3.0
麗しい神仙の戦
修行で仙人となる世界観かな。
討伐された魔教主を救ってしまった医師が、生死を共にする契約を結ばされ、喧嘩しつつ助ける話。
地元の砦主は暴君のようで、娼妓が暗殺を企み、毒の材料を買い込んでいく。
しかしその毒は効かないようで……。
絵は非常に綺麗です。
丹田などの道教用語が説明なく出てきます。
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10702位 ?
修行で仙人となる世界観かな。
討伐された魔教主を救ってしまった医師が、生死を共にする契約を結ばされ、喧嘩しつつ助ける話。
地元の砦主は暴君のようで、娼妓が暗殺を企み、毒の材料を買い込んでいく。
しかしその毒は効かないようで……。
絵は非常に綺麗です。
丹田などの道教用語が説明なく出てきます。
なかなか込み入った家庭事情で、実家は強烈な貴族主義であり、妾の子である主人公を教育と称して虐待しています。一人目の夫はそれを憐れむ偽善者で、平民将軍の指示を聞かずに特攻して戦死。主人公は訃報を聞いても心が動かず、葬式に泣きもしないので、実家の大奥さまが激怒。将軍が王女の降嫁を望んでいるという流言もあり、王室の威厳を守る意味も兼ねて、主人公を仇と言える将軍に嫁がせます。将軍は部下を死なせた罪悪感からそれを受け入れ、復讐されることを望んでいました。しかし、主人公は前夫を愛していたわけでもなく、実家の意向を汲む気持ちもないので困惑。なんとか誤解をといて苛酷な実家に戻されないよう画策していくという話。
気の弱い主人公が自分の人生を取り戻せるか、将軍に絡み付く謀略を退けられるか、興味深いですね。
憑依か転生と思いきや、ゲームシステムが存在し、主人公が攻略情報とチートスキルで終盤まで進めたルートを無理矢理ねじ曲げる話。
この手の話だと「蜘蛛ですが、何か?」が有名だけど、バトル要素なしの内政のみで面白いかというと……。
跡継ぎの兄、身体の弱い妹やわんぱくな弟の間で皺寄せをくらう主人公。唯一の救いは絵を描いて具現化させることだが、それにより命を消耗し、 余命一年となってしまった。居場所のない実家を出て婚約者のもとへ押し掛けるも、政略結婚で他人同然。なんとか離れを貸してもらうが……。
実家での扱いはなかなかしんどい状態。兄弟よりも両親が問題ですね。両方ともバランス感覚や理性が足りない。主人公が亡くなっても後悔するのだろうか。
自殺未遂した皇太子妃に憑依して、呪いをかけられて過酷な状況の皇太子を支えるハートフルストーリー。
ちょくちょくギャグ展開があるので、思ったような陰鬱さは全くないです。シリアスな話だと期待してると面食らうかも。
まだ若い皇帝の作画が気合い入ってて笑えました。
指輪の伝説に囚われた帝国に、母后と共に隠れ住んでいた村を滅ぼされ、下女となった姫。母后の仇をうち指輪を取り戻すため、侍従長の愛人となる一方、詩を書く少年に心惹かれてしまう。だがその少年は、生母を人質にとられて隠れ里を滅ぼした皇子で……。
なかなか難しいテーマです。経緯を考えれば復讐すべきは皇帝のように思えますが、目の前で母を殺した騎士を許せないのも当然ですし。明らかな武力差があるのに降伏勧告すらせず襲撃したわけで。
敵国の少年に恋愛感情を抱くこと自体が祖国への裏切りだったのかな……いやー、きついね。
土壇場になって気付いた主人公はどうするのか。
冒頭できつねと言われてますが、途中から本当に悪女と変わりがありません。
しかも変におちゃらけているところがあり、ダークヒーローとしても格好よく見えません。賢いというより賢しいという状態。
これで聖女がもう少し思慮深く謀略を巡らせるタイプなら、権力闘争として楽しめたのかもしれませんが、場当たり的すぎて底が浅く、緊張感も切迫感もありません。
それぞれ個性的なキャラクターではあるのですが。
単なるキャットファイト。
子どもの書き方が丸っこすぎてぬいぐるみみたいです。
説明不足の父と暴走する娘に振り回される臣下たち。
魔物の罠にかかったり、身近な人物が処罰されたりでダークな話と思いきや、娘のフォローに回る父王。
いかんせん人形劇のような絵で、感情移入はしにくいですね。
話の展開はゆっくりだけど、ベロニカ姉さんが出てきたあたりからは面白くなってきたかな。
ディートリッヒとの親交も亀足だし、魔物と異能もしばらく説明が乏しいし、なかなか進まない。
ヒロインのちょっとずれたところが面白ければ耐えられると思う。
似てるなと思ったら本当に「王子と乞食」から着想を得たようです。
噂で憧れていた世界へ行き、現実を突きつけられてそれぞれ成長するのが「王子と乞食」なのですが、この話は入れ替わる前から身近にいて入れ替わっても成長する気配はありません。むしろどうやって成り済ますかがメイン。
ジュブナイル小説にあった示唆や教訓がなくなり、ただ単に子供っぽい話です。
面白い組み合わせではあると思いますが。
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不覚にも敵を救ってしまった