Mayayaさんの投稿一覧

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261 - 270件目/全409件
  1. 評価:5.000 5.0

    小豆こま先生は、小豆先生???

     ストーリーはよくある「掴みは政略結婚」モノですが、アルファポリスーエタニティでおなじみ砂原雑音先生の原作であることと、作画が小豆先生らしいということで、購入を決めました。
    「らしい」というのは、「小豆こま」先生って、本当に小豆先生ご本人?改名?他ペンネーム?それとも、暖簾分けの赤の他人?正直、よく分からないので、誰か教えてくださいませ。まあ、万が一ご本人ではなくても、こちらの作品、小豆先生テイストたっぷりなので、よいことにしたいと思います。
     一見、葛城圭サマの押しの一手風物語なのですが、二人の出会いからしばらく経って、藍が圭のことを忘れた頃にコンタクトを試みるって、圭サマ、いったいどーゆーこと?それとも実は、ずっと縁談を申し込んでいた?そのあたりの事情、ちょっと気になります。
     藍ちゃんは、ただのホワホワ女子じゃないところがいい。圭をイケメンと認めつつも、割と冷静に対応しているところが、意外とデキる女、ヒロインとして好感がもてます。
     まだまだビジネスライクな雰囲気が抜け切らない二人。ここからどうやって甘々にもっていくのか、圭さん、腕の見せどころです。タイトルどおり「艶恋」を、小豆先生(多分)が描くスタイリッシュな作画で楽しめることを期待して、星5です。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    明治版「コレットは死ぬことにした」

     生贄のヒロインと異種ヒーローとが結ばれるお話は様々ありますが、「死神」をこんなに優しい存在として扱った作品は、そうそう多くはありません。死者を黄泉へ正しく導くために、枕元に立って印を付けているのに、恐れられ、嫌われ、憎まれる…どう考えても割に合わない死神の八雲様、まるで「コレットは死ぬことにした」の冥王ハデス様みたいです。八雲様も、ハデス様も、死者を大切に扱っている神様。そしてどちらも、死と向き合うことで、生きることの大切さに気付かせてくれる、素晴らしい作品です。
     コレットは、天然ゆえの真っ直ぐさで、ハデス様のハートを鷲づかみでしたが、こちらのヒロイン千鶴も、元華族の高潔さと愛されて育った誠実さで、八雲様を魅了していきます。この二人の強さと潔さ、ある意味似た者同士かも?そりゃ、どちらも神様に愛されちゃうくらいだかんねー。でも、ほとんどポーカーフェイスのハデス様に対して、八雲様は、笑顔、デレ顔もそれなりに見せてくれるので、より可愛さ増し増しかもです。
     コレットは一度死に、女神ペルセポネとして復活しましたが、八雲様と千鶴を待ち受ける運命は?ご都合主義と罵られても構わないので、二人に幸せをと願わずにはいられません。

    • 27
  3. 評価:5.000 5.0

    恋でも愛でも、どっちでもいいじゃん!

     名家のお嬢様と、彼女に仕えるイケメンハイスペック執事…う〜ん、使い込まれた鉄板ネタだ。差別化を図るとすれば、ヒーロー、ヒロインのキャラ設定をどうするかってあたりでしょうが、こちらの作品は「普通」を夢見る純情素直なお嬢様と、お嬢様命でありながら、そうそう簡単に心の内は見せない和服執事の「愛」の物語。鉄板ネタにも関わらず、佑架の普通っぽさと美絃の囲い込みっぷりに、早くもワクワクさせられています。
     でも、よく考えたら、この二人、障害なんて殆どなさそう。だって花染家は、名家で桁違いのお金持ちだから、今さら佑架が政略結婚をする必要なんて、全くない。お兄ちゃんをはじめ、家族だって佑架を大事にしていそう。おまけに、ハイスペック美絃は、花染家の内情もよく理解しているし、ご当主様の懐刀として、これ以上ない適任。忠誠心は、言わずもがなで、これで、この二人をくっつけない理由が、正直見当たらないんですけれど…。
     だから、本当にあとは、二人の気持ち次第。恋でも愛でも、一生一緒にいたい気持ちがあるのなら、どっちでもいいじゃん、とっととくっついちゃえ〜〜〜っと、心の中で叫びながら、これからもこの二人を、生ぬる〜い目で見守っていこうと思います。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    こちらの「黒崎」くんは…

