ヤマトよ永遠に REBEL3199:福井晴敏「正しさは人を救うのか?」 第六章でテーマが「はっきり見え始めた」
配信日:2026/06/26 22:11
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第六章「碧い迷宮」の初日舞台あいさつが6月26日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された。総監督の福井晴敏さん、監督のヤマトナオミチさん、脚本の岡秀樹さん、桐生美影役の声優の中村繪里子さんが登場し、第六章に込めた思いや制作の裏側を明かした。
2月20日に上映された第五章「白熱の銀河大戦」のラストで、宇宙戦艦ヤマトが時空結節点を越え、未来ではなく、2026年の東京にたどり着いたことも話題になった。福井さんは「実は、原作から離れたことはそんなにしない。音楽もこのシーンでこれを使うと決め込んできた。今まで積み上げてきたことが解禁されてくる」と説明し、「これまで『ヤマト』が達成できなかった聖地巡りができる。コスモハウンドが出てくる場所も実際に見てほしい。コスモハウンドが出てくるための場所に見える」と呼びかけた。
上映前に公開された映像では、ヤマトが東京上空を飛び、月面に擱座していた銀河が発進するシーンが描かれている。黒いヤマトが登場することも話題になっている。ヤマトさんは「ヤマトが東京上空を飛ぶ際の距離感を調整しました。黒いヤマトもそうですが、苦労しました。銀河の発進もうまくいきました」と話すと、福井さんは「(銀河は)大暴れしていましたよね」と笑顔を見せた。
岡さんは「第六章が一番ドキドキしています。鬼門だなと思ってきました」と公開まで不安もあったといい、「これを出すんですか?と(福井さんと)意見が食い違ったものがありました。3回は『やめてください。混ぜるな危険』と言っていたのですが、皆さんが好意的に受け止めていただいているようで」と胸をなで下ろした。
岡さんは「シナリオでも戦慄(せんりつ)したシーンもあります。第六、七章はこの人(福井さん)が全て設計しています。きちんと畳むという思いがあったのだろうけど、緻密に計算されている。見る度に泣いてしまいます」と話すように、人間ドラマも大きな魅力だ。
岡さんは「いい話も盛り込まれているけど、やらかした人もいる。土門が盛大にやらかすし、香坂先生もやらかす。緻密に作画されています。このアングル!?というカットもあります。人間は、自己を正当化しやすい。そこがしっかり表現されているのが面白いところだと思います。この先も想像していただければうれしいです」、ヤマトさんは「いろいろな人の力で物事が進む。いろいろな考え方もあって、みんな、一生懸命生きている。それを表現としてまとめられたと思います」と自信を見せた。
福井さんは「このシリーズは『正しさは人を救うのか?』がテーマでもあって、それがはっきり見え始めた。親子やご夫婦で見ていただければ」と思いを込めた。
岡さんは「人生にはいろいろな瞬間がある。自分が主役になったような高揚感があれば、真逆もあるし、正しいと思っても理解されないこともある。ただ、それで終わりじゃなくて、人生は続いていく。仕上がった映像を見て、それを強く感じました。親しい人と一緒に見てもいいと思う」とうなずいた。
「ヤマト3199」は「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマトIII」を原作に、新解釈を加えて再構成した。全七章で、最終章となる第七章「虹色の輪廻」が10月30日から上映される。
提供元:MANTANWEB











