5.0
どんどん良い話しになって行くと思う
オリジナル[独占先行配信]で興味が湧いた。12話だけで半信半疑で読んでいみたら、少しずつ良い話しになっていった。
ブルタージュ王国の王女リリスが、国王の父から嫁ぐ事を言い渡された。相手は大魔獣を討伐した元特務騎士団団長のダリウス・クロフォード。
しかし、ダリウスの“悪い噂”は数知れず、魔獣を根絶した後は酒に溺れ
、莫大な報奨金も使い果たして、女性関係も派手と言う事だった。
結婚式の始まる前にリリスに会いに来たダリウスが、「魔獣を倒している間に安全な王城でぬくぬく育ったお姫様とは背負っている物が大きく違う」と。そして「王命での結婚だ。人前では夫婦として装ってやる。俺がお前を愛することはこの先一生無い」と捨て台詞を吐いてからの結婚式だった。
ダリウスの城には侍女のルーナ一人を伴って行ったが、到着した時は従者のノエ一人が出迎えた。ダリウスは側近のクロードと街に出かけた話し。
勿論夕食は一人で…そこへ帰って来たダリウスは、またチクリチクリと突っかかってきた。まるで子供の様な所が。
翌日は男の子ユーリが案内にたった。お城の中は使って居ない部屋は汚れ放題で、掃除をする事に…。今まで顔も見せなかった従者達もやって来た。リリスを嫌うダリウスと同じ態度だったが、掃除をきっかけに打ち解けた。だけど相変わらずダリウスのリリスに対する態度は変わらず。
何故かと言うと、特務騎士団達の特別階級は永久契約だったのに、突然の契約破棄、その挙げ句故郷へ帰れと。
魔獣と戦って亡くなった者、体が不自由になった者、傷の保障もなく、使い捨てにされた。ダリウスから見ればリリスも同じ王族だから、近づきたくも無いのだろう。
リリスが洗濯物を干している時に、相変わらずの口調のダリウスだったが、リリスが躓いて転びそうになった時、咄嗟に支えてくれた。悪い人では無いから、向き合って見たいと思うリリスが、甘い香水の香りを嗅いだ。ニンギスと言う高価な皮膚病の薬。かつてリリスの母親も使っていた。。ダリウスの亡くなった部下の彼女マチルダを助けたいと申し出たリリスに、頭を下げたダリウス。
ダリウスも少しずつで良いからリリスに寄り添ってくれれば良いのに、愛想悪いから美しいリリスを狙う男が出て来た。リリスは俺がいただくと。又ひと波乱になりそう。
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追放された王女は冷酷騎士団長に囲われる~英雄の花嫁~