5.0
両想いの二人だった
前に一度読んで居たんだけど、本はレンタルだったから、もう一回殆ど無料で読めるなんて嬉しい!
ぶっちゃけ幼なじみと再会して、紆余曲折して結婚までこぎつける話しだけど、息つく暇も無い殆ど次々色んな事にぶつかって、愛を深めて行くストーリー。
30歳の誕生日まで夢中に働いて来た遥さんが、前はアイドルで俳優のSORAの大ファン。良く考えてみると、大学と高校と中学に好きになった男性はSORAに似た男性ばかりだった。
それから小学生の時、6年生だった遥さんが、3年生だったSORA似の男の子を好きだった事まで思いだして行く。
この思い出の手助けを頼む幼なじみの同級生の猫作。この猫作はずうっと遥さんを好きで、遥さんが3年生だった男の子を好きな事を知っていて、意地悪や邪魔をしていた。
意地悪された事がトラウマで、遥さんは今でも猫作が嫌いなんだけど、猫作は遥さんが今でも好きだった。
SORAがこうちゃんだと分かって行くし、二人が接触して気持ちを確かめあっていく。
だけど、今話題のSORAと合うのは大変!それに、猫作との絡みも出てくる。
猫作は今や地元のワイナリーの社長になっている。この猫作が遥さんを庇って大怪我を負ってしまう。一時は猫作との結婚を考える。
SORAことこうちゃんの方も、小学3年の時にどうして急に引っ越しして行ったか、両親がどうして亡くなったか、芸能人になるまでとか、内容が濃い。
悲しい事もあるけど、前向きな生き方を選択して行くし、二人の友人や取り巻きが良い味出して面白い。
これは読んで見て欲しい。多分最後まで読まずにいられなくなると思う。
個人的には、東村アキコ先生の《かくかくしかじか、ひまわり、雪の花》も大好き!
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90
私のことを憶えていますか