5.0
ロマンス詐欺じゃ無かったんだけど…
SNSで大ファンのショコラティエの、シャルル・ボジェットのバレンタインチョコレートを見つけて、投稿したミナさん。そこへ直ぐ返信があり、それをキッカケに三ヶ月メッセージのやり取りをして、シャルルから日本に行くと連絡があった。フランス人なのに何故か日本語でって、最初から胡散臭いけど、本人に会って数日観光して回って、すっかり信じてしまった。
たった数日でシャルルがミナさんにプロポーズをして、婚約指輪💍までくれた。会社も辞めて結婚の為に、フランスに向けて飛行機✈に乗り込んだ。そのミナさんを先にフランスに帰ったはずのシャルルが見送っていた。その顔は訳ありそうだった…。
ミナさんも空港で搭乗時間待ちの間にある作家の女性の“ロマンス詐欺”のニュースを見ていたのに、幸せいっぱいで人事に見ていた…。
けど、いざフランスに着いて見ると、シャルルは迎えに来れなくなり、待ち合わせのレストランにも来なかった。その挙げ句、スリに遭ってレストランの支払いも出来なくなってしまった。弱り目に祟り目で、ホテルの予約も嘘だった。
レストランのオーナー、レヴィに頼んで一月雇って貰い、シャルルを探して理由を聞こうとするが…。
本当にシャルル本人だったのか、そこから確認するために、レヴィやレヴィの知り合いの手を借りて、少しずつ分かり始めた。どうやら個人情報を隠している本人らしい。考えて見ると、シャルルの事は何も知らないまま結婚しか考えていなかったミナさんだった。
嘘かと思えば、本人がレヴィの店に現れるが、本当の事は話さないまま結婚しようとミナさんに迫るシャルル。
本当は凄く悲しい話しなのに、助けてくれるレヴィのおかげと、明るく健気なミナさんの性格が、ストーリーをドロドロ化しない前向きな読みごたえのあるものになっている。途中シャルルに婚約者がいたり、その女性が関わって来る。
シャルルは凄い資産家の後継者で、家同士の結婚で数万人の使用人を守っていかなければならない御曹司。ミナさんを本気で愛した?と思うけど、自分の意志を通すと、彼女に何が起こるか分からないからはっきり言えない。そのまま婚約者との結婚を選択して行く。
ミナさんが日本に帰ってから、レヴィが日本に会いに来て…♡
まだストーリーが終わらない!
先が気になるなぁ。
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美味しい嘘を召し上がれ~ロマンス詐欺から始まる恋?~【タテヨミ】