Mayayaさんの投稿一覧

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261 - 270件目/全364件
  1. 評価:5.000 5.0

    フィリップ急降下中 着地点は何処に?

     あー、出だしが間違っちゃたのよね〜、この奥手で不器用な二人…。格差婚の上、愛が生まれそうもないと判断した女は、別れを演出し、突破口を模索中だった男は、ピンチをチャンスに変えるべく、大博打に打って出た!さあ、狐と狸の化かし合い?の始まりです。
     ヒロインやヒーローが、本当に記憶喪失になっていて、その恋人やパートナーが以前の冷たい関係を隠しつつ、愛の再生を図る…というなら、よくある話、ハーレクインあるある、テッパンですね。けれども、こちらの二人は、記憶喪失のふりをするヴィオラと、愛し合っているふりをするフィリップと、Wのトラップが…。いったい、どちらが先に「ウソ」を認めるのか、続きが楽しみで仕方ありません。
     スカイダイビングの如く、策略の大空に飛び出したフィリップくん。一体、どこにどのように着地するつもりなのか、お手並拝見です。まあ、それを言うなら、ヴィオラのほうもですが…いつまで記憶喪失のつもりを続けるのでしょう。不器用な二人の超不器用な作戦を、高みの見物で楽しみながら、恋の成就を見届けたいと思います。

    • 50
  2. 評価:5.000 5.0

    恋と愛とは胃袋から?!

     まず、真っ先に浮かんだ疑問は、亜衣は、どうして「女として見てくれない」相手と付き合おうと思ったのかなぁ…ってこと。もしかして、亜衣も相手も「とりあえず付き合ってみよう」ってクチ? だとしたら、1か月でフラれても仕方ないよー。むしろ、キスにいく前に、別れてくれてありがとうだね。
     恋をするにあたってやっぱり大切なのは、亜衣の「おひとり様居酒屋ライフ」を尊重できる価値観の持ち主と出会うことじゃないかな? その意味で、大越サンと知り合えたのはラッキー。イケメンで、若干軽そうだけど、その分守備範囲も広そうじゃん。美味しい匂いを呼び水に、胃袋もガッチリ掴めた感じだし、この先の展開が、とっても楽しみです。
     心配なのは、亜衣自身が恋を恋と思わず、いつまでももたもたすること。大腰サンは大越サンで、自分のタイプから外れている亜衣を、恋愛対象と認識できるかってあたりで、焦れ焦れしそうですね。26歳と32歳、読者をやきもきさせながら、ゆっくりゆっくり恋と愛とを育んでくれることを期待しています。あ、もちろん美味しいお宅居酒屋メシも、楽しみにしてますよー。

    • 5
  3. 評価:5.000 5.0

    甲乙つけがたし、パラレルで行こう!

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     幼い頃に受けたトラウマがもとで、男子が超苦手なヒロインひな子。だったら、共学になったばかりの元男子校を、進学先に選ぶなよ〜とツッコミを入れたくなりますが、そうでもなくっちゃこのお話は始まらない。作者様同様、ひな子が自分を変えるために踏み出した、無謀な一歩ということにしておきましょう。
     自分を成長させるために、一生懸命努力を重ねるひな子、勿論ヒロインとしての資格十分です。けれども、何といってもこの作品のキモは、椎名駿と和久井瑞希、二人のWヒーロー!上杉達也と上杉和也以来、読者の派閥を二分するWヒーローは数々存在しますが、この二人もそこに名を連ねること間違いなし。どちらがひな子のハートを射止めても、どちらが当て馬になっても、双方話が成立したはず。実際、里中先生も、途中まで結末を決めていなかったとか…。惜しかったね、和久井クン!やっぱり、ファーストコンタクトの早いほうが、有利だったみたい。
     三角関係?の決着はついたようですが、三人で手を繋いで、ひな子がぴょんぴょん踊っているみたいになるラストシーンは、印象的かつ意味深。この後、もしかして?とか、和久井くんと結ばれる別次元バージョンがあってもよいのでは?と、勝手に期待してしまいました。どんな女の子も、一生に一度は憧れるドロドロしない胸キュン三角関係物語、星5でお勧めです。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    「血統」の犠牲者たち

