グミーノさんの投稿一覧

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31 - 40件目/全79件
  1. 評価:5.000 5.0

    素敵なラブストーリー

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    「完璧な淑女」と言われたエリシアは火傷を負った事で、第一王子の婚約者候補から外れる。(それは事故では無いことが後で分かるが……)その後スラム育ちの第二王子のジルに会い、彼の家庭教師になるが…これは二人の主人公がそれぞれ自分の道を見つける物語である。
    まず「完璧な淑女」だったエリシアはその持てる力の全てをジル王子の教育に注ぐ。さしずめ「へレン・ケラーのアン・サリバン先生」と言ったところだろうか…野生児のヘレン・ケラーに洋服の着方から、文字を教えるなど、似たようなものである。ジル王子は母親が下女だったため王宮を追い出され、母親が亡くなってからはスラムで生きざるを得なかったが、第一王子の健康不安で王宮に連れ戻された。しかしスラムで育った経緯から国王一家と貴族に反感を抱いているし、貴族たちもジルを受け入れない。だがそんなジルをエリシアは一つ一つ心からの誠で、王子らしくする。この場合は「マイフェアレディーのイライザ」のようなものである。このあとある出来事があり、ジルは自分が本当に探していた女の子が、エリシアだと知る。そしてその頃エリシアの父親は、見捨てた娘を利用しようと迫るがそれにエリシアは立ち向かう。この二つの出来事辺りから、二人の気持ちが急接近する。そのあともまだまだ色々あったが、国王にも認められ二人は夫婦になる。
    エリシアは自分の力で生きる道を切り開き、ジル王子は人を信じられる人間になって、自らも尊厳を取り戻した。とても素敵な物語だ。
    少しエリシアが年上だと思うが、最後にはそれを感じさせないぐらいジル王子は威厳に満ちていた。(^^)

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  2. 評価:4.000 4.0

    猫の姿も可愛いかった…

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    妹に婚約者を奪われたマリーは、公爵から縁談が舞い込んだ事でその妹に嫉妬され「ブサイクな猫(ブサ猫)」に変えられてしまう。実は義母は呪術師の末裔で妹も呪術師だった。かろうじて逃げたマリーは縁談の相手のメルク公爵に拾われて、シフォンと名付けられて飼われる。恐ろしい噂のあった公爵は実はとても優しい人だった。そこで呪術を解く機会を得て、公爵にも気持ちを伝える。そして騎士団と共に呪術師の妹を捕縛し、父親に真実を伝える。しかし妹は父親には呪術をかけていなかったのは意外だった。マリーの婚約者だった王子に対しても、抗議してたし…しかし妹は実の母親に呪術を掛けて、◯に追いやっていたのには驚きだった!婚約者は第7王子なのに王妃になろうとして、計画的にマリーの婚約者を奪ったんだと思った。しかし失敗は、惨めな立場にしたマリーが「公爵夫人」になる事に耐えられなかったなんてね……嫉妬は人を狂わすんだな…
    しかしメルク公爵がかなり前からマリーを身染めていたのには、少し驚いた!マリーが婚約する前かららしい…しかし最初に公爵から縁談があったら妹はどうしたんだろう?恐ろしい噂がある公爵の婚約者になるマリーに嫉妬したのだろうか?

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  3. 評価:5.000 5.0

    婚約破棄もの?

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    伯爵令嬢のブリジットが、全くの濡れ衣で婚約者のジョセフ王子に婚約破棄されてしまうのですが……その後学年一番だけどやはり嫌われている(口が悪く無愛想)ユーリ・オーレリアスと親しくなり何かと気に掛けてもらえるようになります。
    そのうちどうもジョセフ王子がいろいろ企んでいた事が分かって来ます。ブリジットにバカになれとか、似合わないドレスを着るようにさせたりも、計画の一つだったとは……果てはブリジットを学校から追い出そうとして事件を起こそうとする(自分は表に出ない)が、ユーリたちが阻止します。その後ユーリの家で不思議な子供(ブルー)に会ったり、ユーリが兄に意味深なことを言われたり……どうやらユーリとは昔から何やら関係があったようで……ある夜突然ブリジットの何かが、突然目覚めたところで、配信は終わりました。ジョセフ王子が阻止したかったのはこれではないか?と想像しますが、なぜ王子が単独で動いていたのか?それとも王室の密命か?早く続きが見たいですね。

