5.0
何?…あまりにも酷いよと思ったけど
美琴があまりにも可哀想過ぎて、無理分4話だけ読んでからは、ずっと読まずにいた。
けど、最近一日無料分を数話読んでから、一気に課金して読んでしまった。
二人が“家同士の政略結婚で”、結婚式が終わるや否や、一希は友人と飲み会とか言って、一晩帰って来なかった。
起きて見ると「直ぐ帰る」の話しで会話も無く、「せめて朝食食べてからでも…」と言う美琴に睨みつけていた一希の顔が恐すぎて、最初はアウトと止めてしまった。
でも美琴と一希は小さい時に祖父の家で親しく遊ぶ仲だったし、ずっと一希が好きだった。
いつかは自分の事を受け入れてくれるだろうと期待していた。
帰る早々に、更に一希の「夫としての最低限の義務は果たすが、それ以上の要求をされても応えるつもりは無い」と。
「最低限の義務って何?」と言う美琴に、
一希が「妻として扶養する、十分な生活環境も与えるし、子供も作る」って…(/_;)
自分は一希を好きでも、一希に愛されずに子供を作る事には、さすがの美琴も言葉も無かった。
それに、一希の秘書だと言う千夜子が必要以上に夫婦の間に割り込んで来て、厭がらせどころか美琴を見下した言い方をしたり、美琴の頬を叩いたりして来るようになった。
それでも、一希を信じて家の中の事だけはキチンとこなしていた。
だが、日が経つにつれ、色々な疑問が湧き上がって来て、それを知るすべを少しずつ得始めた。
自分の祖父は一希を“神楽家の秘密”を知ったとして脅して、孫の美琴と結婚させたらしいと。
一希は美琴の祖父を恨んでいるし、当然美琴も知っているだろうと決めつけて、美琴に辛くあたっていた。
小さな頃を思い出して、一希も美琴の人柄を知っているだけに、少しずつ美琴を好きになり始める。
でも、千夜子が精神○○者のようになり始める。
そこで一希から事情を初めて明かされた。
一希と千夜子の事情は二人の入れ替わり。
一希はただの捨て駒のような存在だったの?
神楽家の会社を社長と言う肩書きだけで縛り付けて、千夜子の為に身をすり減らすだけの存在。
先が見えない中、一希が居なくなった。
美琴に自分の全てを残して、それと美琴の実家の今後の保障…そして『離婚届』。
友人に手伝って貰い、一希を探し出して空港まで行ったが、「本当にこれが最後…」と言われてしまった。
今時“家”に縛られずに二人で生きる選択肢は無かったのか!と叫びたくなった。
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仮面夫婦~御曹司は今夜も妻を愛せない~