     王とその妃とくると、おとぎ話では「いつまでも幸せに暮らしました」となるはずだが、実際には、権力争いに巻き込まれたり、政治に翻弄されたりと、碌なことはなさそう…そして、古今東西、いつの時代でも問題になるのが「継承問題」…競走馬や和牛でもあるまいし、それほど「血統」を維持することが大事かっ?て思うけれど、うん、大事なんだろうな、それを大事に思う人々にとっては…。そういう意味で、「大奥」や「側室制度」、「一夫多妻」が、存外理にかなったシステムというのも頷ける。ただ、当の本人たちは、どうだったのだろう…種牡馬?繁殖牝馬? 本作は、その「血統」に翻弄された3人の犠牲者の物語とは言えまいか。
     3人とは、ベルタ、ハロルド王、そして、正妃マルグリーテ。微妙に「悪者」仕立てになっちゃったけれど、一番の犠牲者は、やっぱり正妃でしょ。血が近いせいで、何度も流産を繰り返し、挙句の果てに、第二妃があっさり出産、それも髪色、肌色の違う子を…ともなれば、追い詰められて当たり前。王サマ、何とかできなかったの?と思ってしまいました。
     この漫画自体は、ハッピーエンドの体をとっていますが、明らかに正妃の犠牲の上に成り立っています。だからこそ、ベルタには強く正しくあってほしい…そう願ってやみません。続話のコミカライズを強く希望して、星5です。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    「種の多様性」への挑戦状?

     3015年・未来は、バリアフリーが行き届いたわけではなく、マイノリティーに優しくもなく、精神的な発達の段階は21世紀並みか〜と想像すると、旧世代としてはちょっと寂しい…。「ドラ○もん」の時代はどこえいった?
     けれども、「ツバサに優しくない世界」と言い切るには、性急か。そもそも、ツバサの存在自体、「初めて」或いは「久しぶり」であろうから…。彼女一人だけのために、社会が変わる可能性が極めて低いのは、また現代も同じ。
     それでも、種の多様性を受け入れることによって、この地球は生命を繋いできた。ツバサの存在も種の多様性の一部。そして、レンとの出逢いが、ツバサの存在意義を、一層複雑かつ重要なものにしていきそう…。
     諦め、達観することで自分を護ろうとするヒロインを描かせたら、天下一品のsora 先生が、また新しい世界観で、私たち読者を楽しませてくれそうです。未来の人類の叡智とsora 先生を信じ、期待を込めて、星5です。

    • 5
  6. 評価:5.000 5.0

    地獄に墜ちろ、エセ聖女!

     異世界ファンタジーにタイムリープ?パラレルワールド?も加わっているので、ここはどこ?ワタシの意識はいつのもの?と、混乱したくもなりますが、細かいことは気にしない!レティシャとディトリアンの新たな恋し直し物語として楽しんでいこうと思います。
     それにしても母「聖女」の凄まじいこと…日本語としての「聖女」と捉えてしまえば、大混乱!この場合、職業、もしくは、何かしら能力を携えた者として、捉えたほうがよいのでしょう。だって、ギリシャ神話の神々も、浮気者や怠け者や気まぐれが多く、巻き込まれた人間は大迷惑だったのですから…。レティシャ、運が悪すぎたぜぃ。
     バタフライ・エフェクトではないけれど、レティシャが一度めとは異なった行動をとった時点で、すでに歴史は変化を始めている。レティシャとディトリアン、正しき心を秘めた新たな聖女とドラゴンを祖とする公国の正統な後継者として、必ずや歪んだパラレルワールドを、あるべき姿に戻してくれると信じています。人の不幸を願うタイプではないつもりでしたが、今回ばかりは「エセ聖女、因果応報地獄に墜ちろ!」と叫んで、星5です。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    二人の成長物語

