4.0
66話まで読みました。何とおぞましいユリアの過去…カミーユの壮絶な復讐…カミーユの愛は狂愛なんて簡単な言葉では片付けられません。
カミーユはユリアを自分に依存させようとしていた…と言ってましたが、ユリアに依存してたのは、カミーユだったんですね。不幸にも幼く人生を奪われたので「愛を知らず」、失ったものを復讐する事で取り戻そうとしたから、執着を愛だと混同していたのでしょう。しかし純粋にグレンの幸せを願うユリアの強さを目の当たりにして、自分の違和感を自覚してしまい(人生の大半を他人として生きて復讐に費やしていた)、グレンにユリアを託そうとしたのに…もう1人「狂愛」の人がいた!狂愛と言うより、狂人の妄想なんですけどね…まだ最終回まで読んでないですが、父親の狂人ぶりの暴走に呆れた息子の協力も得られそうなので、大丈夫そうですね。グレンとユリアに幸せが来そうです。
カミーユは復讐の為に手段を選ばす、悪事を重ねたのは彼の立場では仕方ないのかも知れません。それしか生き方を知らなかったからです。哀れとしか言いようがありません。2歳の時に救われた命は地獄の日々でした。ユリアの為に最期を迎えたのは、彼の束の間の幸せだったと思いたいです。謎を解明したくて課金してまで読んでしまいましたが、純粋に「面白かった」とは言えずもやもやが残ってしまったので、星は4つにしました。
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狂愛と純愛
066話
66話