ヨルネズコさんの投稿一覧

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51 - 60件目/全327件
  1. 評価:5.000 5.0

    一生懸命藤乃さんを守る松陽さん

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    始まりは酷いお見合いの場面。
    叔父の康二が姪を相手の男性に紹介するのに、「この通り美貌も教養も無い出来損ないの姪で申し訳ない…」と。それに対して「霧島が潤うのなら犬でも猫でも貰いましょう」…なんて、酷い見合いか…。どうして黙って言われるままなのか…?
    お見合い数ヶ月前の二人の出会いは、藤乃さんの住んでいる離れの家の前を通りかかった松陽さんの被っていた帽子が風に飛ばされて、藤乃さんの家の屋根に引っかかった事から始まった。
    藤乃さんが布団を干していたから、帽子を取って本に括り付けて松陽さんに投げて受け取らせた。本は垣根の所に置いて欲しいと。そこから文通が始まったのだが…。何処にも出歩く事が許されない藤乃さんの幸せな気持ちは直ぐ打ち砕かれた。叔父に見つかり、罵られ、殴られそうになった時に、叔父の秘書が見合いに差し支えるからと止めてくれた。けど、それまで見合いがあるのを知らなかった。
    見合いの相手はあの松陽さんだけど、態度が全くの別人のようだった。
    そして見合いが成立して、結婚式もあげないまま松陽さんが藤乃さんの離れに引っ越しして来た。
    越して来ても、目も合わせない松陽さんに「お互い干渉せず居ないものとして…」と言われてしまった。
    藤乃さんは弟誠英の見合い相手だった事を知った松陽さん。ゴネた弟の代わりに見合いを受け入れた。新倉家に入って、叔父の会社に携わって見ると、叔父の康二が良からぬ事を計画しているのが分かって来た。結婚式をあげる前に、叔父を会社から切り離し、会社を建て直そうと考えていたのに、弟の誠英が、藤乃さんに兄と別れてくれと、兄には霧島に戻って欲しいと。そして元婚約者が藤乃さんに関わって来て藤乃さんを貶めたりした。邪魔が入る中、隠しきれない松陽さんは藤乃さんに打ち明けた。
    叔父の仕事の仕方に問題があると聞いても、たった一人の身内で、父の会社を受け継いでくれているからと納得できないでいる藤乃さん。
    そんな中、叔父が倉庫の一つの売買契約書を用意していた。そして急遽出掛けて行った先には、松陽さんの元婚約者の華族の神澤千景が居た…。この千景が先々邪魔をして来そう。二人の正式な結婚式はいつになるのか…。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    たった3話でおわった!!!

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    たった3話で終わり?だけど、濃くて切なくて、笑えて、幸せになれた話しだったよ…。
    桂(カツラ)伸次さん38歳。彼が兎に角明るい。仕事もハゲ繋がりの営業トークで高成績。
    だけど、明るい彼が髪の毛では密かな悩みがあった。ハゲ家系に生まれたから、父親も叔父も兄も見事なハゲ…。だから当然伸次さんもわかくして…大学時代から悩みの種になってしまった。
    5年前のお見合いは頭のせいで失敗したから、婚活恐怖症になってしまった。
    親が心配して買ったカツラは無駄足になってしまった…。と、そこに高校時代の同級会の案内が届き、一回こっきりだからとカツラをつけて出席した。
    案外男性はそれなりの年齢だから頭が薄くなっている。仲の良かった臼井(ウスイ)さん😅が、飛びっ切り明るくて、カツラをつけて来た伸次さんが後めたい気持ちになった見たい。
    一番憧れだった紀香さんに会って、当時お互い好きだった事が分かり、紀香さんは離婚をして子供が居るけど、猛アタックした。
    子供に合わせて貰えるようになって、何故か公園の池のある場所…?当然男の子は走り回り池に落ちちゃった!子供を助けたら伸次さんのカツラを子供が掴んでってパターンはコテッコテの演出だと思うけど、紀香さんは伸次さんが、前に子供の風船を取ってあげて居る姿を見て知っていた。
    二人は幸せになって子供もうまれて益々明るい家庭を築けた話し。生まれた子供も家系か?と少し心配しながら…お幸せに!\(^o^)/

