一人娘の入内で雲将軍と尊太后の間に不穏な空気が流れるものの、尊太后は軽くいなして異族を滅ぼす蛇毒の量産体制を確認する。人族の勝算は高くなるとはいえ、一度使えば不毛の地となる蛇毒は使い所が難しい。尊太后は前の遠征でも飢饉を無視して進軍していたが、同盟志向の浮丘家の隠し子であるのに何故異族を滅ぼすことに拘るのか。出自を伏せていることも気にかかる。
青艷は雪王の伝言を違え、霊妃は裏切りを悲しむ。毒を飲ませたことが尾を引いたのか、雪王に惚れたか、皇后がさらに干渉したのか。
皇帝は霊妃を宮中では珍しくないと慰める。
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THE QUEEN~稀代の霊后~
061話
第61話