5.0
レオン様は狩りがお上手?
「前世私に興味がなかった夫〜」の月白セブン先生の原作なので、一にも二にもなく購入しました。「恋愛至上主義からの解放」を目指して、契約婚を死守しようとする?主人公二人という視点が面白くて、早くも心を鷲掴みにされています。普通、逆じゃろっ!(笑)
恋愛至上主義の風潮にあって、互いの利益のために「離婚しない」を約束に、契約結婚をした「レオン」とクリスティーヌ。「レオン」がミドルネームで、その正体は、鬼宰相パトリックだったという話は、よくある設定。クリスティーヌ、貴女だって「シャルロット」という名で、文官試験に合格してるんだからね?なんだかんだ言って、この二人、似たもの夫婦です。そして、この二つの名を使い分けたことによって生じたズレ?ドタバタ?ギャップ?が、ワクワクさせてくれるのです。クリスティーヌが、恋愛においてかなりの鈍チンであることも、重要かも…
クリスティーヌの「一泡吹かせる作戦」に乗った感じのレオン様、本当にそれだけだったのでしょうか。3年かけて、彼女を宰相室専任補佐官まで手繰り寄せたパトリック宰相、なんか超一流の狩人のニオイがします。この二人、この先も目が離せそうにありません。
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契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。