5.0
人物画が魅力的
ベルブロン王国のヴィルキャスト家の長女ララは、水魔法が使えない事で、実母亡き後、実父や継母、弟妹からも虐げられて育つ。しかし、水の汚染に苦しむトゥルムフート王国に妹の代わりに嫁ぐ事になり、水魔法が使えないララは、思い悩む。トゥルムフート王国に嫁ぎ、初めて温かい人達に囲まれ、貴族らしい生活を送る事ができ、次第に、教養や本来の美しさを取り戻し、おまけにすぐれた聖魔法使いである事もわかる。水の汚染が浄化され流行り病も落ちつき、繁栄していくトゥルムフート王国。一方、ララが居なくなったベルブロン王国は、水が汚染され、かつてのトゥルムフート王国のように流行り病で、民は苦しみ、ヴィルキャスト家も困窮して行く。その上、ララが聖魔法使いだと知るやいなや、結婚式参加にこぎつけて、ララを取り戻そうと企む。どこまでも腐ってる家族。前婚式での失態は、見ものだった。ララが無事で良かった。
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灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