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

    凄く悪い人がいない…

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    精霊が見える伯爵令嬢が精霊に取り憑かれ過ぎている公爵を救う物語ですが、凄く悪い人が出て来ません。婚約者と噂された侯爵令嬢も公爵の事情を察していて、あっさりと解決してしまいます。(見た目には侯爵令嬢が公爵を振ったカタチですが…)精霊も資料が少なくて解明されなくてませんが、とにかく精霊がきっかけでお互いに自分に合う人を見つけた……でしょうか?
    精霊に関係無く、ヒロインのフィオナの兄がヴィンセント様(公爵)大好きなのが、面白かったですね。精霊が見えるが故に引きこもりがちで世間を恐れているフィオナの背中を、押してくれたのですから…本当のキューピッドかしら?

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  5. 評価:5.000 5.0

    面白すぎて一気読み!

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    冤罪で処刑寸前だったが、何故か婚約者に胸を刺され、気がついたら6歳に戻っていたヒロインのリーセル……最初は単純な巻き戻りかな?と思っていましたが、だんだんと不思議と思える出来事が次々と起こるんですね…巻き戻ると設定が変わったり、性格まで違うことがありそうですが、違いすぎて別人のごとくな人が登場してるんですね。「二人」……それでリーセルは冷静に考えます。性格が別人のごとくで反対だと考えたらピッタリな人は……
    今回の人生は、リーセルには親友と呼べる人が二人も出来たのが大きいですね。学友ですが知識も職場も様々で、凄く助けられてます。その親友に助けられて、遂に真相に辿り着きます。まだ狙いとかは想像の範囲ですが、リーセルも巻き戻り前の記憶があるとは「一人」には気付かれてません。「冤罪・悲恋・巻き戻り・乗っ取り・聖女の悪事」等々…いくつも惹かれる点が一杯です。
    早く続きが読みたいです。

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  6. 評価:4.000 4.0

    交雑種でも番…

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    弟と二人で暮らすヒロインがお城でメイドとして働いたら王子様に「番」だと見染められてしまってからの、葛藤の日々を描いているのですが…「番」だとここまで興奮するのか?と思うくらいなコメディタッチな描写があり、王子としての尊厳もないくらいでそこは面白かったのですが…「交雑種」でもそこまで執着するのがちょっと不思議でした。ヒロインのリリは交雑種ゆえに「番」の感情が分かりにくいし「番」を見つけた父親に捨てられて、母子3人で苦労してむしろ「番」に悪感情を持ってます。「番」だからではなく「私」を愛して欲しいと葛藤が続くのですが、王子が自分の体を壊す寸前迄薬で自我を抑えてくれてたり、弟のことを考えてくれていた優しさに触れて、王子の愛を心から受け入れ結婚するのですが…王子だからここまであけすけに「番」に執着する姿を見せられるのか?他の人(貴族・平民にかかわらず)でもそうなのか?比較があるともっと面白かったのでは?と思いました。家族を捨てた父親を持ったリリの話だけでは、ちょっと弱いな…しかし最後は弟共々幸せになれて良かったですが…姉が王子に「番」だと見染められても、父親の死を知らされても弟が凄くクールだったのが、印象的でした。

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  7. 評価:4.000 4.0

    狼は怖くない?

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    異能の一族のなかの無能だから呪われた王子に嫁がされたヒロインは、本当に間に合わせで、ドレスもブカブカで不自然極まりない。王子に会えなかったが森で狼に出会う。その狼が王子だと分かったが、ヒロインは優しく接する。むしろ王子の従者のライザックの方が、粗雑なのが面白い。そして王子は人の姿を保つ事が出来るようになる。それはヒロインの異能が目覚めだからである。なんとそれが王子とヒロインのキスだった!いかにものお伽話風である。しかし王子が人に戻ったので、お役目はお終いとばかりに、ヒロインの父親と義妹が来るが王子がそれを拒否して追い返す。父親はヒロインの「異能の力」を取り返したかったからである。そして再度父親が襲って来るが、ヒロインの異能の力で、これを完全に撃退する。その後王子とヒロインは幸せに暮らす。
    深刻な物語だが、狼の王子を揶揄したりのコメディタッチなところも多く、サクサクと楽しく読めた。

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  8. 評価:5.000 5.0

    複雑なストーリーで面白い!

