3.0
寄り添う
いい意味で簡潔な人物描写で、主人公のもやもやな感情にフォーカスして、自分自身を取り戻していくストーリーはいい。
でも、"寄り添う"っていう一番大切な部分の描き方まで簡潔で、うーん、それだけ?となってしまう。安易に寄り添うって言葉を使わないで欲しかった。
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1595位 ?
いい意味で簡潔な人物描写で、主人公のもやもやな感情にフォーカスして、自分自身を取り戻していくストーリーはいい。
でも、"寄り添う"っていう一番大切な部分の描き方まで簡潔で、うーん、それだけ?となってしまう。安易に寄り添うって言葉を使わないで欲しかった。
私は好きです。なかなか本題に辿り着かないとのご指摘もありますが、絵の美しさも相まって、壮大な抒情詩のような始まり方が、とても新鮮で引き込まれました。けれど最後の最後に、こんなどうしようもない悲しみが待っていようとは。
溢れ出る叫びがスピード感のある文字の連射で描かれたかと思うと、花びらの落ちる静寂の中で悲哀を描く様な、緩急のある感情描写で心掴まれました。
テルとリュウの、特にテルの生きてきた“人生"が、そしてこれからが、なんと残酷で苦しく、でも美しく悲哀に満ちていることか。孤独と絶望の中で死んでいったゲン。ただ一つのこと以外は忘れてしまったナナ。テルとしっかりと手を繋ぎ共に前を向いて生きてきたのに、やっと奪い返した王座についた時、"弟"のようなテルを失っていたリュウ。
大人達の思惑の中で翻弄された、4人の若者達の人生を想う時、蝶々の子守唄が悲しく響きます。血生臭い殺戮と醜い権力争いの真っ只中で生きた、激しくも哀しい美しい生き様。
どうしようもなく悲しい。
うーん、この話数は最初から決まってたんですかね、それとも大人の事情で無理矢理終わらせたんですかね?どちらにせよ、物語後半の描き方が中途半端で説明的で薄っぺらい気がします。
悪魔は誰の中にもいる、それを認めて受け入れて前を向いていくことが大事。それがテーマなんでしょうが、それはその通りだど思います。でも"語り"でそれを言われても、説教っぽくなるし、何より主人公がその思いに至る気持ちの流れがよく分からない。
この話は、詩と美園の共依存あり、美園の恐らく何らかの人格障害あり、で、現実的にはそんなに簡単に済む話ではないと思う。離れること、距離を置くことは重要だけど、共依存、人格障害の扱われ方が雑で、美園のセンセーショナルな部分が強調されるばかりで、本質が描かれてない。2人の苦しみ、葛藤など、もっと細かく丁寧な心理描写が必要だと思います。
何かのエピソードとして、ちょっと触れるならともかく、真っ向から向き合って題材として取り上げるなら、"悪魔"とまで表現するならば、もうちょっとしっかり勉強して取り組んで欲しいと思います。そうすれば物語に深みも出て、テーマもより説得力が出ると思う。
詩が紘の実家に住み、紘の継母の綾子さんと3人幸せに暮らし、実母から差し入れの荷物が送られ手紙が入っていて、時間はかかるかもしれないけど、母親とも分かり合える時がくるよね、あー良かった、幸せ、めでたしめでたし、では終われないはずです。
続きが気になって最後まで読みましたが、ポイント返して欲しい気持ちです。
私も作者さん買いです‼️
登場人物達が一癖も二癖もあるキャラクターで、心理描写も丁寧で、タイトルも含めて奥が深く、テーマがしっかりしているストーリーなところが大好きです‼️
今回も意味深なタイトル。テトテトテは、手と手と手なんだと思われますが、握手も出来なくなったコロナ禍の時代を、テトテトテと、たどたどしくも少しずつ前に進んでいこうとしている、今の私達の様子を表している気がします。登場人物3人が、突然訳の分からない状態に放り込まれ、死を目の前にちらつかせられながら、手探りで生きていこうとしている姿を描いているのではないかと。
拡声器から発せられるかの如く、緊急事態”宣言''が出され、会うことも出来ない、握手なる接触なんて、もっての外。
直接人と繋がれずに孤独、"ぼっち"だったり、逆に在宅が増えて"過干渉"になって離婚したり、家族仲が悪くなったり。多くのことが出来なくなり、中止になり、"確実に何かを諦めざるを得ない''日々。
毎日会って握手しなくちゃいけないところが、敢えての逆設定だけど、コロナ禍を経て何となく平常に戻りつつある中、人と人の関係性、繋がりって何だろうと考えさせられる今だからこその作品だと思います。
人は誰かと繋がらないと、1人では生きていけない。友達がいない、1人でいたいという藍にだって、春子さんという存在がいる。でもいきなり全くの赤の他人の2人と、毎日繋がりを持たざるを得なくなり、人との関係は、友達とかいう"枠"ではなく、その人を大事に思うかどうかだと学び、成長していく。強制的ではあっても、他の2人は自分の人生において"大事な"存在なことにも気づいていくのでしょう。他の2人にもきっと何か抱えているものがあって、お互いに支え合って生きていくのだろうと思います。
奥の深いテーマでも、拡声器というあり得ない"オカルト"さや、キャラの濃い登場人物達のおかげで、重くなりすぎないところが、相変わらず絶妙で素敵です‼️
