5.0
人物描写がうまく惹きつけられる、けれど
この作家さんの話を読むのは2度目。「かろりのつやごと」に続いて、です。
共通するのは、主人公は見た目ではなく、その心根や言動のよさで異性に好かれるという点。
主人公は若い美人でもなくスタイルがよいわけでもない、それなのに相手の心を鷲掴みに。
それが読んでいて納得させられるほどよく練られていて無理がないのはさすが。
けれど話の持って行き方に決定的な無理があるので、☆ひとつ減点しました。
それは、主人公の夫が部下の派遣社員(男前)に、妻(女らしさを失っている)の誘惑を頼むという。
いくらなんでもありえないでしょ、バカバカしい。
そんな罠をしかけて妻が色っぽくなったら嬉しいわけ?自分が男磨きして惹きつければ?とつっこみたい。
というわけで、初っ端に無理があるので、感情移入は難しく。
周囲の人々の細かい設定などは面白いしよくできているだけに、惜しいです。
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ふれなばおちん