Mayayaさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全409件
  1. 評価:5.000 5.0

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    独身なのにイクメンになった男の成長記(笑

     ドロップアウトさせられた元企業戦士と、庇護の必要な環境におかれた少女のステップファミリー物語というところでしょうか、現代風にいえば…そこに、謎と陰謀と冒険とが加わり、性別、立場、世代を超えて楽しめる作品になっていると思います。あ、ロマンスはないかも、今のところ…(笑)
     それにしても、ヒーローダグラスのほぼパーフェクトな「イクメン」ぶりには、感心しきり。一時的な保護から、共にいることが常態化するまでの心境の変化はあるにせよ、娘ファーストの義務感&愛情は、とても子育て経験のない37歳独身男性とは思えない。何より素晴らしいのは、大きな選択を迫られたとき、娘ラビの気持ちを聞きながら、その意志を尊重しようとする姿勢。きっとダグラス自身が、そのように育てられたから、できることなんだろうな。
    「子育て」の過程は「子離れ」の過程。いつか訪れるであろう、ダグラスとラビの「その日」まで、二人の冒険を見守りたいと思います。それにしても、37歳でおっさんって…活動終了を発表した、某5人組国民的アイドルグループの誰よりも、若いのになぁ(笑)

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  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    婚約解消の真実は?

     ヒロインベルベット父、「女王」の弟なのに「伯爵」?この国の王位継承制度って、どーゆー仕組みなん?って、入れたいツッコミはその程度。余分な登場人物は極力省かれ、ベルベットとヒーローキリアンとのやり取りに焦点が絞られたストーリー展開なので、じれったいことはあっても、イライラすることなく読み進めることができます。
     伯爵令嬢なのに、そして、妖精令嬢と謳われるほどの存在なのに、庶民的ポジティブ力を発揮して困難に?立ち向かっていくベルベットが、とにかく素敵。侍女「ベル」として、使用人スキルを磨いていく流れも納得です。こんな素敵なヒロインに、いきなり「婚約解消」って、どーゆーこと?キリアン様💢
     その秘密は、彼が受け取った「一通の手紙」にありそうです。これは一体誰からの手紙で、どんなことが綴られていたのでしょう…
     キリアンの記憶は戻るのか、元婚約者「ベルベット」と侍女「ベル」が、同一人物と知ったときの彼の反応は?そして、婚約解消に秘められた真実は…?最終話まで続く面白さは、星5の折り紙付き。超絶不器用キリアン様とポジティブベルの大冒険、絶対オススメです。

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  3. 評価:5.000 5.0

    転生憑依者の選択と成長の物語

     冒頭、転生したばかりのセレーナの、ちょっとコミカルな雰囲気とは裏腹に、物語はどんどんシリアスな方向に…そこが、興味深い作品です。保身だけを考えて行動していたヒロインが、人々との交流を通して真の聖女としての使命に目覚め、この世界で生きる決意をしていく過程は、ワクワクしきり。画力、ストーリー構成力ともに充実した逸品です。
     さて「原作」では、第二王子ディートリヒと結ばれて暴君を産むこととなるセレーナですが、この世界では、第一王子フォルクハルトのほうと結ばれそうな気配。表紙絵はさておいて、黒髪で品行方正な第一王子と銀髪で傍若無人な第二王子、どちらがセレーナの心を射止めるのか、早くも結末が気になります。
     序盤から王妃テレーゼが悪役感全開放で登場。その後も、ライバル聖女や影の黒幕らがセレーナたちの行く手を阻んで、息つく暇を与えません。一角聖獣フリーデや女神ラティスの存在と、その役割も気になるところです。
     各話にサブタイトルが付いているので、気になる話をピックアップして読むことも可能。ヒロインセレーナの成長ぶりを、とくとご覧くださいませ。

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  4. 評価:5.000 5.0

    私だけが「使える」聖女でした…的な?

