5.0
なんでも無い話ではない!
最初は、なんて事のない転校仕立ての高校生の話かと思い、読み始めました。
ただ、生い立ちの違う2人の高校生のそれぞれの家庭環境が語られるうちに、奥の深さが感じられるようになり、全くタイプの違う男子高校生が、ジャズの演奏を通じて、心を通い合わせる過程が丁寧に描かれています。そこには家庭に居場所かわなく、人知れない孤独を抱えている、2人の人間の気持ちが交錯しながら、お互いがかけがえのない存在になっていくであろうなと、引き込まれるように読み進めてしまいました。秀作だと思います。
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坂道のアポロン