5.0
45話まで読みました
物語の核に聖女という存在があります。不思議な力を持ち、人々から崇められる存在です。聖女の判別に使われるのが、乙女の百合、と呼ばれる特別な百合です。
ヒロインのエルヴィラは乙女の百合を咲かせ、聖女として、アレクサンデル王の婚約者として過ごしていましたが、平民出身のナタリアに心変わりしたアレクサンデルにより、偽物の聖女であると一方的に断罪され婚約も破棄されます。
そこへ現れたのが隣国の皇太子でした。かねてよりエルヴィラに心惹かれていた皇太子に口説き落とされる形で、エルヴィラは隣国に聖女として、皇太子妃として居場所を見つけます。
一方で、聖女を失った国内は天変地異に見舞われ、人々は動揺します。新たに聖女となったナタリアは自身が贅沢に暮らすことしか考えておらず、しきたりを無視したり、乙女の百合の偽物を拵えたりとやりたい放題です。アレクサンデル王は国内を鎮める為に隣国の皇太子妃となったエルヴィラを奸計を弄して拉致します。
というのが45話までのあらすじです。
皇太子の溺愛ぶりにエルヴィラが次第に絆されていくところ、野心家ではあっても頭の足りないナタリアの放蕩ぶりが見どころです。アレクサンデルがあまりにもゲスいので、どうやって破滅するかが楽しみです。
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王妃になる予定でしたが、偽聖女の汚名を着せられたので逃亡したら、皇太子に溺愛されました。そちらもどうぞお幸せに。(コミック)