     聖女モノですが、登場人物がみな一癖も二癖もある、ある意味カオスなコメディーです。ヒロインロレッタとヒーロールーシュも、それなりに癖ありですが、それ以上に脇役のクセつよ度合いが素晴らしい。
     その筆頭が、王太子シルヴェスター。ドン引きするほどの聖女フェチで、自分は第一聖女と結婚しているのに、第二聖女ロレッタの熱烈追っかけを公言して憚らない。その陰には、第一聖女詐称疑惑問題があるようで、この王太子さま、言動はおバカでも、仕事はしっかりやっている?
     ロレッタの婚約者第二王子をNTRする男爵令嬢ココも、なかなかのクセつよ女。有名な王族ハンターらしく、典型的な成り上がり者。第二王子が王族から廃されたら、さっさと乗り換えそうだよね。
     さて、疑惑の第一聖女兼王太子妃殿下は、単なる神官長の傀儡?それとも手段を選ばぬ悪女の自覚あり?第二王子バーランドは、全方向におバカ過ぎて、箸にも棒にもかからないけれど、彼女を巡っては、いろいろ悶着がありそうです。
     どうやら今期5人の聖女(二人は王子ですが…う〜ん、ジェンダーレス…)のうち、「使える」聖女はロレッタだけ!?ルーシュ&シルヴェスターと、どう共闘しながら復権していくのか、三人のお手並み拝見です。

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  5. 評価:5.000 5.0

    これはやはり運命だ!(笑)

     後宮モノはお妃様がたくさん登場して、いずれヒロインひと筋になるにしても、それまでがなんかモヤるな〜と思うことが多いので、今作のヒーロー董星の設定はマル◎ 彼、37歳ってホント?逆サバ読んでいたりして…と疑いたくなるほど、美丈夫です。
     対するヒロイン紅稟、確かに占いの腕は抜群なよう、そして「気」も視える…何それ、本物じゃん!百年に一度の才の持ち主(自分)が、「皇帝陛下の運命の人は、私」と占っちゃったんだから、これはもう諦めるしかないっしょ!(笑)
     奮闘?虚しく、結局は後宮に入ることとなった紅稟、やっぱり受難の相は、本当だった!?(笑)今のところ、董生の頭痛軽減係(←確かにこれも運命には違いないけど)としての入宮のようですが、この後Love に発展する可能性十分にあり。いや、そうじゃないと困るわい。
     占いで戦争を回避してきたほどの力をもつ一族の中でも、特に高い能力を誇る紅稟。この先も占いで、後宮の揉めごとをバッサバッサと無双してくれそうな予感です。課金してもよいと思える作品を、また一つ見つけました。

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  6. 評価:5.000 5.0

    ヒーローのキャラが立ち過ぎて…(笑)

    家族に愛されず…ヘタレ父親とその元愛人なんぞ、家族と思わなくてもいい💢
    スキルも授からず…元から調べてもいないんだから、スキル無しとは何事ぞ💢
    義妹に婚約者を奪われた…ク◯婚約者なんぞ、ク◯義妹にくれてやれ💢
    …ということで、子供本人には何の落ち度もないのに、大人の都合で振り回される話の何と多いことか…。ベタな展開とはいえ、やはり腹が立ちます💢
     救いは、ステラが元?家族に執着せず、特に復讐心ももたず、飄々と生きていること。さすが「掃除」のスキル持ち!?確かに、綺麗にしようと体を動かしていると塞いだ気持ちも薄れてくるし、終わった後の達成感は、それなりに気持ちいいもんね。(個人的には、家事は嫌いですが…笑)
     それに、ヒーローである?第一王子セシルと国王夫妻のキャラが立っていて、重苦しいはずの展開をコメディーに転換させてしまう演出が、これまでにない面白さ。おかげで?陰鬱といわれたステラの表情がどんどん明るくなり、自信をつけていく様子も納得です。
     王様にはならないセシルと侯爵家のくびきから解き放たれたステラ…政治的には自由な、特異なスキル持ちの彼らがタッグを組めば、向かうところ敵なし?実家侯爵家を皮切りに、この二人には国中をお掃除してもらって、どんどん聖域化を進めていただきましょう!(笑)

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  7. 評価:5.000 5.0

    さりげなく人類への警鐘物語

     神様の?都合で、異世界に落とされた主人公翔、チートレベルの魔力量と天然を武器に?異世界の「浄化」を進めます…と、ここまではよくある話。そして、そんな主人公が瘴気に塗れた「森の王」たちを浄化し、人間の王に奪われていた森の力を、次々と取り戻していく…と、ここまでも想定できる話。普通に読んで、無自覚天然日本人の異世界のんびり開拓物語として、十分に楽しめると思います。
     でも、見方を変えるとこれ、とても示唆に富んだ作品なのでは?つまり、舞台を現世界の「地球」に置き換えて、「人の王」を地球人類、「森」及び「森の王」たちを自然、あるいは地球そのものと位置付ければ、いつかは地球人類しっぺ返しをくらうぞと…そして、それはもう始まっているかもだぞと…そんなメッセージ性を感じてしまいます。うん、ほのぼのとした中にもピリリとスパイスを効かせてくるほのぼのる500先生なら、十分仕掛けてきそうかも…!
     地球から搾取し続け、我が世の春を謳歌してきた人類に、いつか訪れるかもしれない負の「返却」…この作品に登場する悪辣な「人の王」の滅びを願う前に、自分たちこそ我が身を振り返ってみるべきなのかもしれません。

