Mayayaさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全458件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    天上のオノマトペ

     瀧静52歳、猫のキームンくんと紅茶をこよなく愛する極度の人見知りイケオジ。金に糸目をつけず「好き」を追求して開いた紅茶専門店で、採算度外視の布教を行なっている紅茶教?の宣教師でもあります。丁寧な取材のもと、紅茶に関する確かな知識が各話に織り込まれているので、特別紅茶好きでなくても、紅茶に興味をもつこと必至、あ、もちろんお茶請け菓子にも…(笑)
     でも、一番心を掴まれたのは、瀧氏が紅茶を淹れる際の「オノマトペ」 水を注ぐ音、茶葉を掬う音、お湯の沸く音、茶葉が踊る音、瀧氏がネクタイを締める音…ありとあらゆる擬音語、擬声語、そして擬態語までもが「紅茶をお出しするまで」の優しい時間を彩ります。これ、ぜひ映像化してほしいわ。「孤◯のグルメ」みたいな感じにならんかな。
     ただし映像化された時点で、オノマトペがオノマトペでなくなってしまうのも事実。この先も天上のオノマトペを愉しみたいのなら、やはり「読む」方法が一番なのでしょうね。謎多き紳士、瀧氏の秘密を少しずつ解き明かしていくのも、書籍ならではの醍醐味。この作品を読んで、どのくらいの読者が紅茶の茶葉を買いに奔ったのか、ちょっと知りたい気もします。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    9話完結万歳!

     続きがとても気になるけれど、長々と課金し続けた結果、何だこのラストわ!?という思いをした方、おそらく自分だけではないと思います。その点、この作品は絶対裏切らない。キャラクターも素敵、内容も素敵、1話分のptも素敵、巻読みならもっとお得に、そして、9話でスッキリ解決、完結!近年稀に見る佳作です。
     不器用だけれど、誰よりも誠実で思いやり深い婚約者だったのグランから投げつけられた「お前、誰だっけ?」のひと言…普通なら、落ち込む?怒る?泣く?諦める?でも、雑草魂、もとい薬草魂をもつヒロインシェーラは諦めませんでした。
     そもそも、シェーラのことだけ忘れてる?思考や行動が、180度別人格に変わる?そんな都合の良い記憶喪失もないわけではありませんが、グラン、人には向き不向きというものがありますわな…(笑)
     さて、「賢者の贈り物」を彷彿とさせてくれそうなこの二人の根比べ、軍配はどちらに上がるのでしょうか、そして、グランの行動の意味は…?「誰フリ」星5超で、大絶賛おすすめ中です。

    • 4
  3. 評価:5.000 5.0

    ユーモアとペーソス、それなりにアイロニー

     表情抑えめの淡々とした画風に騙されること勿れ、単なる美醜逆転物語かと思いきや、根底には痛烈なアイロニーが見え隠れしているこの作品、実はなかなかの問題提起作です。
    「美」に関しては、時代、国や地域、民族、信教等によって随分異なるもの。だから、ヒーローディルミックが、グラベイン基準で美男であろうと醜男であろうと、それは些末なこと。恐ろしいのは、そこから生まれる差別意識。「顔」という本人の責任では決してないもののせいで、存在さえも全否定され続けるヒーロー…侯爵家のただ一人の直系だから、生存を許されている?基本的人権の尊重を謳っている日本国憲法が、本当に有難いものに感じられます。
     平民花嫁ロウィナとの出会いによって、少しずつ自己肯定を覚えつつあるディルミック。普通なら、古の魔王似だという彼の顔への差別意識がなくなって…という流れなのでしょうが、そう単純なものでしょうか。「差別をなくすのに重きを置きすぎて 差別が厳罰化」「立場がひっくり返るだけで 美醜観の差別は変わらない」前世は日本人のロウィナの言葉が、重く響きます。
     この作品、ただモノではない、星5超で絶対お薦めです。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    天は二物以上を与え過ぎて…

