ここまで極端でなくてもこういうふうに真剣に他者の心と身体を大切に考えて尊重してくれる男の人が多かったらなあ。人生のはじめの方で出会う男性はこういう人が良かったな…
とはいえライカさんにとって人間との接触の始まりは地獄だったのを思うと、千夜子さんの体を慮ってくれると思った、といえるような整くんだからこそ自分から触れてみようとできたんだろうとか、こんな綺麗な関係を持てて良かったなとかしみじみ思いを噛みしめながら読み返しています。
千夜子さんの経験にならない、ライカさんだけの思い出。ライカさんだけの記憶として持っていくのが天使のお願いみたいな重いものだけで無くなってよかった。
この頃この作品を読んでしみじみしてばかりで、各話コメントにひたすら「しみじみ」を書き連ねてしまいます
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ミステリと言う勿れ
163話
episode19-4 -行く春はおまえのもの- -2