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  8. 評価:5.000 5.0

    最後にはそれが真実に…

     登場人物はそれなりに多いのに、結局はこの物語、ヒロインのローゼン・ウォーカーとヒーローのイアン・コナーの心理戦二人芝居、「船」という閉ざされた空間を舞台に、二人のひりひりするような駆け引きが繰り広げられます。嘘をついているのはローゼンかコナーか、騙されているのはローゼンかコナーか、それとも読者なのか、物語が終盤に差し掛かっても落としどころを読み切れない、本当の意味での「続きが気になる」作品です。
     実はこの二人、それぞれとある事情で、出会う前からお互いを認知していました。つまり、出会うべくして出会った「運命の二人」といえるでしょう。
     最終局面で主人公の一人が、もう一人に語りかけます。「この嘘がこの先も永遠に続くように…」「嘘をつき通して 最後にはそれが真実になるように…」タイトルに込められた想いが、一気に溢れ出した瞬間でした。
     全80話完となっていますが、実際は本編が75話までで、残りは後日談。あれだけ心理劇の様相を呈していたのに、最終話近くになってファンタジー要素強めに…?これに関しては、賛否両論あるようです。従って、外伝後日談も、現実なのか、夢なのか、ちょっと不思議な雰囲気。骨太の物語を求めるのなら75話完結、ファンタジーを期待するのなら80話完結と捉えたほうが良いかもしれません。あ、これだけ意味深に書きましたが、星5ですよ〜。

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  9. 評価:5.000 5.0

    「再生魔法」…灯台下暗し設定だった!

     異世界転生ではなく、逆行、回帰、憑依なんかでもなく「再生」…うん、これは新鮮!灯台下暗し設定でしたね。これなら、同じ時間軸で、同じ相手と「やり直す」ことができる。とってもとっても不幸だった分だけ、とってもとっても幸せになれる。原作とやらにも振り回されず、生きたいように自分の生き方を選べる。ある意味、本当の再生物語だと思います。
     テオヴァルドの強い想いと再生魔法によって、体が再生したところまでは良かったけれど、若返り過ぎたヒロインパトリシア(記憶ありー当たり前か笑)。でも、全くの別人として生き直すことによって、再生前の人生に捉われることなく、客観的に周囲を観察できているので、結果オーライ。前回のパトリシアのままだったら、父アルヴェーン伯爵の本音も、なかなか知る機会がなかったでしょうから。ただ、ろくろく愛や恋を経験せずに「命を落とした」ので、そっち方面に関しては、うまく立ち回れないのも事実。王となったテオと補佐官となったパティとのもだもだ駆け引きが、どうにもじれったくて、ニマニマしてしまいます。
     はっきりいって読者の興味は、いつパティが正体を明かすのか、そして、どんな形でテオと結ばれるのか、その一択(二択?)。残念ながら、テオの地位を狙う一味の存在も、ちらほら見え隠れしていますが、それでも死を乗り越えてやり直しの機会を与えられた二人、きっとハピエンを迎えることを信じて、星5です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    フルカラー化による使用pt差の考察

     モノクロ版で先行している作品のフルカラー版です。優れた治癒能力を持っていたが故に滅ぼされた慈一族の生き残りである凜風と、皇后であった母の命を奪われた第一皇子昊天とが、共通の目的のために「契約結婚」をして、ラスボス現皇后とその周辺下衆どもと、命をかけて闘うお話です、ざっくりまとめると…。
     詳しいストーリー展開のほうは、モノクロ版にお任せするとして、ここで気になるのは「フルカラー化による5pt差は是か非か」ということ。フルカラー化によって、目も当てられない状態なることはままありますが、幸いこちらの作品は大丈夫。感情の高揚によって色が変化する凜風の瞳の様子もよく分かるし、昊天の感情の起伏や、後宮の煌びやかさも伝わり易くなっています。それを理解した上で、5pt⤴️でもフルカラーverの購入を続けるのなら、こちらはオススメ。とりあえずリーズナブルにストーリーだけでも、というのならモノクロ版でも十分楽しめます。さて、どちらと「契約」を続けますか?

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