5.0
これは良いヤンデレ
最近ヤンデレが自分の性癖にめっちゃ刺さることに気がつきました...これは本当に刺さります😭
幼くして、身体に心に大きな傷を負い、大きすぎる魔力を負った少年アリステアと、彼の師匠となった駆け出し魔術師のララ。
可愛い愛弟子の心の傷を慮り、慈愛深く、心から慈しんでアリスを育てるララに、いつしか少年は恋心を抱く...。ここまでは、切なくて美しい物語です。
12歳のアリスの熱を見ていると、年下は対象外、年上の男が良い、というララのことも、いつかは根負けさせたんじゃないかな~、とも思えます。逆年齢差も大好きだから、そのルートも見てみたかった。
けれどここで、討伐出来なかった竜から愛弟子を逃がし、自らも死を逃れる賭けとして、ララが自らに、20年後に解ける石化の魔術をかけて、竜に飲まれたことで、大きな変化が訪れます。
竜を見つけて討伐するまでに3年、そこから17年という長い歳月、石像と化したララただ一人だけに想いを募らせ続けるアリステア...。
ものすっっごい一途です😭
まだ無料の24話までしか読んでいません。この先明かされるのかな。アリスは、この石化の魔術がいつか解呪されることを知っていたのでしょうか。
いつかを待ち続けたのか、自分で石化を解く方策を探し続けていたのか、解呪の可能性を知らず、それでもたとえ石像でも「ララ」ひとりしかいらなかったのか...
彼女を喪った長い年月の、彼の苦しみを思うと胸が痛くてたまらないし、彼女の、彼らの時間が動き出した時の、込み上げるものを思うと、そちらもやっぱりめちゃくちゃ胸が痛いです。
美しかった少年アリスが、かなり拗らせた32歳になっちゃいましたけど、これはララ、逃げられるわけがないね...
過去へ現在へ行きつ戻りつしながら、魅せ方も描写もとても丁寧で、絵も綺麗。
心がゴトゴト揺さぶられます。これは続きが読みたくて、ポイント購入してきました😁
楽しみに読みます!
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】