    「黒崎くん」が出てくるお話って、結構あるけれど、それだけヒーロー向きの姓なのかな?でも、こちらの黒崎くん、数ある「黒崎くん」の中では、一番ピュアでクセがない男の子かもです。だって、イケメン高身長で、サッカーは全国レベル、頭だって悪くないのに、チャラくない!!これは、ポイント高いよ〜。普通のDKだったら、すぐ女の子と遊んじゃうだろうに、一体なぜ?単なる女嫌いなら、モカとも関わらないだろうから、多分性根が透けて見えるヒラヒラ女子が苦手なんだろうな。いつか黒崎くん目線で、そのあたりの事情が語られるんじゃないかと期待しています。
     サブタイトルで「はじめての恋は甘すぎて」とあるように、とにかくこの二人、初々しい。特にモカ、自己肯定感低すぎて、焦れったい!(←気持ちは分かるけど)他の女子には、完璧に塩対応の黒崎くんが、あれだけいろいろ気にかけてくれるんだから、もっとごっつりしてもいいと思うよー。
     動き出した二人の心、このまま和泉クンの独占溺愛モードといきたいところですが、モカ、相当数の女子を敵に回しそうだね。それでも黒崎くんを信じられる?そして、黒崎和泉クン、モカを守り切れる?二人が「はじめての恋」をどのように成就させていくのか、これからの展開がとても楽しみです。ピュアなモカとチャラくない黒崎くんにエールを送る意味で、星5です。

    • 151
  5. 評価:5.000 5.0

    こりゃ無理でしょ

     この作品の存在を知ったのは、映画化によって。でも、みてはいない、なぜなら、今をときめく?人気アイドルをキャスティングしていて、映画としては、あまり期待できそうもないと感じたから。
     そして、今さら原作を読んでの正直な感想…こりゃ、映画化、無理でしょ。かぐやと白銀、それと生徒会を取り巻く面々の頭脳戦?心理戦?を支える膨大かつ適切なタイミングで繰り広げられる台詞の数々、これを単なる話し言葉だけで伝えようとしたのなら、この面白さ、多分伝わらない。
     それにしても、すれ違い、思い込み、空回りの波状攻撃がここまで面白いとは…まさに毎話、腹筋崩壊!思わず笑い声が漏れてしまうので、他人がいるところでは、読まないほうが無難。家族にだって、気味悪がられてしまうかも?!結構な台詞の文字量があるので、音声や映像ではなく、自分のペースで読んで楽しむほうが、絶対に笑えると思います。
     とはいえ、実際に映画をみていないのに、思い込みでこき下ろすのもなぁ。なんか、続編も作られたみたいだし。公平を期して、映画のほうもみてみることにします。あ、こちらの書籍版の原作、もちろん星5の面白さですよー。

    • 5
  6. 評価:5.000 5.0

    必ず2作セットで!がオススメです

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     ヒロイン視点の本編に対して、ヒーロー視点のサイドストーリーを絡ませたものとしては、「フィフティ・オブ・グレイ」に対する「グレイ」が記憶に新しい。一見、その場をコントロールしているかに見えたヒーローが、実は結構必死だったとか、葛藤していたとか、より作品への理解が深まって、絶対両方読みたくなってしまう。
     こちらの「冷たい上司は本音を隠す」も、また然り。というか、「冷たい上司と嘘の恋」と「冷たい上司は本音を隠す」は、2作読んで、初めてこれらの作品のよさが分かると思う。
    「冷たい上司と嘘の恋」だけなら、なぜ皆川佑人が奈都に心奪われたのか、今ひとつ伝わらない。ヒロイン特権?絆された?ご都合主義?的な? うまく立ち回れない奈都に、苛立ちさえ感じるかも…。
    「冷たい上司は本音を隠す」だけなら、場面転換が唐突で、話が分かりにくい側面がある。そして、上から目線の皆川の傲慢さを、受け入れきれないのでは?
     お勧めの読み方は、「嘘恋」→「本音」→もう一度「嘘恋」 あるいは、2作を同時に開いて読み進める…(あ、電子では無理か…) きっと全てが腑に落ち、仕事人として、女性として、大きく成長した江藤奈都を祝福したくなると思う。星5を付けるなら、必ず2作セットで!という条件で。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    読めば読むほど味わい深く…?

     いろんな意味で、ヒロインミチコがダメダメ過ぎて、腹が立ってくる。で、話数が進めば、少しはスキルアップするのかなと思いきや、それもなし。口は悪いし、疑いすぎてイイ男逃しちゃうし、貯金はないし、さらには若くもないしで、ミチコさんの現状、目も当てられない。さすが「ダメな私」第1号です。
     個人的には「ダメな私」が、もう一人。それは、ヒーロー黒沢歩(通称主任)。この人も口が悪いし、横暴だけど、一番のダメダメは、兄の恋人を何年も想い続けて、拗らせまくっていること。せめて、お兄ちゃんや同棲相手に気付かれないように想えよ〜。ま、ミチコにバレるようだから、無理かぁ…。
     このダメダメコンビ、ホントに腹立つコンビなんだけど、二人の歯に絹着せぬ?丁々発止のやりとりが、たまらない。犬も食わぬ夫婦喧嘩?的な…破れ鍋に綴じ蓋とは、よく言ったもんだ。
     漫画の主人公として、好きになるポイントがほとんどなかった二人なのに、いつの間にか心をがっちり掴まれていた。毎日言いたいことを言い合って、食べたいものを食べて、そっかぁ、好きになるって、そんなもんだよな。等身大のダメ恋物語、付けたくないのに星5です。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    番外編もこっちでしょ!