これからの展開がとても楽しみです‼️
まさに題名通り、私たちが恋する理由というか、恋ってこういう風に始まっていくよな、という過程から、丁寧に丁寧に心理描写していて、とても納得感、好感が持てます。と同時に、自分も経験したことのあるような、リアルな感じにドキドキときめきます。
偽装結婚やら政略結婚なんて、漫画としてはもちろん面白いんだけど、私みたいな一般庶民には関係ないし、普通は転生もしないし、不倫も略奪婚も実際には勘弁して欲しい。
こういう、地に足ついた、リアリティのある大人の恋愛模様を描く作品、ありそうでなさそうで、とても素敵です‼️純・恋愛ものです。
今後も等身大の大人の恋愛を、ぜひ細やかな心理描写で描いていってください。とても楽しみにしています‼️
私も作者買いです‼️爆笑してしまうほどの面白さの中に、深いテーマがあるところが、とても好きです。
アシガールとこんな風に繋がっていたなんて!というところもさすがです。若君が河童を助けたのって、唯を美しいと誉められたからだよね(笑)
相変わらず超絶美形のお相手きよら様も、これまでの作品の恋のお相手とはタイプの違う美しさで、人間に変身した姿も素敵です。
自分は人でも神でもないと言うきよら様。その中に流れる鬼の血を目覚めさせないよう、修行されるのでしょうか。特別な眼を持つ瞳子の修行とは違うのでしょうが、どう関わっていくのでしょうか。楽しみです。
きっとどんな人の心の中にも、その割合は違っても、神のように慈悲深いところと、鬼のように醜い悪の部分がある。その悪の部分をいかに自分でコントロールして生きていくのかが、人生の修行。今回はそんな感じのテーマかなと思います。
ちょこちょこ出てくる妖怪が、これまた面白い。これからが楽しみです‼️
青楼オペラが好きで、ポイント高いですが、途中まで読んでみました。
里見八犬伝か!と思いながら読んでいたら、まさかの展開。最近よくある転生ではありますが。
これから、また出てくるのかもしれないですが、前世での八犬伝の話をもう少しじっくり描いてもらい、その世界に浸りたかった。そこからの生まれ変わりの方がギャップあって良かったような気がする。にしても、アイドルとは!
タグどおりスカッとします。特に諒くんに対する佐和子の一喝と、見合い相手や年上の従兄弟に対する円の一蹴。あんな風に言えるのって、2人とも頭良いよな〜。
深夜の毒舌コイバナ、いいよね。
お隣さん、確かにイケメンで優しくて素敵ですけど、あの部屋見たら、怖い!の一言。好きになった後で知るとどうなのかってのは、確かにありますが、私だったら、即夜逃げのように引っ越します。
事情は分かる。自分を死の淵から救ってくれた恩人を愛おしく思ってしまう余りなんでしょう。でもその愛情表現の仕方が間違ってる。
写真はまだしも、使ったスプーンとか、カップとかを日付、状況のメモとともに保管してるのは、はっきり言って、変態の域に達してます。日記も怖い。"秘密"どころの話ではないです。あまりに怖くて先が読めなくなりました。
他の方がおっしゃるとおり、犯罪以外の何物でもなく、逮捕以外の終わり方あるのかって感じてすが、例え付き合ったとしても、束縛されそう。漫画だからハッピーエンドなんですかねー。いやいや、それ本当にハッピーか?
突然の終わり過ぎる。何か物語を続けられない大人の事情があったのかと勘繰ってしまう。
夏瑚が、大好きだった幼馴染の泰星を、同じく幼馴染の憂奈に騙すように取られ、絢斗先輩との距離が縮まっていくところ、憂奈の異常さが徐々に明らかになっていくところ、絢斗先輩の本当の姿や過去が明らかになっていくところ、表現が丁寧で、夏瑚の強さ、優しさもあって、物語に引き込まれます。
でも憂奈と絢斗先輩の事件以降、夏瑚が絢斗先輩とちゃんと付き合うのはいいとして、先輩の抱えているであろう苦しみの描き方があまりに稚拙で説明的で、絢斗の言う"夏瑚が天使に見えた"、夏瑚が自分が天使だったたらいいのにと思う気持ちが浮き立ってこず、表面的過ぎる。もっと丁寧に時間をかけて、描いて欲しかった。本当にそんな事件に直面していたら、こんなもんじゃないはず。ルリカさんが本当は伯母ではなく主治医で、いつも支えていたとしても。
絢斗の抱える本当の闇や深い苦しみに触れて、夏瑚自身が悩んで、思いを巡らせ、それを踏まえて、私が天使だったらいいのに、と言って欲しかった。
憂奈の抱える闇だって相当なもののはず。それを、幼い頃の思いは描かれるものの、狂気的な部分がクローズアップされて、泰星がこれからもいつも近くにいるから大丈夫みたいな終わり方。えええー、それじゃ憂奈が可哀想すぎ。
泰星が憂奈の本性を知り、夏瑚の辛さと強さと優しさを知り、自分が子供だったことを痛感、強くなりたいと思うところは描かれてるけど、泰星自身の葛藤、憂奈との気持ちのやり取りが読み取れない。だから、いわば"危ない"憂奈を引き受け、寄り添っていこうとするところに唐突感が否めない。
なんか物凄く勿体無い終わり方です。残念。
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寄り添ってくれる愛がいい