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    間違った噂が広まり、婚約者の王太子から卒業パーティーで婚約破棄される事が分かった公爵令嬢のクレアはその前日に家出し、後で隣国の王太子と分かったヴィークと知り合う。その縁で彼の国に行き、愛し合うようになり婚約者になったので結婚の許可を得るために帰国したが……そこで妹の魔法が大暴走してヴィークが意識不明になる。実はクレアが皆から嫌われたのは妹の魔法だったのだ!ヴィークを救うために、巻き戻しを決意する。実はこれはゲームの世界でクレアはゲーマーだったが何故かこの世界と、ゲーマー(現代の日本)の世界を行ったり来たり出来ていた。(眠るとゲームの世界?)
    二回目の人生は前と違っていたが、だんだんとヴィークとも親しくなる。ヴィークも複雑なお家事情がある事を知ったクレアは、彼のために動く事を決意するが、その矢先にある事件が起こり…
    が現在配信されている分までで、その後の物語がどうなるか?少し予想は出来るが、クレアが本当に望んだようにヴィークを危険から助けられるかが、早く知りたいと思っている。配信が待ち遠しい!

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  9. 評価:4.000 4.0

    一途な男は明治生まれ…

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    大正時代ですから、二人とも現代から見れば「明治男と明治女」ですよね(^^)小さい頃から憧れてずっと好きで年下なのに、あの言い方には笑ってしまいますね。今風に言えば、ツンデレでしょうか?あの時代は年上夫が普通なので、蘭子が凄く戸惑っているのがよく分かります。その上会えば「早く結婚したい」なんて…
    しかし大正時代は良いことだけで終わってません。関東大震災が起こります。まだ二人はおままごとみたいで、ましてや燿一郎はおぼっちゃま育ち。そんな時に蘭子さんがすごく頼りになるのでしょうか?この先ふたりの絆が高まるような展開を期待します。蘭子さんが社交界でいじめられるかも知れませんが、しっかり守ってね。燿一郎さん!

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  10. 評価:3.000 3.0

    考えさせられる執着とは?

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    公爵令嬢レイラが事故で昏睡状態の間に、妹が自分の代わりに王太子の婚約者になり、子供まで出来ていた!にショックを受けて家出したら、自分の事を「運命の人」だと言う魔術師のリーンハイトに出会って、幻の王都と呼ばれる場所で次第に愛を育む物語ですが…終盤から事故に遇った真相とか王太子の執着とか、気になる展開で途中かなり疑問を感じる事がありましたが、最後まで読みました。
    しかし最後はレイラとリーンハルトが結婚して呪いが解ける……で終わるのですが、私的には全然スッキリしません!王太子の執着は受け入れられなくても、リーンハルトの執着は受け入れられたところです。レイラは王太子の執着に晒されたせいか、リーンハルトは呪いを解きたいから運命の人を逃したくないから、始まっているのに…
    王太子も可哀想です。婚約者が変わったのは「王命」です。王としては公爵家の力を味方に付けたかったでしょうね。そして妹の陰謀…に振り回された訳です。王太子がレイラを閉じ込めたり、最後は命を奪うのは彼の立場としては、仕方ない事でしょう。しかし王太子の暴走がリーンハルトに対するレイラの冷静な気持ちを払拭してしまったのだから、リーンハルトは王太子に感謝しなくては…と思います。レイラは幻の王都と言う大きな鳥籠に入れられた事を、全く気付いてないのですから…レイラの両親に対しては、特に何も感じません。普通の貴族の政略結婚ですからこんなものでしょう。
    最後に気になるのは修道院でレイラとリーンハルトを助けた修道女…彼女こそ200年前の最初の王女なのでは?と思ってしまいます。それと妹の最期です。彼女に対しても王太子は消したかった訳だと思いますよ。それから、リーンハルトに夢中になっているレイラは聞き流してますが、彼をよく知っている人がしばしば言う「怖い人」それにレイラが一生気付かない事を祈りますね。
    設定が面白い(運命人と言う呪い、幻の王都、王太子の真実、両親の本当の気持ち…)ので、評価は3ですが、真相を知りたくて最後まで課金して読んでしまったのはいささか後悔してます。最後まで読んだのに、全然スッキリしないです。こんな事は初めてです!設定が面白くなければ、評価は2ですから……

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