5.0
無能と虐げられて育った主人公
よくある設定と低く評価する人もいるかもしれませんが、ジャンルとして括って楽しめばいいと思いました!
10歳までに神から授けられる能力が発現しなければ、呪い子と言われて人々から蔑まれる世の中のお話。幼い頃に養子として迎えられ、呪い子となってしまった主人公が、位の高い家から縁談を持ちかけられる。血のつながらない弟は、3歳に能力が発現し、親から大切に育てられ、縁談は弟だと思っていたら違った。というところから始まります。
呪い子とされていた文は、実はとても珍しい能力を授与された者だということが次第に分かってきて、その力を狙う者に弟が利用されてしまいます。
一方、旦那様になる正治は、初めは文の力を守る?手に入れる?ために縁談を持ちかけますが、次第に文の魅力に気づき、大切にしていきます。
2人の初々しい恋も可愛らしく描かれていて、とても素敵だと思いました。
これから、文の力がどうなっていくのか、文を狙う者とどう立ち向かっていくのか、正治とどんな恋をしていくのか楽しみがいっぱいです。
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東郷家へ嫁いだ話