3.0
復讐の進み方は超ゆっくり
61話までしかまだ読んでいませんが、先が長いのでとりあえず評価しておきます。中華圏(でもチマチョゴリっぽい服が出てくるので韓国産?)の話ではありますが、類似の話に比べて中国物に詳しくなくても分かりやすいほうだとは思います。でも、冗長な話運びではあります。
ヒロインの偽木綿は、愛した景王が皇帝になるのに力を貸したのに、幽閉され、唯一の息子もないがしろにされ、最後は皇帝と姪との間に息子が生まれ、木綿はコロされてしまいますが、景王と知り合う前に死に戻ります。死に戻りを自覚した木綿は、悪賢い景王に復讐を誓います。
ですが、復讐の進み方はかなりゆっくり、かつそんなに上手くいっていません。復讐サクサクスッキリを望む方には向いていない作品かと思います。逆行前の記憶を木綿が上手く利用しているとは言い難く、軽率な行動もしており、景王の悪だくみを上手く阻止できていなくて歯がゆいです。第60話辺りになってようやく景王の秘密の武器庫を壊滅させることができてちょっとすっきりできたぐらいです。ただし、景王は誤魔化すことができて危機を逃れたので、未だにモヤモヤが残っています。
死に戻り後の木綿が第一皇子の秦王と想いを通じられたのはよかったのですが、秦王は後ろ盾のために元の婚約を破棄できず、木綿は側室になる予定です。中華圏の皇室の話では、一夫多妻は仕方ないと言っても、やはり切ないです。もう完結していますが、秦王が木綿を唯一の正室にして他の女性を娶らない結末だといいなと思います。
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皇后偽木綿