5.0
深く人を描いた文学的作品
谷崎潤一郎の作品を読んでいるような、物語の深い深い海に入っていく感覚で読ませていただいています。
愛し愛され、出会い別れ、身体と心の変化を見つめ。生きるということの寄る辺なさ、またつながり合う喜びを思います。
描写力の確かさと、視線の冷静さも素晴らしいです。
文学でもあり映画でもあり、心に残りました。
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谷崎潤一郎の作品を読んでいるような、物語の深い深い海に入っていく感覚で読ませていただいています。
愛し愛され、出会い別れ、身体と心の変化を見つめ。生きるということの寄る辺なさ、またつながり合う喜びを思います。
描写力の確かさと、視線の冷静さも素晴らしいです。
文学でもあり映画でもあり、心に残りました。
絵もストーリー展開も高クオリティで、子どもにも読ませたい(私の中ではかなり評価が安定してないと思わない感想)マンガに出会えて嬉しかったです。
夫の実家が山里で農家なので、農事や山のことは親しみがあり、静子さんの真摯な向き合い方が素敵で、タイムリープ系につきもののツッコミを忘れて楽しませていただいています。
転生ものでも、いろんな切り口があるなかで外科の名医が若い女性で、かぁ…とツッコミどころを探しながら見ているところがありましたが、エリーゼの一貫して医師であろうとする姿勢が良いと思いました。
男性の顔の見分けがつきにくかったり、高貴な人が微妙に魔法が使えたりはちょっと残念な気もしつつ、でもストーリーは楽しませていただいています。
絵のタッチも、主人公の造形も、ひと味違う作品だなぁと軽い気持ちで読み始め、きちんとリアリティのある展開ながらもどこかお伽話のような危うさがあって、ユニークだと思います。
うみこさんのお人柄に、読んでいる私の気持ちが救われることがたびたび。
映像という芸術表現にも興味がわきました。
漫画アプリの「人気作」をいくつも読んでは、人物造形も背景も、展開もどうしてこんなに薄いのだろうか…と読み疲れていたところ、おすすめにあがってきたので拝読。
坂道のアポロンが名作すぎて、なんとなく手出ししそびれていたことを悔やみました。
良い漫画は、良い文芸作品に匹敵します。素晴らしい絵と物語です。
人物も背景もストーリーも丁寧に描かれて、作者の人柄を感じさせる、魅力的な作品だと思います。
マンガっぽい不自然な展開はなく、素朴なタッチの絵柄でロングセラーの児童文学を読んでいるような安心感。
まだお話の半ばでこの感想を書いているので、続きをじっくり楽しみながら読みます。
文学に親しんでいる子なら高学年くらいから読んでほしいです。
線は細めだけど、おもしろい設定だな…と思いながら読み進めて、やはりデザインの細さは気になるものの、御園くんと陛下の姿勢の良い淡い恋心がさわやかで好きになりました。
自分が年を食ったことがよく分かるのですが、出てくる男女それぞれの、揺れ動く心がどれもあるあるで複雑な気持ちで読みました。
結論を言えば、夫婦は共同生活者なので、お互いさまの悪いところは少し我慢する、ちゃんと感謝を口にする、どちらかが求めるなら気がのらなくてもほどほどにスキンシップをする(推しでも思い浮かべて)、でやっていけるかなぁと思います。子どもがいないなら、別れるのもありだけど…
銀太郎さんから少しずつ自然にいろんな情報がもたらされるのですが、品良く美しく、たおやかで背すじが通っていて、その魅力にひきこまれていきますね。
独特の空気感も好きですし、銀太郎さんのお顔が好きです。
二ノ宮先生なので、期待はしていましたが、相変わらず女が強くてぶっ飛んでるし、男は可愛いくてポンコツですね(いや実際は有能なんですが女たちとの関わり合いにおいては…)
若干オカルティックな要素もご愛嬌。何よりなじみの少ない貴石宝石の知識が楽しく分かりやすく解説されてお得感も!
私のおばは良いものに拘る人なので、やはり間違いないなと思った次第です。
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