     顔がよくて、性格もよくて、その上錬金術師として超一流の腕をもっているのなら、そりゃあ妬まれますわ、目先の欲に囚われがちな俗物には…。ヒーロールスト、ある意味研究バカで?政治的野心がなかったから、「辺境の錬金術師」で収まっているけれど、その能力、無限大です。
    「展開」「解放」「対象」「純化」「定着」…彼の錬金術の過程が、とにかく美しい。正確無比なプログラミング?その際のルストの動きは、空間を相手にまるで舞を捧げているかのよう。彼の中性的な風貌と相まって、宝塚歌劇団の男役トップのイメージを重ねてしまいました。(意見には個人差がありますー笑)
     さて、最強の錬金術師を得たカリーンの領地、ここからどのように力をつけていくのでしょうか。ルストの美しき錬金術から目が離せません。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    出る杭は打たれずに、やり過ごす(笑)

     五歳で花嫁ってぇ、現代社会ならまずあり得ないけれど、ざっと200年くらい遡れば、日本の、世界のあちらこちらで行われていた政略結婚…一定以上の身分間では、そうそう珍しくもなかったはずです。例えば、豊臣秀頼11歳、千姫7歳とか?きっとこれ、数え年だよね(汗)
     だから、ヒロインレティシア5歳、ヒーローフェリス17歳の年の差12歳夫婦だって、全然アリ!ましてやレティシアの中身は27歳、精神的姉さん女房やん!
     問題は、これが単なる政略結婚ではなく、二人を厄介払いしようとして行われたものだということ。レティシアは叔父でもある自国の王に、フェリスは継母にあたる王太后に、それぞれ目をつけられているもんだから、ちょっと厄介だ。出る杭は打たれる?出ようとして、出てるんじゃないのにね。負い目があるせいか、勝手に疑心暗鬼になって突っかかってくるから、かなり面倒だ。
     救いは、兄王をはじめ、王太后以外はみんなレティシアとフェリスを尊重してくれること。読んでいて安心です。おまけに彼らは、創始の竜王レーヴェと意思疎通もできるし…二人、もとい三人に流れる空気感が素敵です。このままほっこりいきたいけれど、やっぱり権力争いに巻き込まれちゃうのかな…レティシアもフェリスも、権力になんか興味はないんだよ〜💦

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    契約妃は唯一妃⤴️

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    「皇帝を倒す」という共通の目的の下、契約結婚した慈一族の生き残り凜風と第一皇子昊天。初めは契約関係だったものが、互いに背中を守り合ううちにいつしか…という王道の華風宮廷ロマンスです。
     全82話のうち、前半は二人が皇后の陰謀と渡りあう第一皇子編、後半は凜風が後宮で奮闘する皇太子編とでもいいましょうか…それぞれ一癖も二癖もあるキャラクターが、物語を彩ります。前半はめっちゃ強い女風だった凜風が、後半はやや弱っちく?見えるようになったのは、真の愛を知ったから?(笑)
     後宮モノにつきものの側妃?側室?愛妾問題は、基本的にはありません、だって凜風は「唯一妃」ですから。ただし、例に漏れずしつこい勘違い娘はいるので、多少の我慢は必要です。
     暴君皇子と呼ばれるだけあって、昊天の傍若無人&無茶振りレベルはなかなかのもの。それだけに、何をおいても凜風第一主義で行動し、彼女にだけは甘い顔を見せるところは、完全に反則でしょう。紆余曲折はあるものの、ハピエンだからこそ安心して読める華風後宮ロマンス、星5でお薦めです。

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  7. 評価:5.000 5.0

    刮目せよ、アイーダ推参!