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    言葉の伝え方って難しい

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    人それぞれ性格も違うし考え方も違う。育った環境も違えば習慣も違う。
    そんな中で出会った男女が恋愛して、共に生活してみる。
    するとお互いに、知らなかった一面を知って、それを何処まで受け入れていけるのだろう。
    日々の仕事や生活に追われて、つい後回しになって、溜まって行くとどこかで歪みが出てくる。
    愛しているけど、気がついて欲しい…、私を知って欲しいと思う反面、じゃあ自分は相手の何を知ったのだろう?と考えさせられる。
    お互いに一番知っているようで、知らない一面にふと不安を覚える…。
    そうして、ふれてはならない気がして、見て見ないふりして、会話もなくなると、そこに齟齬がうまれてしまう。話しをしてギクシャクして喧嘩をしないように…。解決を後回しにして、避ける事で安寧を得たと勘違いしていく。でもそれも心の奥の方では十分わかっいる…。
    一井先生の作品を読むと、日常にある人との会話の中で、自分はどんな感じで接しているのかと考えさせられる。
    言葉って大事。話して見なけりゃ分からない。けど、話し方やタイミングが悪いと、私はこんな事を言うつもりじゃ無かったと…。伝わらない事にイライラして惨めにもなる。
    だけどわかって貰えると嬉しくなって、やっぱり一番理解してくれると気持ちが楽になったりする。
    子供の頃に、お婆ちゃんが…人には添って見ろ、馬には乗って見ろって言うんだ…と。出会えたなら向き合うのは大事な事だと教えられている気がするけど、とらえ方は人それぞれだから、何が正解とか、不正解は無いんだよね。上手く言えないな…。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    もっと弱いところを見せて良いんだよ

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    …長女だから、いつも毅然と在れ、オルドランド侯爵夫人として、その名に恥じぬような立派な淑女にならなければならない…と、6歳の頃から婚約者がいて、繰り返しまるで“洗脳”のように言われ続けて来た。
    そんなクロエに、それ以外の選択肢など無いまま婚期が過ぎた。
    この中世ヨーロッパ時代の貴族間の結婚に対する考え方は、愛よりも家同士の政略結婚が優先されていた。
    そして成人が18歳で、婚期のピークの年齢だった。クロエは婚約者エルネストから2年待って欲しいと言われて、婚期を過ぎた20歳で、婚約破棄を相手から突き出された…。何故か、、、クロエの妹エミリィと婚約者エルネストが好き会っていて、エミリィが今年18歳になるのを待っていたからだった。早く言えば妹に婚約者を取られた。だったら、2年前に婚約破棄してくれた方が良心的なものを…。
    それを見逃さず、ずうっと、クロエに思いを寄せていたレオネルが、シスレー公爵家からの正式な結婚申込みをクロエの父親に申し出た。
    だけど、クロエはレオネルを初めて見たから、「もし私に選選択肢があるなら、愛して欲しい…」と、遠回しのお断りを言った。身分の上のレオネル家に身分の下のクロエ側からは断れないからだった。その要求を受け入れたレオネルは、婚約式が3ヶ月後の短期間でクロエに頻繁に会いに来た。
    慌ただしい3ヶ月の間に、政略結婚だと分かっていても、レオネルに心を開いて行くクロエだけど、長年心に刻まれた葛藤を拭いきれないままでいた。
    どうしても身構えて頑張って毅然とするクロエを見たレオネルは「もっと弱いところを見せて良いんだよ」と…。
    無事婚約式も終えて、初夜も…?無事かな…?のままで、クロエは朝目を覚ました時は一人だった…。
    だけどクロエが知っている以上にクロエを思っているレオネルはクロエを深く愛して幸せにしてくれると思う。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    わ~~~無料配分から一気に課金!

