5.0
ものすごく良かった
あの時選択した行動が、未来をどう分けるのか。感情の描写と、リアリティのある物語にひとつまみのファンタジーが、さすが藤本先生です。
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22622位 ?
あの時選択した行動が、未来をどう分けるのか。感情の描写と、リアリティのある物語にひとつまみのファンタジーが、さすが藤本先生です。
マンガなのに映画を観たくらい、胸いっぱい、お腹いっぱいになる作品でした。視点がほとんど常に主人公で構成されているけども、全然飽きがこない。映画ってそもそも編集(あたりまえだけど)されたもので、削ぎ落としていった先に美しいもの、またはおどろおどろしくても制作者が見せたいものが形になったものなんだなと、考えさせられました。時折別アングルから現実を挟み込んできて、でも、それすらももしや...と思わせる、画面越しとの切替がとても秀逸でした。
原作とテーマゆえか、ひとつの映画を見終わったような、とても心に染み入る作品でした。不遇の時代を何度も乗り越え、主人公の芯の強さや、主人公を支える暖かな家族に救いがあります。中国残留孤児について、文字しか知りませんでしたが、一人一人にこういった出来事があると思うと、いたたまれない思いを抱きました。
よくある異世界系だけど、たんたんとしているわりに、スケールがでっかく展開していくのが破壊力あります。主人公がチートすぎてすごい。
一回り近く上の夫とは熟年離婚一歩手前の関係からの、一回り以上年下さわやかワケあり青年への揺れる思い、振れ幅すごいけど、絶妙な描写で続きが気になります。
仕事で、この作品に出てくるような、世間で言う対応に困る人がわりと来ます。なぜそこで急に怒るのか、無理を通そうとするのか、相手の立場が理解できないのか、逆にこれまで周囲からどう扱われてきたのか。。もちろんこれがすべてではないけれども、その先っぽを垣間見れたような気持ちにさせられました。
とても優しくて、哀しく、愛しい物語です。ポートが時々赤僕の実に見えてくることもあり、懐かしさとともに拝読しました。
学生時代とは違う、既婚者ならではの悩みや、親の介護、シングル、様々にこじれた人間模様が描かれています。ケイク先生の描く男性のスーツ姿、かっこいいです。
絵は癖がありますが、それを上回るストーリー展開に、ドキドキハラハラさせてもらえます。映像化されたらかなり幻想的だろうなと思いました。
告白した、された時のモヤモヤ感がすごく上手に描かれています。もっと続きがきになる!展開を読み手に自由に妄想させてくれます。
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