仮面ライダーガッチャード:「冥黒の三姉妹」“クロトー”宮原華音דラケシス”坂巻有紗 敵役の醍醐味と信念「ヒーローと思いながらやっている」
配信日:2024/07/28 10:23
特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」が公開中だ。中でもスピンオフも制作されるなど、子役の沖田紘乃(いとの)ちゃん演じる長女アトロポス、宮原華音さん演じる次女クロトー役、坂巻有紗さん演じる三女ラケシスの「冥黒の三姉妹」が人気を博している。宮原さんと坂巻さんに、敵役を演じての心境や反響、映画の見どころ、今後のテレビシリーズについて聞いた。
◇ライダーシリーズの敵役を演じられて「良かった」
――冥黒の三姉妹は人気ですが、反響は?
坂巻さん 皆さんが「ラケシス可愛い」とおっしゃってくださって。私自身もラケシスが大好きなので、幸せ。この役を演じられて良かったなと毎回、芝居しながら思っています。
宮原さん (クロトーのビジュアルと)普段が違いすぎて気づかれないですけど、小さい子から「クロトー頑張ってね」と言われると、もうやられちゃう。悪者なのにヒーローの気分になった感じ(笑い)。やれて良かったし、パワーをもらっています。
――仮面ライダーシリーズの敵役を演じての感想を聞かせてください。
坂巻さん 最初の頃は振り切って敵を演じていて、最近はいろんなことをさせていただいている。芝居が楽しいと思いながらやっています。
宮原さん クロトーは三姉妹の中でも一番姉妹愛が強いと思っているし、普段も有ちゃんや絃乃に対しての愛があるので、演じていて苦しい部分がリンクすることも。自分はあまり敵役をやっている気持ちはなくて、こちらはこちらの正義で戦っている気持ちでいます。誤解を恐れずに言えば、こっちがヒーローと思いながらやっています。
――敵役だからこそ良かったと思うことは何かありますか。
坂巻さん 振り切れること。敵役だからどう思われてもいいじゃないというわけではないですが、振り切れたのが良かったし楽しかったです。
宮原さん 敵役だから言えるせりふが多いなって。「クソガキ」というワードが、仮面ライダー史上初って聞いて、“初クソガキ”いただきましたって(笑い)。クロトーしか言えないせりふがたくさんあって、楽しんでいます。
◇映画は「三姉妹ファンは胸が苦しくなるかも」
――今回の夏映画、台本を読んでの感想や見どころを教えてください。
坂巻さん 初めて見たときは(悲しいような切ないような表情で)「えっ……」ってなりました。ライダー史上、一番のピンチになるので、皆さんに応援してほしい。とってもパンチが効いた映画。新しい発見など新鮮さも楽しんでいただけたら。
宮原さん 全キャラを応援したくなる。台本を読んだときキャラ全員が愛されているなと感じました。それぞれのキャラが新しい一面を見せられている映画。応援しながら楽しんでください。
――三姉妹のおすすめシーンは?
宮原さん 三姉妹ファンはもう胸が苦しくなるかもしれない。苦しくなるというか切ないシーンなので見てほしいです。
坂巻さん 私は芝居していてつらかったなあ……。キャラ的には、いい意味で振り切れた芝居ができたと思います。アフレコをしていたとき、隣が(仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎役の本島)純政君でしたが、そのシーンが流れた瞬間、「しびれる!」「カッコいい!」と言ってくれました。
――最後に今後のテレビシリーズの見どころをお願いします。
宮原さん 三姉妹として最後まで関係性がどうなるのか。三姉妹ファンの方は最後まで追ってほしいです。クロトーとしてはハッピーエンドを迎えたいと願っています。
坂巻さん 三姉妹と錬金アカデミーチームとの中間の立ち位置にいるので板挟みというか。人間になるという指標ができたけど、「人間って何なのか」といった葛藤もラケシスの中にはある。そういった部分の芝居も見ていただければうれしいです。
映画は、未来の世界から突如「時空ゲート」を通って出現した敵に、苦戦を強いられる宝太郎たち。現在と未来を守るため、かつて宝太郎たちの窮地を救った、仮面ライダーガッチャードデイブレイク/20年後の宝太郎(DAIGOさん)がいる未来へと向かう……という展開。「爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット」と同時上映される。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
提供元:MANTANWEB