明智璃子:テレビアニメ「ヤニねこ」 「すごい名前の役に決まってなかった!?」の声も

配信日:2026/06/26 11:11

アニメ「ヤニねこ」の一場面(C)にゃんにゃんファクトリー・講談社/ヤニねこ製作委員会
アニメ「ヤニねこ」の一場面(C)にゃんにゃんファクトリー・講談社/ヤニねこ製作委員会

 「ヤングマガジン」(講談社)で連載中のにゃんにゃんファクトリーさんのマンガが原作のテレビアニメ「ヤニねこ」がTOKYO MX、BS11で7月2日から毎週木曜深夜0時半に放送される。原作は“最もクズなネコ”の日常を描いたマンガ。放送に向けて、おちんぽ達郎役の明智璃子さんが収録の裏側を語った。

 --出演が決まった際の心境は?

 本当に驚きしかありませんでした。オーディションではほかの役も受けていたのですが、個人的に一番挑戦したキャラクターだったので、まさか達郎役を任せていただけることになるとは思っていませんでした。達郎の情報解禁時、SNSでは自分が予想していた以上に話題にしていただきました。マネジャーさんが私に合格を伝えてくれたとき、達郎のフルネームをデカデカと書いた掛け軸を用意して、それを広げて合格発表をしてくれたんです。そのとき、動画も撮影してくださっていたのですが、今見返すと私がきれいに膝から崩れ落ちていっていて。とても面白いサプライズでした。ほかの現場でも「すごい名前の役に決まってなかった!?」と、あたたかいお声がけをいただくことが多くて、本当に感謝しています。

 --作品の印象は?

 「ヤニねこ」は作品の方向性がコメディーやギャグだと思うのですが、それだけではなくて。「人間と獣人がとても自然に共存していて、その関係性がはたから見ると面白く感じる」というのが、この作品の根本にあるものなのかなとアフレコ中に思っていました。ディレクションをいただく中で、制作側の皆さんも分かりやすいコメディーらしさよりも生々しい反応やリアルさを求めてくださることが多く、コメディーにもいろいろなベクトルがあるのだなと思いました。

 --おちんぽ達郎の魅力は?

 達郎は「一番まとも」と言われているものの、本当は別にそうでもないところが好きです。あの面々の中ではまともに見えるだけで、普通に結構変な人です(笑)。演じてみると意外と振り幅があり、ダウナーな時と喜びが弾ける時の差が結構大きいのですが、それは達郎のクリエーターらしさなのかなと思っています。

 --おちんぽ達郎から影響を受けたことは?

 実は達郎の基本の話し方は私が一番緩んだときの話し方をそのまま採用しています。私自身、昔からいろいろな人に「話し方がオタクすぎるよ」と言われることがあり、直しようのないまま生きてきたのですが、それが仕事でそのまま真っすぐ生かせることがあるんだと知ることができたのが、得られたものとして大きかったなと思います。

 --特に好きなキャラクターは?

 私はペンペンねこが一番好きで、皆さんにも早く声がついたペンペンねこを見てもらいたいという一心です。ペンペンねこのすべてがツボすぎて(笑)。テスト収録のときに前のセリフがペンペンねこだったことがあり、笑いすぎてしゃべれなくなったことがあります(笑)。その後、ヤニねこ役の夏吉ゆうこさんが「もうあれは仕方ない」と言ってくださったくらい本当にインパクトがあるキャラクターなんです。まだ明かされていない情報が多いと思うのですが、アニメ化のインパクトが一番強いキャラクターだと思います。

 --収録した感想は?

 まずとっても楽しいです。皆さん話されていると思うのですが、人生で口にしたことのない言葉を言うことが多い現場なので、とにかく新鮮なんですよね。私、「ヤニねこ」担当とは別のマネジャーさんの前で、汚い発言をしてしまったことがあって。普段はとても言葉遣いに気をつけているのですが、その時はそのマネジャーさんがすごく優しい目で「言葉が悪いかもですね」とおっしゃられて。私の中でだいぶ気が緩んでいたんだなと反省しました(笑)。

 --制作陣からのディレクションは?

 初収録のときに「達郎は笑いを狙いにいかないでほしい」とディレクションがありました。「変になりにいくのではなく、変になってしまっている感じ。本人にギャグの意識はなく、あくまでマンガ家としてのプロフェッショナルが行き過ぎてキモくなっているというのを忘れないで」というお話を、最初にしっかりとお話しいただいて、それが一番印象深かったです。キャラクターの方向性として大切にしようと心掛けたことですね。

 --ほかのキャストと共演する中で印象的だったことは? ヤニねこ役・夏吉ゆうこさんはインタビューで達郎の「居酒屋で酔っ払ってヤニねこを吸うアドリブ」を挙げていました。

 うれしかったです。あそこのシーンはキャラクターずつ個別に録ったので、「用意してきたものを全部出そう」と思ってブツブツ話しました。逆に私がほかのキャストの方々の演技を見て思った第一印象は、「皆さん本当にマンガで想像していたそのままの声だ!」というものです。私は途中の話数からの合流組だったのですが、収録の様子にとても感動しました。具体的なお話で言うと、やはり夏吉ゆうこさんのアドリブが本当に多彩で、毎度毎度予想していなかった切り口を見せてくださるので、勝手に楽しみにしています。夏吉さんは手でおならの音を出すのですが、本当にすごい。「人間ってそんなことできるんだ!」と思って(笑)。しかもおならにもバリエーションがあって、「今のは違う。もっといいの出せます」みたいなことをおっしゃることもあって。私もできるようになりたいなと思って見ていました。あと、字書きねこちゃんと掛け合いの機会が多いのですが、字書きねこちゃんはお芝居を聞いてますます好きになったキャラクターです。ひたむきなようでいて、どこかズレていて、ちょっと鼻につくところが、声が付くとより良くなっていて。とても好きなキャラクターになりました。

 --収録の様子は?

 内容はハードなのですが、収録現場はすごくふわふわしているんです。あたたかくて、明るいし、優しいんですよ。夏吉さんがニコニコしながらお菓子をくださったり、皆さんで今やっている話数のことについて話したり、すごく好きな現場です。個人的に一番印象的な出来事だったのは、お世話になった事務所の超大ベテランの先輩と共演させていただく機会が「ヤニねこ」でありまして。まさかこの役を背負っているときにご一緒するとは思っておらず、それまで達郎という役をいただいて恥ずかしいと思ったことはなかったのですが、さすがにその先輩にごあいさつするときだけは、ほんの少しだけ恥ずかしかったです(笑)。

 --印象的だったシーンは?

 ヤクねこちゃんと大家さんのお話がすごく好きで、ほかのキャストの皆さんともあそこだけ雰囲気違うよねみたいな話をしていたのですが、気まずさがリアルなんですよね。見ていて思い出したのは、長旅とかの帰りにみんなそれぞれ疲れていて言葉少なになる時間です。それに2人の雰囲気が似ていて、懐かしい気持ちになっていました。きっと放映されたら共感してくださる方がいる気がするので、共感してくれた方はぜひ教えてほしいです。

 --放送を楽しみにしている人に向けてメッセージをお願いします。

 達郎役を仰せつかってから、刺激的なことが本当にたくさんあったのですが、どれもが新しくて、幸せで、今はただただ早く皆さんにアニメを見ていただきたい気持ちでいっぱいです。原作を隅から隅まで愛している皆さんが作っているので、既に作品がお好きな方にも間違いなく笑って楽しんでいただけると思います。全力で頑張っておりますので、よろしくお願いします。

提供元:MANTANWEB

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