戸田恵子×中尾隆聖×山寺宏一:「アンパンマン」声優が語る“ヒーローの本質” 「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」 大人にも刺さると話題の劇場版最新作
配信日:2025/07/19 8:00

人気アニメ「それいけ!アンパンマン」の36作目となる劇場版最新作「それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!」。最新作は「ヒーロー」という存在をよりフィーチャーしており、アンパンマンに憧れてヒーローを夢見る男の子・チャポンの物語が描かれている。6月27日に公開されると、同作で描かれる「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」というテーマが子供はもちろん、大人にも刺さると話題を集めている。アンパンマン役の戸田恵子さん、ばいきんまん役の中尾隆聖さん、ジャムおじさん/チーズ役の山寺宏一さんが、シリーズを通じて描かれる“ヒーローの本質”について語ったインタビュー映像がYouTubeで公開された。
山寺さんは、人助けをするアンパンマンに対しチャポンが、「すごい!」「かっこいい!」と言われなくてもいいのか聞くシーンを挙げ、その疑問に対して迷いもなく「うん!」と答えるアンパンマンの真っすぐな思いに思わずグッときたという。山寺さんが挙げたアンパンマン視点での正義に対し、中尾さんは自身が演じるばいきんまんが貫く意思が垣間見えるシーンを挙げた。ばいきんまんがチャポンに向けた「お前は何のために生まれてきたんだ」という一言について、そのセリフ自体がばいきんまんの自問自答で、いくらアンパンマンに負けても「何回でも戦うぞ!」という、ばいきんまんとしてのスタンスを貫くシーンが印象的だったという。
戸田さんは、山寺さんが挙げたセリフからも分かるように、格好いいばかりがヒーローではなく、「みんなが喜ぶことをしたい」という純粋で真っすぐな思いこそが、アンパンマンが長年にわたりヒーローであり続ける由縁なのではないかと語っている。
最新作は、「アンパンマン」が描き続けてきた愛と勇気、生まれてきた意味と生き方を問う物語となる。空から落ちてきた不思議な男の子・チャポンは、アンパンマンたちと出会い、一緒に過ごす中で、誰かを助け笑顔にする喜びを知り、「ヒーローになりたい!」と願い、アンパンマンを兄のように慕うようになる。しかし、チャポンの出生の秘密を知るばいきんまんが現れ、衝撃の真実を知ることになる。「生まれた意味は自分で決める!」と、チャポンはみんなの笑顔のため、アンパンマンと一緒にばいきんまんに立ち向かう。俳優の蒼井優さんがチャポンの声優を務める。
「それいけ!アンパンマン」は、やなせたかしさんの人気絵本が原作。1988年にテレビアニメがスタートし、翌1989年3月に劇場版1作目が公開された。2024年に公開された前作「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」は、興行収入が7億3000万円を超え、「映画アンパンマン」シリーズ最高のヒットを記録した。
提供元:MANTANWEB