Mayayaさんの投稿一覧

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351 - 360件目/全408件
  1. 評価:5.000 5.0

    あ〜、やられたー

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    「きっと あたしは なっちゃんと出逢うために 生まれてきたの」
     生まれたときからずっと一緒で、一度もよそ見をしなかったと言えば嘘になるけれど、でもそれも、自分の本当の気持ちに気付くためには必要な過程で、その後はお互いを思い合って…20歳で遂にゴールイン!!って、まるでまるで少女漫画、なんてベタな展開でしょう!幼馴染みLoveのお話は、星の数ほどありますが、その中でもこの「ハチこい」は、ドロドロもやもやが少ないほうで、ピュアな二人が想いを育てていく様子が可愛らしくて、正に全力で応援したくなる(特に小春を)物語です。
     それにしても、普通のDK並みにおっぱい星人だった夏生の変わりようには目を見張ります。
    「俺の恋は そーゆう恋じゃないよ」(うんうん、一度間違えたことがあったもんね)
    「なにかのためにあきらめるとか そんな気持ちで彼女を好きなんじゃない 彼女の笑顔を守るために 夢だって追うんだ」くぅ〜っ、高校1年で、ここまで言うか〜っ? けっ、怖いもの知らずめ〜。でも、男の子は、こうやって「男性」へと成長していくんだね。高校卒業式で小春への片膝ついたプロポーズ、そんなやり方、一体どこで覚えたんだい?水瀬先生、ありがとう♡
    「神様 あたしをなっちゃんに出逢わせてくれて ありがとうございます」あー、小春、あなたは一生なっちゃんを起こし続けていなさい。ベタでピュアで素敵な物語に、星5です。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    単なる解説になってしまいましたが…星5

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     恋人以上結婚未満の二人を描く5編のオムニバスです。
    「ナナリューの求婚ー?」タイトルに騙されること勿れ、?が付いているでしょ、でした。でも、潜在意識っつーか、深層心理っつーか、ナナリューもきっとどこかで、「結婚」を考えるようになってたんだろうなぁ…というオチです。
    「Again〜」付き合って、7年めぇ? 男の方が、常務の娘よお見合い? これって、どう考えても…って、女の方はモヤモヤしますわな〜。止まりかけていた恋時計の針を動かしたのは、誰だったのでしょう。
    「366日目の…」閏年か?と思ったら、全然違た。365日付き合って、2年目の最初の特別な1日めの意でした。カフェ・ロワイヤルのブルーが、恋人たちの門出を祝います。「恋愛カフェイン」のおまけ編でもあります。
    「素肌の温度」お持ち帰り?から始まる恋…ったら、聞こえはいいけれど、う〜ん、一歩間違えば大変なことになっているんだけどな、花サン。ご都合主義で、現実ではありえないけれど、少女漫画の世界なら、美味しいシチュNo. 1の作品。
    「私たちの憂鬱で…」普段使われていない文書管理室で偶然出会ったレイとナナ。「恋をする時は 全力で恋をしたいんだ」 専務の秘書浅見竜と常務の娘岩崎あやかとして、本名を名乗り合えるときは訪れるのか…ですネ。ちょっぴり、スリリングです。
     おまけのおまけで「ナナリューの相愛」は「恋愛カフェイン」とのコラボ作品。やけに素直なナナリューとあすかに会えますよ。個人的には、コーヒーソーダは好みではありませんが…。

    • 4
  3. 評価:5.000 5.0

    おとぎ話でもベタでもいいぢゃない

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    「俺を選べ」…そのひと言で始まった、ヒロイン氷村良とヒーロー神澤伯王の専属契約。まさか、一生のものとなるなんて、この時この二人に、ほんの少しでもその予感があったのか、聞いてみたい気がします。
     完璧に近いほど優秀で、やや退屈をもて余していた体の俺様な伯王が、元庶民の(いえ、今も)良と接することで、人との接し方や仕事への取り組み方などに、変化が生まれます。元からイケてたところへ、人間としての丸み、厚みが増したといえばよいのか…とにかくこの二人、無意識のうちに、互いによい影響を与え合い続け、人間的に成長し合える最強カップルなのです!
     勿論340話もあるので、その間イライラやモヤモヤが、全くないわけではありません。でも、根っこのところで信じ合っている最強カップル、どうぞ二人が心を繋げ合って、危機を乗り越えていく様子を見守ってやってください。だって、16歳のときに、
    「双星の名の下 私への忠誠を誓え」
    「お嬢様 貴女に私の持てる全てを捧げましょう」の誓いで、(永遠に)結ばれた良と伯王なのですから。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    床に転がっている生き物は?

