バック・トゥ・ザ・フューチャー:金ロー新吹き替え版 “マーティ母”沢城みゆき「息子とのキスシーンは稀有」 “マーティ父”森川智之、“悪漢ビフ”三宅健太コメントも
配信日:2025/02/07 6:00
![「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の一場面(C)1985 Universal City Studios,Inc. All Rights Reserved.](https://c.mechacomic.jp/images/news_article/20250206/20250206dog00m200029000c/001_size5.jpg?eb694c056258ef363252ed0dfacd18542b4f792fe721280f39384846dc248e7b)
今年公開40周年を迎える大ヒットSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ全3作(ロバート・ゼメキス監督)の新たな吹き替え版が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で2月7日から3週連続で放送される。新吹き替え版では、声優の宮野真守さんが高校生のマーティ・マクフライ、山寺宏一さんがマッドサイエンティストの“ドク”ことエメット・ブラウン、森川智之さんがマーティの父ジョージ、沢城みゆきさんが母ロレイン、三宅健太さんが悪漢ビフ・タネンをそれぞれ演じる。森川さん、沢城さん、三宅さんがコメントを寄せている。
SF小説好きで変わり者、小心者で、一生懸命だけど空回りしてしまうマーティの父ジョージを演じる森川さんは「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、映画館で夢中になった作品です。誰もがあの時代に行ってみたいという願望があるのですが、それをかなえてくれる作品でもあるし、エンターテインメントとして完璧に描かれている作品でもあり、何十年経っても色あせない面白さがあります」と作品の魅力を語った。
ジョージを演じ、「タイトル通り、その時代その時代にタイムスリップする話なので、その部分でキャラクターの描かれ方をうまく表現しなくてはいけないので、そこを意識しました。お気に入りのシーンは、ダメなお父さんだったジョージが、トム・クルーズばりのすごいイケメンになって出てくるシーンです。最高に笑えて、役者も演じていて楽しかったのではと想像されます(笑)。お気に入りのせりふは、PART1で、ジョージがビフと気づかず背中越しに、『おい貴様、その汚い手をどけやがれ』と言うシーンがあるのですが、ビフが振り向いた瞬間ジョージがつぶやいた一言、『ビ、ビフ……』です。この人生終わった感が、最高です(笑)。あと、PART3の最後のほうに出てくるドクのせりふ『未来は自分で切り開くものなんだよ』もお気に入りのせりふです。これは、深いなと思います」と話している。
過去へタイムトラベルしてきた息子のマーティに恋をしてしまう母ロレインを演じる沢城さんは「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、純粋なワクワクとドキドキに満ちた作品で、大人になって鑑賞しても、あっさりときめけることに感動しました! PART1を見終わった後、しばらくConverseのスニーカーを履いてしまいました(笑)」と語っている。
さまざまな時代のロレインを演じ、「大変そうな要素であろう七変化は、最高に楽しいところ!と自分に言い聞かせて(苦笑)、シーンごとにシチュエーションにどっぷりつかって演じました。お気に入りのシーンは、ロレインが車の中でマーティにキスするシーンです。キスしたとたん!直前までの胸の高鳴りはどこへやら、違和感で急にスッと素に戻ってしまう、心がジェットコースターのような場面です。時を越えた“息子”とのキスシーンなんて、この作品以外ではなかなか出会えないであろう稀有(けう)な1シーンだと思います。憧れの金曜ロードショー。タイムスリップして、声優になりたかった頃の小学生の私に、いつかロレインを演じることがあると伝えても、おそらく信じてはもらえないでしょう。……緊張するのももはやもったいなくて、目いっぱい楽しみました! 新たな音色に彩られた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も愛していただけますように」と話している。
シリーズを通しての悪役で、度々トラブルを巻き起こす悪漢ビフを演じる三宅さんは「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は子供の頃からずっと見てきた作品ですが、この作品の魅力は、どれだけ時が流れてもゆるがないロマンが詰まっているところだと思います。さえないんだけど最後にキメる主人公、何でも開発するドクに子供心をくすぐられました。タイムスリップで時を行き来するだけでなく、いろいろな因果が存在するということをこの作品で初めて知り、タイムスリップってこういう事なんだと衝撃を受けました」と作品への思いを語っている。
ビフを演じ、「ビフという名悪役はとにかく終始テンションが高いので、細かいことより瞬発力、いかにエネルギーを放出するかに注力しました。体力勝負のアフレコでした(笑)。悪役だけど、どこか憎めない感じをギリギリ残したかったので、ユーモアを混ぜて演じるよう意識しました。さまざまな先輩たちが脈々とやられてきたプレッシャーもあったのですが、『頑張るぞ!』と自分を鼓舞していました。お気に入りのシーンは、PART2に出てくる老人ビフ&若いビフの掛け合いです。本人どうしなのに、『ぼんくら!』などと言い合うのが面白いです。あと、PART2でマーティがギターを弾くシーン。ちょっと上の世代の先輩たちが、これを見てギターを始めるきっかけになった名シーンだと思います。お気に入りのせりふは、ビフがジョージをからかう時のせりふ『靴のひもがほどけてるぜ!』です(笑)。30年近く声優をやってきて、まさか自分がこのせりふを言うことができるとは本当に光栄でありがたいです!」とコメントを寄せている。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、1985年に1作目が公開され、世界でヒットを記録。その後、「PART2」(1989年)、「PART3」(1990年)も大ヒットとなった。高校生のマーティ(マイケル・J・フォックスさん)が、科学者のドク(クリストファー・ロイドさん)が作ったタイムマシンのデロリアンでタイムスリップするSF作品。1作目は1985年の30年前の過去、2作目では30年後の未来、3作目では100年前の西部開拓時代が舞台となっている。
金曜ロードショーでは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー 新吹替版」が2月7日午後9時、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 新吹替版」が14日午後9時、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 新吹替版」が21日午後9時に放送される。1作目と「PART3」は25分拡大、「PART2」は15分拡大で放送される。
提供元:MANTANWEB