誰が敵か味方かと人を信じきれないところで、
心や身体の鎧を取ってホッと休めるのは奥さまの前
だけ。心から疲れを取りたい気持ちと、早く2人になりたい気持ちが溢れ出てる。
救護という需要な役割とはいえ、奥さんを連れて
きているのはトップの彼だけだから、二人きりになるのを邪魔する者は、羨ましい気持ちもあるんでしょうね。
もちろん今日くらい戦った者たちと祝いましょうよという気持ちのほうが大きいと思うけれど。
トップで戦中は誰よりも神経を尖らし、味方の中にも敵が潜んでいる、いつ自分が狙われるかわからない
場所に置かれたら、ただただ安心出来る人のそばで 早く癒されたいと思うのは普通の行動。
みんなお酒が入って気が大きくなってるのもあるだろうけど、程よいところで奥様のもとへ返してあげてね。
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軍神と偽りの花嫁
044話
宴