5.0
実家で虐げられてきた自己肯定感の低い女の子が婚家で認められて幸せになっていく、王道のシンデレラストーリー。
赤毛でそばかすだらけで、おまけに吃音もあるマクシーの自己否定にイライラさせられる読者も多いだろう。
でも、彼女は城の内装を整えたり、人見知りだったのに騎士や執事や魔法使いなど新しく知り合った人たちととても頑張ってコミュニケーションをとっていったり、努力している、と思う。捨てられたくない、とか、嫌われたくない、とか、負の感情から来るものであっても、その努力を認めてあげたい。
純粋で健気で一生懸命で、回を追うごとにそばかすも赤毛も吃音さえも可愛らしく見えてくる。
夫のリフタンや魔法使いのルースとのやりとりも心和む事が多い。私はマクシーに幸せな未来が訪れるよう、応援して見守りたい。
読み進めるうちに、マクシーの笑顔をもっと見たいと思う読者がきっと増えてくるだろう、と思う。
今、めちゃコミでとても気に入っている漫画である。シンデレラストーリーが好きな人には、ぜひオススメする。
ほかのレビューを見て、英語版の小説があることを知った。そのうち、読んでみたい。
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オークの樹の下