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     初っ端から、胸が苦しくなるような展開。他の女の子とイタしているところを見ちゃったんだよ、せっかく旅行の約束をしたのに、他の女の子を優先しちゃったんだよ、弓弦を庇って、花、あんた殴られちゃったんだよ、就職するって言ってたのに、地方の大学の医学部に行くって、一人で決めちゃったんだよ、それなのになぜ、花は弓弦を想い続けることができたのか…刷り込み?おバカ?それとも、全ては愛の成せるわざ?あまりにも花の心が綺麗すぎて、弓弦も大変だったろうな。友達になれば癒されるだろうけれど、恋のライバルとなれば、最悪最強の敵!なんやかやで、ルカに勝ち目はなかった…。
     花と再会するまでの日々の中で、弓弦がしてきたことは、決して褒められたものではないし、認められることでもない。ただし、弓弦の両親、親戚たち、継母、昴の両親等、彼の周りに存在した大人たちの、なんと身勝手なことか。その中にあって、もっと酷い犯罪に手を染めたり、自ら死を選んだりしなかったのは、幼少期の母との、そして花とのあたたかい想い出が、心のどこかに残っていたからか。弓弦と花との決定的な違いは、大きな愛で見守ってくれる大人が、側にいてくれたかどうか。花の「与える愛」の源は、やっぱり花父だろうな。
     花と過ごす中で、弓弦が辿り着いた答えー「どこに生まれるかなんて 誰も誰にも選べない けどどうやって生きていくかは 全部自分のものだ」彼のような境遇で、この境地に辿り着ける子がどれだけいるのか…大人の責任は重い。そして、弓弦に花がいてくれて、本当に良かった。
     大学進学にあたって、二人が一度離れ離れになるラストには賛否両論。けれども、「いってきます」と言って花に微笑んだ弓弦の表情には、希望と信頼と、そして花への愛が見てとれた。もうこの二人は、何があっても大丈夫、そう思わせてくれるラストでした。だから、これはこれでアリかと…。
     一つ不満なのは、二人のその後を描いた番外編が、「センチメンタル キス」のほうにくっついていること。紙版は仕方がないにせよ、電子版くらいはこちらにくっつけても、よいんぢゃないですかぁ〜?

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    「緑陰の冠」を冠る者は?

     ヒロインのラン(本当はモブだけど)は、賢く、愛情深く、かわいいし、ヒーローのユスタフ(こちらは正真正銘の主人公)は、沈着冷静でクールなイケメン!今まで読んだ異世界転生ファンタジーものの中では、一番キャラクターデザインが好みです。特に、普段は無表情なユスが、ランがらみで時折見せる緩んだ表情…その微妙さがたまりません!そのうち、破顔一笑のユスを見ることができるのかな?
     正直なところ、設定は注釈の必要な専門用語?が多用されるなど、一度では把握しきれない感があります。が、あまり気にせず読んでも、面白さは十分伝わってくるので、大丈夫。粗探しをせず、ぐいぐい読むことをお勧めします。
    「緑陰の冠」…それは、最上級のエメラルドを配したラチア公爵夫人のティアラ。果たして、ランが「緑陰の祝福のあらんことを」と挨拶を交わす日がやってくるのでしょうか。そしてその隣で微笑んでいるのは、ユスなのでしょうか。血は繋がっていないとはいえ、義姉弟であることは、かなりの障害のはず。物語の「本当のヒロイン」の存在も気になるし…。けれども、ユス・ラン推しとしては、困難を乗り越えて、ぜひ二人一緒に幸せになってほしいと願っています。もちろん星5で、大応援です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    普通な大人のピュア恋応援歌

    「大人の恋」というと、男女どちらかが(あるいはどちらも)非現実的にハイスペックだったり、カラダの関係とか後腐れがないとか、カッコつけだったりで、ワクワクするというより「疲れる」というイメージが強かった。漫画として楽しむ分にはよくても、実際にこうだっら、ドロ沼〜的な?でも、この漫画は違う!普通に真面目な子供たちが、普通に真面目な大人になって、普通に普通同士で恋をする…そんな普通の恋の物語です。
     学生の頃と違って、社内恋愛、勇気いるよね。失敗が許されない感じがしちゃうのは、常に「年齢」「立場」「結婚」がちらつくから?だからこそ、黒澤ー葵ペア、大島ー小津「ダブルケイ」ペア、坂本ー市川ペアの焦れ焦れキュンキュンがたまりません。なんぼ大きな会社か知らんけど、同じ会社内で、そうそう男女の修羅場を演じられたら、生産性落ちるじゃん。このくらいが、丁度良い。
     大人だからって、誰もがスマートに恋をできるわけじゃない。実際は、こんなモンでしょ?だから、カッコつけなくてもいいんだよ、そう背中を押してくれるような大人の恋の応援歌、星5超で激推しです。

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