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    無料分多かったから、読み出したら止められなくなって、一気にに最終話まで読んでしまった。
    一応主人公はあかねさんだけど、事件の容疑者の一人になってしまった。
    貴島秀人が6人の女性を、月曜日から土曜日まで、掛け持ちで渡り歩いていた事がバレて、6人が結託して起こしたさつ人事件。
    あかねさんは土曜日だったけど、事実を教えられてからもしばらくは信じられなかった。
    だけど、女性達は全員秀人の住所も、仕事も知らずに、一番長い付き合いの野宮さんは4年の付き合いだった。
    最初は高井さんから接触して来て、リーダー的存在で、集合場所やふく讐計画を仕切っていたように見えた。
    だけど、いざ実行に移って見ると、芸能人栗山さんのリードになって行った。
    秀人の捕獲はあかねさんの家に泊まった次の朝、日曜日に決行。秀人の帰る道順から、捕らえ方、車の手配。その後は栗山さんの所有するマンションに運ぶ事に。
    最初は制裁を加えるだけで、命までは取る予定に無かったのに、憎さ余ってか皆で包丁で刺して秀人が亡くなってしまった。
    だけど、栗山さんは最初から計画の内だったと思う。遺体を入れる袋、車、全部完璧に用意されていた。皆の着替えまでもサイズに会わせて。
    そして、栗山さんの所有する山へ運ぶ時は違う車まで用意していた。
    全て終わった後は二度と会わない約束して解散した。
    けど、何週間か経ち、高井さんの訃報がニュースに流れて…。自分達が引き起こした事件が切っ掛けか?
    これからが恐怖の始まりになって行くようだ。
    だいたい、秀人が6人全員を愛していた。と言う歪んだ愛が引き起こした事件とも言えるかな…、
    でも良くもまあ、曜日毎に6人の女性の所に通えたもんだよ。少し秀人の子供時代からの回想があるけど、子供の時に愛されなかった分、たくさん愛されたかったらしい。金に群がらない愛が欲しかったと。
    自分の事は何も教えず、自分から本当に愛したのか?
    愛し方を間違えたらしいから、恨みだけ帰ってきた。
    あかねさんは中々忘れる事が出来ないでしばらくは会社を休んでいた。ようやくって時の高井さん事件。
    どんな展開が待っているのかな~。今までも心臓バクバクだったのに…。                …又全員集合した…ハァ(;-_-)=3

    • 8
  6. 評価:5.000 5.0

    本当のどろどろ劇は14話からみたい

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    兎に角絵が美しくて、見入ってしまった💦
    いきなり父親が、リリーから離婚を言い出された事、主人公のイザベラがコリンス家を破産させた事の始まりで…。父親を精神で病院送りにするイザベラが悪女のような…。
    読み進めると、火刑台の母娘が…から始まり、悪女と思われた娘イザベラが魔王の前に居た。普通魔王と言うと目を覆いたくなる程、醜くこわ~い(人?)と想像するけど、息も止まるかと思う程美しい(人?)だった。
    時を戻して欲しいと頼むイザベラに、3年の時戻しで条件付きだった。その条件は魔塔に居る魔王の息子(カイドゥン)を連れ出し、契約者になって1年以内に契約させる事。カイドゥンに会って見ると、これがまた美しい良い男…♡  当然連れ出し成功!
    それから3年前に戻ったイザベラの策略計画が始まった。父親は相も変わらず腹黒で、娘イザベラに愛情があるようにはみえない。その父親の浮気相手で、母親の幼馴染みキャサリンが、何かと仕掛けて来るが、前世での知識を逆手にイザベラがやり返す。そのやり取りが面白い。キャサリンの夫リッチモンド侯爵は歳が離れて、今は床に伏せっている。それを良い事にコリンス家(イザベラの家)に出入りし放題で、特に母親が居ない時に来ている。母親がろくでもない女だが、息子ジェフリーはイザベラの事が小さい時から好きだったようだ。イザベラのデビュタントに靴をプレゼントして、自分がエスコートしたい(イザベラに言わされだけど、嬉しそう)と。当然そこにはカイドゥンも出席する。(デビュタント出席は早い話し婿選びだそう)
    イザベラのデビューは、母親が元皇女だから、まだ空きのままになっている皇帝の座を、母親リリーが継げば自分がその夫になる。黙って居ても手に入る高位。もしイザベラが失敗しても、キャサリンのリッチモンド家が皇帝の第2皇子を押す核心派だから自分の立場が上位につく事が出来る。
    両天秤に掛けてほくそ笑む父親デミアンの悪い顔が、ぶん殴ってやりたいほど。だけど、イザベラにコテンパンにやられて、最初の場面になるんだから、我慢だ。
    13話まで一気読み!14話あたりからキャサリンや第2皇子アスターが出て来て、どろどろ劇が始まるんだと思われる。勿論カイドゥンや小悪魔ミューが活躍してくれるだろうし…早く再入荷お願い!🙏

