5.0
言葉の伝え方って難しい
人それぞれ性格も違うし考え方も違う。育った環境も違えば習慣も違う。
そんな中で出会った男女が恋愛して、共に生活してみる。
するとお互いに、知らなかった一面を知って、それを何処まで受け入れていけるのだろう。
日々の仕事や生活に追われて、つい後回しになって、溜まって行くとどこかで歪みが出てくる。
愛しているけど、気がついて欲しい…、私を知って欲しいと思う反面、じゃあ自分は相手の何を知ったのだろう?と考えさせられる。
お互いに一番知っているようで、知らない一面にふと不安を覚える…。
そうして、ふれてはならない気がして、見て見ないふりして、会話もなくなると、そこに齟齬がうまれてしまう。話しをしてギクシャクして喧嘩をしないように…。解決を後回しにして、避ける事で安寧を得たと勘違いしていく。でもそれも心の奥の方では十分わかっいる…。
一井先生の作品を読むと、日常にある人との会話の中で、自分はどんな感じで接しているのかと考えさせられる。
言葉って大事。話して見なけりゃ分からない。けど、話し方やタイミングが悪いと、私はこんな事を言うつもりじゃ無かったと…。伝わらない事にイライラして惨めにもなる。
だけどわかって貰えると嬉しくなって、やっぱり一番理解してくれると気持ちが楽になったりする。
子供の頃に、お婆ちゃんが…人には添って見ろ、馬には乗って見ろって言うんだ…と。出会えたなら向き合うのは大事な事だと教えられている気がするけど、とらえ方は人それぞれだから、何が正解とか、不正解は無いんだよね。上手く言えないな…。
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nest