくらい魅力的なレオーネなのだから、ルーファスが惚れたっておかしくないくらいに思ってそう(笑)
レオーネの良さをわかってもらって、みんなと馴染んでほしい思いはあるんだろう。だけどそれは自分だけが知っていた宝物が、皆のものになってしまうようで、更には誰かにとられてしまいそうで複雑なのかな。
彼女の人生をこの政略結婚で縛ってしまったと思ってるから、部屋や食事をできるだけのことをしたんだろうし、尚且つ仕事的なことを頼むのは負担をかけてると思ってる。そんなことないんだけどね。レオーネ楽しそうだし。
更には自分の思いをぶつけて妻であることを強いるなんて、ってことなんだろうなぁ。レオーネは妻としても支えたいはずなんだけど、ベルトルドにはそれを知る術がない。なぜなら避けてるから。
こうなると誰かキューピッドが必要だけど、レオーネならいつか、時間はかかってもベルトルドの壁をブチ壊してくれそうな気もする。
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金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ
028話
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