    「床に転がっている生き物は?」と「ポンコツメガネ君」と、どっちのワードがツボかなあ? とにかく結衣の発するひと言一言が、要所要所で物語を面白くしてくれる…はっきり言って、ツボっています。
     苦労人の25歳住吉結衣は、両親の教育方針の甲斐あって、生きる術に長け、「きっと何とかなる」の強い精神で、日々逞しく生き抜いています。帝王学の弊害をもろに被って成長した高遠光輝とは大違い!帝王学って、勉強と経営だけができればよいわけ?(あ、帝王サマだからいいのかぁ…。)こんな二人だからこそ、ジグソーパズルのように、お互いの弱点(結衣はお金、光輝は成人男性としての一般常識)を補っていくのかな。でも、それだけじゃない、そこに男女の胸キュンプラスαも期待したい。
     ただ、他の話の偽装結婚は、期間が1年とかもう少し長いけれど、こちらは何と2週間! 2週間で、二人の関係がどのように急進展するのか、そちらも興味津々です。時々、結衣の顎のラインが?となることはありますが、冷徹光輝とポンコツ光輝のギャップに免じて、見て見ぬふりをするつもり。無料分だけでは伝わらない面白さ、星4.5(四捨五入で5)でおすすめです。

    • 24
  5. 評価:5.000 5.0

    もしも本が超貴重品で超高級品だったら…

     本好きの女子大生の単なる転生ものという勿れ…グーテンベルクを除いて、かつてここまで本を愛し、本に執着した主人公が存在したか?というレベルの「本愛」に満ち満ちたお話です。
     崩れた本の下敷きになって命を落とした本須麗乃は、本が超貴重品という世界に、病弱な少女マインとして飛ばされてしまいます。(なんつー皮肉!麗乃、生前よっぽど罰当たりなことでもした?)「身食い」という命を脅かす発熱と闘いながら、それでも図書館を作って心ゆくまで本を読むために、ルッツ(これがまた、少年だけどオトコマエ!将来が楽しみ)とともに、一から本作りに挑戦していきます。
     意思のないところに、言葉は生まれない。言葉のないところに、文字は生まれない。文字なくして、本は作れない。そして、必要とする人がいてこそ、本は存在できる…というところで、本への、ひいては人類が築き上げてきた文明へのリスペクトが込められたファンタジー、まだまだ続きますが、第一部は取り敢えず星5でお薦めです。

    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

    最後まで読む?

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     異種婚モノのハッピーエンドは、大きく分けると二つあって、どちらかの種族に寿命を合わせることによって、二人仲良く末永く…というタイプと、結ばれたものの、時間の壁を乗り越えられず、どちらかがどちらかを見送るタイプのもの。前者は、大海とむ先生の「蜜夜婚」や鈴木ジュリエッタ先生の「神様はじめました」などなど、比較的多い結末。後者は、やはり大海とむ先生の「禁断の恋でいこう」が印象的。哀しい中にも、崇高さが感じられる結末です。
     そして、この「花と悪魔」は、明らかに後者。最初のうちは、ギャグテイスト強めですが、花の成長とともに、ビビも「人間」として成長していく様子が、胸を熱くします。さしずめ「100万回生きたねこ」を読み終えたときと、同じような感動かな?結末は異なりますが…。「100万回生きたねこ」を読めない方は、このお話を読むのもやめておいたほうがよいと思いますよ。(涙腺崩壊ですので…)

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    いってらっしゃいーただいま

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     英語は苦手。だから、タイトルの意味はさして気にもせず、読んだ。感動!今度は、タイトルがすごく気になって、調べた。
    マイ←私の      フェア←公正な、公平な    ネイバー←近所の人 ?!
    果たして、この調べ方は正しいのだろうか…。ただ、このタイトルを示唆する印象的なフレーズは、いくつかあった。「恋じゃない けれど愛しい 手放したくない 手放すしかない 『好き』よりよっぽど厄介な気持ち」「かすかな予感を心の内に隠して 俺は最後まで立派な大人でいられただろうか」どちらもユキのモノローグ。28歳の行成は、真っ直ぐな気持ちを向けてくる16歳のモモに対して、「公正な隣人」であり続けることが、生きる支えになっていたのかもしれない。
     冬の章(後編)最終シーンの「ただいま」は、4年前のモモの「いってらっしゃい」に対して、ユキが出した答え。玄関に二つ揃えられた靴が、「これから」を予感させる、優しく、深く、素敵なラストでした。
     コミックスの新装版には、描き下ろし「いつか未来のクリスマス」が収録されています。花野井くんが大人になったようなユキと、お姉さんっぽいほたる風モモの、とっても素敵なエピソード。今からでも、配信しませんかぁ〜?