    • 12
  7. 評価:5.000 5.0

    面白いくてサクサク読める

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    最近よくある途中から突然何~?って言うシチュエーション。
    突然、「大恋愛」の後結婚しました!ラッブラブ♡の美男美女の幸せいっぱいの結婚式。だけどこれは大嘘で、何でこうなったかの経緯からのお話し。夫役のエメリックは第2王子妃とのスキャンダルに巻き込まれてしまった。妻役のオリアナは美しすぎて?(羨ましい)困っていた。お互いの悩み解消の為、契約結婚をしましょうと言う提案をオリアナが持ち出した。その演技がベッドの中でも必要になるの?アハハハ…“君の顔は美しすぎるから誰にも見せたく無い…”って。それ契約に入って無いでしょう? 何処までが演技だかわからなくなって、多分両思いになって行くンだろうと言う話しだと思う。
    ただし、少しひねりが入って面白いのは、このストーリーはある小説の世界。その小説を書いた日本の普通の女性…本人がある日、本棚が倒れて、気がついたらその小説のヒロインに憑依した話しだった。
    オリアナの中の女性は、小説ばかり書いていた、早く言えば家から出ない(引きこもり)人だか。恋愛経験ゼロ…。ギクシャクした展開が面白い!
    だけど、やがてオリアナに執着してバッドエンドに追い込もうとするヴァンサンがやって来る。自分の小説だから先を把握出来るため、その回避の相手をエメリックに選んだ。エメリックもこのスキャンダルが元で、戦線に送られ戦死する内容だった。だからこの結婚で二人の未来が変わって行く…。だけど、ヴァンサンがオリアナに接触してきた(まだヴァンサンの顔を知らない時らしい)…ウソっ!ぞわっ!ってしたら、最終話に…。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    部長のせ、背中がビックリΣ( ̄□ ̄)!

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    会社では厳しいしかめっ面の部長が…何故かまことさんには甘々で、顔も仏頂面じゃなく、笑う顔なんかきゅ~~~ん♡なんだよね。
    飲み会の時なんか、馬鹿元彼と馬鹿女の喫煙所でのキスを見てしまった。早めに店を出たまことさんに、何気に声をかけた部長。その後静かな店で飲み直そうと部長が誘ってくれた。(後で、部長がまことさんを心配して追いかけて行った事を同僚から聞いた)
    部長の聞き出し方が上手だったのか、事の成り行きを全て話したまことさん。すっきりしたのか、お酒飲みすぎて目が覚めたら部長の家だった…。
    部長の提案で一緒に住む事になったけど、まことさんが戻らなくなったら馬鹿男の執着が始まった。自分は早速馬鹿女で一緒に住む事になったのではないのか?お前のような女と付き合うのは俺くらいだとか、あの親が居る30歳女…とか。(まことさんの親がどういう親なのかまだ分からない) 多分馬鹿女にはまことさんの事を話して、悪く言っていると思う。だから先輩社員に向かって見下げた態度に出てくるんだと思う。何も知らない新入社員、まともだったらそんな態度は取れないよ。後でまことさんと部長が買い物に行って、部長が席は外した時に、馬鹿女が声をかけてきた。
    馬鹿女でも、部長の素顔はしばらくわからなかったらしい。部長だと知るや、馴れ馴れしくしなだれかかろうとした時、スッと部長が避けて「仕事の飲み込みの遅さは能力差だと許容していたが、…」と言われたぞ!ザマアだね。早速馬鹿男に知らせて、仕事中なのに、まことさんの周りをうろついたり、人の居ない場所に連れて行って、声を荒げてまことさんの手首を掴んだ…。そこへ入って来た部長にほっとしたけど…。
    こんな馬鹿男何処かへ移動させて、ついでに馬鹿女も違う部署に移動させて欲しい。🙏

    • 116
  9. 評価:5.000 5.0

    ポディテブでかつアグレッシブ!