     転生前の相田茉美がもつ価値観と正義感の下、転生悪女アイーダが征く!うん、志半ばで生涯を終えた現代女性の記憶があるならば、顔良し操り人形の領主サマよりも、領地改革のほうが絶対萌えるよな(笑)
     とにかく、アイーダの活躍が爽快。なんちゃって愛人をバッサ、日和見使用人をバッサ、腹黒家令をバッサ、そして無気力旦那をバッサと一刀両断めった斬り?鋼のメンタルで次々と陰謀を潰していく様が、楽しいです。自分に都合よく既得権を主張するか側からすれば、こりゃ確かに「悪女」だわな〜。そのくせ、中の人の相田茉美、実はボロを出さぬよういつも心臓がバックバク!そのギャップにも笑えます。
     家令一族に縛り付けられているエリオット・カーライル侯爵、アイーダを見極め始めた護衛騎士トリスタン・ローレンス、何やら訳アリの嫡子アルヴィス…この中に、アイーダに共感して、志を同じくしてくれる男性はいるのでしょうか。アイーダが行使しようとしている「正義」から、目が離せそうにありません。

    • 10
  8. 評価:5.000 5.0

    二人の「リシア」

     もし「生まれ変わり」が本当にあったとしても、それが全くの別人だったなら、相手のことが分かるものでしょうか…普通なら到底信じられないことでも、とてつもなく強い思いがそこに働いていたとすれば、人は再びの巡り合いを歓迎するのかもしれません。
     この物語は、パトリシアとフェリシアという二人の「リシア」の想いと、ラディウスの強い願いが結び付いたからこそ成立したようなもの。「生まれ変わり」にもそれなりの試練と道理があって、決して安易な状況で起こったものではないことが、読み進めるに連れて明らかになっていきます。そのため、他の同テーマの作品に比べてネタバレも早めですが、物語はむしろそこから。単に生まれ変わってハッピーエンド!で終わらないところが、この物語の醍醐味です。
    「ずっと、君だけを」…冒頭、もしパトリシアが命を落とさなかったなら、ラディウスは、ずっと彼女だけを想って一生を終えたのでしょう。現実に目を向ければ、「生まれ変わり」はやはりご都合主義?でも、物語の中でくらい、こんな一途な恋人同士がいてもよいと思うのです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    何てミステリアス!

     よくある騎士団長&受付嬢&モフモフ揃い踏みの異世界ファンタジー?いえいえ、それにしては登場人物それぞれが多くの謎を抱えているようで、一筋縄では参りません。
     まずは、街角の胡散臭い予言師。これが、やたらエレナとレイ(らしき相手)をくっつけようとしてくるのよ、ピンポイントで。一体、彼の正体は?そして、目的は?
     次に、ヒーローの騎士団長レイ・ハルト卿。彼は、エレナの淡い初恋の相手でもあるのだけれど、モフモフに関する秘密が…しゃべる銀の犬ってさ(笑)
     そして、一番ミステリアスなのは、地味な見た目の眼鏡っ娘で、ヒロインのエレナ。その出自、魔力、本当の「姿」など、秘密でいっぱいのパンドラの箱?彼女の正体が明らかになるに連れ、物語の展開も加速がつきそうです。
     勿体無いのは、こんなに面白そうなのに、初回配信時は試し読みさえ用意されていないこと。いずれ無料分などが開放されると思いますが、とりあえずひと足お先に楽しませていただきます!

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    「食べる」は「生きる」!

     基本生き物は、食べることができなくなると、その命を終える…それは、至って自然の理。ヒロインオフィーリアの場合は、「食べて」得たエネルギーを「守護」や「癒し」に変換しているんだろうね。
     そんな程度のこと、オフィーリアが子爵家出身ながら婚約者に選ばれた時点で、当然理解してなくちゃいけないんだよ、スーリア王国王太子アティカスくん!でも、君が国益を無視して、目先の欲望に疾ってくれなきゃ、オフィーリアとハリブリアの王太子リーヴァイとの出会いはなかっただろうから、まあ、ナイスアシストと言っておきましょう。オフィーリアを失ったスーリア王国、精霊ちゃんたちも彼女にくっついてきちゃったから、誰が国を守るんだろ。ま、オフィーリアに仕事を押し付けていたサボりっ子聖女軍団に、せいぜい頑張ってもらいまひょ(笑)
     オフィーリアの真の力を見抜き、超大物を釣り上げたリーヴァイくん、これからも釣った魚に餌&愛情を与え続けて、ハリブリアの恒久的安定に心血を注いでくださいませ。あ〜、スーリア王国へのざまぁが、ほんっと楽しみ♡

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