セックス依存症になりました。
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あらすじ
女性にモテて、不自由のない性生活をエンジョイしてきた主人公・津島は、あるとき親しい女性に浮気を疑われて暴行を受ける。その事件を機に心身に不調をきたして、訪ねた病院でくだされた診断は「セックス依存症」。性依存や性倒錯の葛藤と苦悩を、当事者本人が迫真のリアリティで描く!!
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みんなのレビュー
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依存症との闘い
性の問題だけでなく、様々な依存症は絡み合っているという。
主人公のツシマ君は、性行為だけでなくアルコールにも依存。
彼は幼少期の父親からの身体と性的な虐待から自分を慰めないと眠れないという精神構造となって、そのまま第二次性徴を迎えて性的依存(女性依存)を深めていく。
そして中年期になって問題行動はピークとなり、精神科受診して自身が性的依存症と知る。
それからの自助グループでの回復の過程は、読んでいるこちらも辛くなるぐらい壮絶で、ツシマ君には頑張ってほしいと思った。
依存症は一生付き合っていくものであり、自分の癖や認知の歪みをしっかりと自覚することが大切だとわかった。
もし作者の方が当事者なのであれば、よくぞ頑張って描いてくれたと労いと感謝をしたい。by nikoさん- 146
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5.0
偏見
性的依存性を誤解していました。※セッ〇スが禁止用語なのでこう書きました。
性欲が強くて、性的行為しまくりたいという人のことを指していると思っていました。私も週プレで読んでましたが、とても為になりました。性的依存性はいろんなパターンがあるのだな、と。
そして私自身も依存なんじゃないか、と気が付きました。
自分の快楽はどうでもいいどころか快楽はほぼ感じたことはなくて、男が喜ぶことで心が満たされます。この満たされた気持ちがたまらなく快感で、性的行為を求めてました。
男が喜ぶ⇒私の身体、私という存在は価値がある⇒自分の存在感や価値観を確かめられる⇒という構造なことに気が付きました。
ネット上ではこの作品は賛否が分かれているようですが、性的依存とは何か、ということが知れる作品はこれしかないと思います。誤解や偏見を無くすいい作品だと私は思います。是非読んでいただきたいです。
ちなみに津島さんは今も性的シラフ継続中だそうです。by こんそめ☆ぱんち- 199
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5.0
これを読むためにめちゃコミに登録しました
こちらをTwitterで知ってから、毎週必ず週プレの連載で読んでいました。
グランドジャンプに移籍して、めちゃコミでも掲載されると知り、こちらの漫画目当てで早速登録しました。
この作品を、単純に「面白い」と言っていいのかどうか悩みます。形容する言葉を選ぶのが難しい作品です。
もちろん文句無しで最高に面白いのです。
しかし、簡単に(ある意味軽薄に)面白いと言うには、余りにも読後の感情が複雑すぎる。
読めばわかりますが、この作品は津島先生の人生そのものです。
トラウマ、心と体に受けた傷、乗り越えてきた過去、出会った人々、自身の率直な感想など…全てをさらけ出されています。
これでもかと迫り来る先生の人生を知り、一読者としても居ずまいを正さずにはおれない。
人生において、自己を知り、改革することは辛い。辛すぎる。津島先生ほどの過去をお持ちの方なら尚のこと。
それなのに、徹底的に自己と向き合われて、客観視されている先生に感服の一言です。
とにかくすごい作品です。
登場人物たちについては、もう十分すぎるほど作品中で心理分析されていて、個人的に腹落ちしているので、一介の読者があれこれ分析したりしたくないので触れません。
とにかく、この作品を読むと、人間の脳の不思議さと無限の可能性を感じます。
人間は哺乳類であり、地球上の動物と出自は同じでありながら、ここまで複雑な脳を持ったことから、全ては始まっている。
長ったらしく語ってしまったが、とにかくおススメです。ぜひ単行本化して欲しい!by Mmmmmh- 143
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5.0
すごく真面目な本
精神科病棟で勤務していたことがあります。その頃に読んでおきたかったと思います。漫画は娯楽の一環というのが基本ですけどこれは娯楽プラスすごく勉強になります。EMDRの使い手はあまりいらっしゃらないのでその治療記録としても興味深いものがあります(多少の脚色はあるにせよ)
精神疾患は本人の訴えや行動から判断するしかないのでその本人にどう見えていて、聞こえていて、思考し、行動してしまうのかというのが漫画という表現ですごくよくわかります。
精神医療に関係する人が読んでも面白いですし一般の人が娯楽として読んでも単なる娯楽以上のものが残る漫画です。by えむと- 84
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5.0
家族が性依存症です
この漫画が世に出てきて話題になって、性依存について少しずつ理解が広まってくれて嬉しいですし、もっともっと多くの人に読んで欲しいと思います。
コメントをいくつか拝見すると、「ほんとにこんな人いるの?」「どこまでホントかわからない。」といったものがありましたが、この漫画は多少の脚色はあるでしょうが、本当の話だと思いますし、性依存の人はいます。
というのも、家族が性依存で通院しており、自助グループへの参加もしています。
わたしもオープンミーティングに参加したことがあります。
その経験から、ああ、この漫画はすごくリアルだ。と、思いました。
作者さんはよく書いてくれたし、編集さんはよくこれを世にだしてくれたと、感謝の気持ちでいっぱいです。
この漫画では性がフォーカスされていますが、依存症のあらゆるパターン(窃盗、ギャンブル、自傷、タバコ、買い物、インターネット、株取引やFX、ゲームなどなど)全てに通じるものがあると感じました。
依存症の当事者も、その周辺の家族や友人も、依存症なんて遠い話だと感じる人も、読む価値がある漫画だと思います。by 匿名希望- 79
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