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    男尊女卑の濃い、中世ヨーロッパのある一つの街で、帽子店を営んでいたガブリエル。貧乏な下級貴族と結婚した為に、生活費が必要で始めた帽子店。貧乏と言うよりは、競馬や女遊びに浪費している馬鹿な旦那のせいだった。ジャック・バルサン…?(ゴキブリにバルサン?)だけに、ゴキブリ男と言おう。
    このゴキブリ男が愛人に子供が出来た話しで金が必要になった。その金をガブリエルに丸投げして、金を手にする算段だったらしい。はっ?何で私が…って言う話しで、ガブリエルが離縁を申し出た。
    『国は破綻している夫婦には財産分与と離縁を認めている』から…と。ところが、強欲ゴキブリ男が、店の名義は自分のだと言い出した。呆れても、そこで怯まないガブリエルが、三ヶ月の使用を条件に、新たに次の考えが浮かんだ。店を王都へ移す考えだ。
    髪を売って、その金で布等の材料を仕入れ、帽子を作り売って王都進出資金を稼ぐ事。3人の職人もガブリエルを信用してついて行く覚悟をする。
    ある日、バルサン家にカーライト商会だと名乗る(ニッキー)が、ガブリエルに会いたいと訪れた。
    けど、ゴキブリ男の愛人が自分です。とそこで偽の契約書を交わしてしまった。
    帰る汽車の中で、王都へ向かうガブリエルと出会い、全てを知るニッキー。逆にゴキブリ男達を嵌めて、詐欺罪と盗難罪で訴えると…。
    事を収めて、いよいよ王都へ…。最後にカトリーヌ夫人の計らいで舞踏会へ招待される。そこには当然ニッキーもいた。ダンスをしながら、ガブリエル商会を買いたいと申し出たニッキーに、自分の足で立ちたい!と。
    感銘を受けたニッキーは“貴女の信頼を1年で取り戻す”…の意味は?フフフ😁
    11話で終わったけど、次回、将来激突する二つの商会…と。益々気になる再入荷!

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    軍神様に8歳で嫁いで…歳の差は?

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    中世ヨーロッパ辺りの話しみたいだけど、何にも知らない小さな女の子が政略結婚させられた。「子を成せ、後継を作れ」と。両親の愛情を受ける間もなければ、友達と勉強したり遊ぶ事も無く連れて来られた…。
    旦那様と言えば、年に1回ナタリアの誕生日に戦場から帰還するだけで会話も無い。話そとしても、小さな女の子が、ギロッと見下ろしてくるクラウスがどれ程怖かったろうと思う。
    結婚して10年目、18歳の誕生日で成人する。兄は相変わらず「お前の価値は子を作る事だ。出来なかったらどうなるか分かっているだろう、」と。狡猾でクズの兄は軍神の力を借りてのし上がろうとする他力本願野郎。自分の妹に密偵までつけて報告させている。…もしかしたらその密偵は、時々やって来るアルノー?ナタリアに兄からの手紙を預かって来たとかあったから。普通は公爵家の侍従辺りから渡されるのでは?…
    10年目にして会うのが10回目のクラウスと帝都へ。皇帝陛下夫妻にナタリアの成人の報告をする為に…。
    行けば兄に会うだろうと憂鬱になるナタリア。そんなナタリアにクラウスからドレス、靴、ネックレス一式のプレゼントがあった。
    ドレス姿のナタリアに、クラウスが侍女に促されてネックレスをしてあげた…そのクラウスの耳が赤らむ?辺りからクラウスの人柄が少しずつ見えてきた。
    引き出しから取り出したハンカチを見て、小さな女の子が、初めて自分で刺繍(Kの文字)をしたハンカチ…小さな指は何度も針を刺したであろう、包帯が巻かれた両手の指は痛々しくて涙ぐましくなったと思う。
    クラウスはナタリアを気遣う優しさを持った人。不器用で優しい言葉もかけてあげられなかっただけ。
    帝都に行くと、早速クズの兄が妹に気遣う言葉もかけるどころか、信じられない事まで…。
    ナタリアはベルツ公爵家の娘エイダとお茶をする事になって…ナタリアに対して平気で傷つく言葉を…。
    これから先、クラウスがナタリアをもっともっと気をつけて見守って欲しい。

    • 12

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