4.0
他人ごとではない
発達障害の子を育てながら感じていることは、昔はこういう子は当たり前にいたんじゃないかなぁと言うこと。障害について勉強するにつれてわたしにもその傾向があるような気がする。この話で語られるエピソードのひとつひとつが他人ごとに思えずあるあると笑ったりつらさが身に沁みてきたりする。色々な意味で感情が揺さぶられ作品だった。
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発達障害の子を育てながら感じていることは、昔はこういう子は当たり前にいたんじゃないかなぁと言うこと。障害について勉強するにつれてわたしにもその傾向があるような気がする。この話で語られるエピソードのひとつひとつが他人ごとに思えずあるあると笑ったりつらさが身に沁みてきたりする。色々な意味で感情が揺さぶられ作品だった。
メスを使うわけでもなく、そんなに体力要らないんじゃないかなぁと言うのが精神科の印象でしたが時には駆除業者になったりとこれほどまでに患者に寄り添うのは並みの体力ではできないなぁと本当に医師以上の存在だと敬服しました。
同じ作者コンビによる自サバ女の話よりもよほど面白くてリアリティーがあった。妊娠出産はそこまで行き着くのも大変だしその後続く子育て仕事といくつものハードルがありそれを周りの支えがあって乗り越えて行くものだけど始めからサポートありきで振る舞うと軋轢も出る。皆んなで生みやすく育てやすい社会になればと願います。
シングルファーザー二人の同居生活なんて言うとむさ苦しい男飯かと思ったら何とも細やかでわたしたちの実生活にも参考になりそうなメニューに思わず釘付けになってしまった。きちんと言葉に出さなければ伝わらないとかハッとさせられるやりとりも出てきて料理以外にもいろいろと考えさせられる作品になっている。
ああ、泣けてくる。修復出来なかった父と娘、手探りで孫育てをする祖父、あれこれおせっかいする友人…どこか不器用で微笑ましい。そして厳しい環境の下子どもらしい振る舞いを許されずどこまでもいい子でいるニタくん。彼が早く子どもらしいワガママが言えるようにと思わずにいられない。
「たまご定食」ってたまご料理ばっかし出てくるお話しかなぁと読み始めたら何か違う。よくよく見たらタイトルを勘違いしてました😅メニューはなく、お客さんの顔を見て滋養に合ったものを作る素敵な話だった。料理をだすことによって生き別れになった父親とたまこがふれあっているように思えた。
わかっているようで実はよくわからない生活保護という世界。支援を知らずに窮した暮らしをする人もいれば法制度を熟知して食い物にするやからもいる。本来は皆が幸せになる権利を後押しするはずの福祉がどうもそうではないのかもと読みながら感じた。最低限度の生活とは一体何なのか。
そういうタイトルの映画があったからだろうけど…ティファニーってレストランではなくて宝飾店。ウィンドウ眺めならパンをお行儀悪く齧るヘップバーンの姿が印象的と思いつつこの作品はアラサーの悩みと朝食と言う取り合わせ。美味しそうなモーニングとコンビニおにぎりの落差に笑えてくる。
働き方も多様になっている昨今では訳ありの人ばかりが夜間の保育園を利用するわけではないし、保育園も誠心誠意真心こもった居場所作りを必要とする。キワモノ的でなく普通の日常のように描かれているのが嬉しい。ただ園児の名前にキラキラが多いのは気のせい?
世の中で生きづらさを感じている者たちの寄合暮らし、という感じでしょうか。大部世の中いろいろと寛容になりつつありますが多様性が受け入れられているとは言い難い。みんな違ってみんないいと言うようになればいいなと思いながら読み進めています
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