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     読み始めは、主人公の二人、好きになれませんでした。だって、恭也くんは女性関係軽く考えている腹黒エセ王子だし、エリカは痛いだけの見栄はりJKだしで、ほとんど魅力を感じなかった。それが、257話かけて(コミックスにして16巻58話!)お互いを知り、少しずつ少しずつ成長していくにつれ、エリカはどんどん綺麗に、そして恭也くんはどんどん表情が優しくなってきたから、漫画の力って凄いなあと、改めて思いました。
     最後の回で、エリカが語ります。「幸せは噛みしめたほうがいいんだよ 当たり前のことじゃないんだからさ」黒王子の恭也が、オオカミ少女のエリカを選んだ理由…それは、エリカが、何でもない日々の中にも、幸せを見つけられるような子だったからではないでしょうか。二人の関係は、恭也が仕切っていたようでいて、実はエリカのほうが、鍵を握っていたんだということが、この下りを見て分かります。
     二人が成長し、幸せの意味を噛み締めるまでの257話、諦めずに読み通すことができれば、きっと分かる星5の物語、お勧めです。

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    ごめんなさい、今まで分は課金しません

    「椿町ロンリープラネット」が好きすぎて、その感動の思いを大切にしたくて、やまもり先生の新作からは、間を置いていました。だって、がっかりさせられることも、ままありませんか?どうしても、比較してしまうでしょうし…。だから、めちゃコミさんのレビューにも目を通していなかった…そのくらい、徹底していました。
     結論→うおぉぉぉぉ〜っ!何してたんだ!自分💢蹴りを入れてやりたいくらいです。外見の美しさは勿論のこと、内面の深さにも惹かれます。図らずも、本音で語り合う宵と琥珀の姿に、清浄な時間の流れを感じます。麗しいのは、宵か、琥珀か、やまもり先生を信じるべきでした…。
     無料分からのファーストタッチで、この感動!ごめんなさい、残りの配信分、課金しません。書店で、紙コミックス購入します。そして、コミックスになっていない分から、課金を始めます。絶対、今すぐ紙で手元に置いておきたい…そんな作品に、また一つ出会えました。星付けて、評価する必要あるのかなぁ…。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    古典と少女漫画の融合

     古典を原作とした漫画としてのイチオシは、大和和紀先生の「あさきゆめみし」これは、自分の中では、揺るがない。けれども、古典をモチーフとした新解釈漫画としては、この「とりかえ・ばや」、最高です!それもこれも、さいとう先生の崇高なる画力と、少女漫画ユーザーの期待を裏切らない物語再構築力の賜物。(女性漫画にジャンル分けされていますが、さいとう先生の中では少女漫画とのこと)
     とにかく、登場人物たちが美しい、特に、主要男性キャラたちが、敵役も含めてみんな美しい。その中でも、今上帝が素晴らしい!御髪を垂れた様子の、何と艶っぽいこと…光源氏かって。さいとう先生の源氏物語も、絶対ありだな〜と思いました。
     原作の「とりかへばや物語」が好きな方にとっては、「もののあはれ」感が薄まったり、部分的に話が変わっていたりして、?感があるかもしれませんが、こちらは、さいとう版「とりかえ・ばや」物語、ちゃんと少女漫画ファンが満足するように着地させてくれています。ちほ先生の平安大美麗絵巻、星5超で、超おすすめです。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    片想いを頑張った結果が両思い

    「片想いの逆襲」完璧超人の霧島くんと、彼にポンコツ猿人と思われている不動ちゃんのお話です。女の子として見てもらうために頑張る不動ちゃんが、可愛いです。
    「ごめんなさい、大好きです」先生を好きになってしまった女子高生、吾妻ちゃん。「私じゃダメなのも 全部わかってて 好きなんです」だから、ごめんなさいなんだ…。良沢先生の覚悟は如何に?
    「100年たっても」彼女と別れて、人は「心変わり」するものだと思ってしまった翼先輩。1年後だって、100年後だって、先輩を好きという気持ちを信じてもらうために、天城ちゃんのとった行動は?
    「この初恋のれきし」家庭的に恵まれない男子高校生甲斐くんの、本当の優しさを知ってしまった小学生の藍。そこから、16歳、23歳と、変わらず甲斐くんを想い続けた彼女の片想いの歴史です。森野萌先生の「マイ・フェア・ネイバー」を彷彿とさせる年の差ピュアラブです。
     馬瀬先生いわく、「両想いはどっちかが片想いを頑張った結果」だそうです。誰もが一度は経験しているであるであろう片想い。締め付けられるような胸のときめきを、思い出させてくれるオムニバスです。
     ところで、藍以外の女の子たちは、みんな苗字だけなんですが、それって馬瀬先生のポリシーなのかな?

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