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    フルカラー大正解!

     オリジナルが白黒で、後からそれをカラー化した作品にロクなものはありませんでしたが、この作品は違う!往年のアメリカンコミックのような、ちょっとスモーキーな色使いが、どこかの国の非現実的な設定にぴったり!紙書籍として購入するのなら、絶対カラー版!!と思えるくらいです。
     内容は、白黒版よりちょっと短めで、ちょっとお高め。それでも、40ポイント代でこのクオリティなら、全然リーズナブルです。そして、ダークでありながら、その根底に平和への願いと家族の再構築への思いが溢れていて、熱いです。少年漫画って、こんなに面白かったんだ〜って感じ。スパイと殺し屋とエスパーが、お互いの特技?を生かしつつ、補い合って「家族」として成長していく物語、星5超でお薦めです

    • 31
  9. 評価:5.000 5.0

    事件を引き寄せる体質? いるよね〜

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     物語を現実に当て嵌めて考えた場合、「偶然にしても、あり得ない!」設定が幾つもある。例えば、往年の警察ドラマの舞台・七曲署。配属された刑事たちが、あれだけ殉職するって、あり得ない。それから、体は子供で頭脳は大人の、真実は一つ!が決め台詞のあの子。単純計算で、1日1回以上事件に出会しているそうな…。そして、普通の学生のはずの久能整クン、キミもいったいどーして、こんなに事件と出会うんぢゃ?!で、面白すぎです。
     多分私たちは、自分で思っている以上に、事件や事故、不可思議と普段もニアミスしているのだと思う。でも、それに気付いているか否か…久能クンは、気付いてしまうタイプ。万年ヨレヨレのコートを着た外国のあの刑事さんや、高い位置からポットで注いだ紅茶がお好みのあの刑事さんや、意味深なオープニングトークのあの刑事さんなんかと同じで、火のなかったところにも煙を立ててしまうし、視えないものも視えてしまってで、大変なんだろうな。こんな整くんの子供時代がどんなであったか、それも気になります。そのエピソードだけで、一本お話が書けそう…。
     題名の「ミステリと言う勿れ」 整くんの体験は、決してミステリではなく、ありふれた日常の一側面ってこと? あー、天才っていう能力も大変だ。日常の中に潜んでいるらしいミステリ、その存在に気付くことなく、あくまで一読者として、客観的にミステリーを楽しんでいく側で幸せです。「鈍感力」も能力だ、星5です。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    大正版源氏物語(多分浮気はしない)

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     世の中に年の差カップルのお話は多々あれど、18歳差で相手がまだ少女ともなれば、思い浮かぶのは「源氏物語」の光源氏と紫の上くらい…でも、文治さまは光源氏のように、あっちこっちに女の人たち、いないよね。その意味で、大正版浮気をしない(多分)光源氏物語若紫の帖かも!と思いながら読んでいます。
     それにしても文治サマ、男臭さ、オスっぽさ全開放です。男の色気、ハンパない!でも、決して堅物クンでもないんだよね。ゲスい脅し文句を口にしたかと思えば、その同じ口で「いつか姫子さんだけに お見せしますよ」や「姫子さんが壊れないほど大きくなったら 試してみましょうか」など、甘い口説き文句を宣う。博打も強いし…おまけに、褌姿がとっても美味しそうな美丈夫!もう、オトナの女には、いいオトコ過ぎてたまりません!姫子がまだ、何も知らない少女で、本当によかったと思うよ…。
     この二人、一族同士の利害が一致しての婚約らしいけれど、それなら姫子の母瑞子の方が、年も近くて現実的だったんじゃね? 30歳の男盛りだったら、きっと過去の二つや三つ、ありそうだし…。そもそもあのセクシーな隈の原因は?などなど、掘り下げればキリがないこのお話、まだまだ想像の斜め上をいく展開が待っていそうです。
     今は30歳と12歳でも、あと5年もすれば、35歳と17歳、夫婦として、全く不思議のない組み合わせです。いつか大人として、情を交わし合う二人に逢えることを固く信じ、星5超を贈りたいと思います。

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