優希美青インタビュー(後編):演じてみたいのはまさかの〇〇なキャラ?好きなタイプや初恋の思い出とは?
更新日:2019/05/23 10:00
「ちはやふる-結び-」「暗殺教室」など、数々の漫画原作映画に出演している女優の優希美青さん。映画「うちの執事が言うことには」で映画版オリジナルキャラクターを演じる彼女に、最新出演作の撮影裏話から初恋の思い出までたっぷり語ってもらいました!
優希美青
優希さんの初恋は小学1年生。そのお相手は…?
――1番好きな漫画はなんですか?
「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) です。江戸川コナン(えどがわ こなん)君が初恋の人で、お休みの日は友達に会うか、家で「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) を読むかのどっちかになるくらい大好きです。
単行本を全巻持っているんですけど、それを何度も何度も読み返してます。好きな話をかいつまんで読み返すのではなく、最新話まで読み終わったら、もう一度1巻まで戻って…というような読み方をしています。
優希美青
――何度も1巻から読み返しているとは、よほどお好きなんですね。「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) に影響された部分はありますか?
危険予測ができるようになりました!(笑)道を歩いてる時に、誰かに後ろをつけられていないかな、背後から突然犯人が来るかもしれないな、なんてことを考えながら歩くようにしています(笑)。
あとは、トリックで使われているのを見て、日常の中でも「これをしたら危ないかもしれないな」と自分の行動に気を付けるようになりました。例えば、ファックスを使って火事を起こすというトリックがあるんですけど、その話を読んでからファックスの近くに火の元を置いてはいけないんだな…と学びました(笑)。
――他の漫画を読んで、コナン君以外のキャラクターに心が動くことはないんですか?
他の漫画を読んで、その登場人物を好きになるのが怖いので、恋愛ものの漫画を読むことは結構避けているかもしれません。
でも出演作品の原作漫画を読むと、登場人物のことを一瞬、好きになってしまいそうになる瞬間もあるんです。なので「それはいかん!」と、また「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) を読んで初心に返ります(笑)。
――「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) との出会いはいつですか?
小学1年生の時です。映画館に行って、館内に貼ってあった「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) の映画ポスターを見つけたんです。その瞬間、他の作品を観る予定だったのに「かっこいい!」と、コナン君に一目惚れしちゃいました。そしてそのまま、もともと観る予定だった映画もやめて、「名探偵コナン」 (青山剛昌/小学館) の映画を観たんです。
映画の中でコナン君が動いたりしゃべったりしているのを見て、「第一印象で思った通りの素敵な人なんだな…」と、さらに好きになってしまいました。
そこから漫画を集めて、アニメも映画も全部観て、一気にハマっていきました。当時から今に至るまでずっとコナン君のことが大好きです。
優希美青
――ご自身のTwitterでも、コナン君についてたくさんつぶやいていますよね。コナン君のどんなところが1番好きですか?
自分よりも周りを優先できるくらい余裕のあるところがカッコイイです。コナン君は、“罪を償うことが大事だから、いくら殺人犯だとしても絶対死なせてはいけない”というスタンスなんです。そういう考え方ができるのが、当時の私にはとても魅力的に映ったんですよね。
――優希さんがコナン君を好きになった小学生の時なら、コナン君のような大人な考え方ができる人は周りになかなかいなそうですもんね。
そうですね。小学生の頃は、同世代に落ち着いて物事を判断できる子はいなかったので、なおさらコナン君がかっこよく見えたんでしょうね。サッカーが上手で頭もいいし、幼馴染の毛利蘭(もうり らん)ちゃんに対してもすごく一途じゃないですか。私は一途な人にも惹かれるので、そういう部分もグッときましたね。
でも、たまに女性に対して思わせぶりな態度とってしまうところがあるので、そこはちょっと良くないなーって思います(笑)。
――そんなにコナン君のことが好きだと、ヒロインである蘭ちゃんに対してヤキモチを妬いてしまいませんか?
私はあくまでコナン君が好きなので、新一に対してヤキモチをやくというわけではないんです。…ないはずだったのですが、最近の話で、元の身体に戻った新一が、蘭ちゃんから告白の返事をもらうお話があって、結構ショックを受けてしまったんです。ショックすぎてまだちゃんと読めていないんですけど、気になっちゃいますね…。
- 少年漫画 名探偵コナン
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周りから影響を受けて挑戦していく
――映画「ちはやふる」で演じられた花野菫(はなの すみれ)は恋に一途といったイメージがありますね。優希さんと似ている点はありましたか?
恋に一途という意味では似ているところがあるかもしれません(笑)。でも、菫ちゃんは彼氏に振られたことを活力に変えて、すぐ気持ちを切り替えて動ける子なんです。私はコナン君一筋なので、そうやって切り替えられる菫ちゃんは強い子だなって思います。私は、新一と蘭ちゃんが付き合ったことを活力にはできなかったので…。
――菫ちゃんに対してどんな印象を持っていますか?
「ちはやふる」 (末次由紀/講談社) を最初に読んだとき、菫ちゃんはかるたよりも恋の方に心が傾いていて、ちょっとトラブルメーカーになりそうな子だな、と感じました。菫ちゃんは最初、かるたが好きでかるた部に入部したわけじゃないんです。でも、部員みんなのかるたへの思いや、一つの目標に向かって頑張っていく姿を間近で見て、徐々に引き込まれていくんです。
最終的には皆と同じ“全国大会優勝”という夢に向かって努力していて、その姿に胸を打たれました。恋愛体質で悪い方向に勘違いされることもあるけど、ただただ自分の気持ちにまっすぐで、真面目でいい子なんだと思います。
優希美青
――ご自身と菫ちゃんとの共通点はありましたか?
周りが何かに夢中になっている様子や、頑張っている姿を見て、自分も「いいな、私もやってみたいな」って惹かれる時もあるので、そこは似てるなと思います。
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――実際に周りの人から影響されて始めたことはありますか?
学生時代はバレーボール部だったんですけど、入部のきっかけは友達がバレーボールのラリーをしている姿を見て楽しそうだな、と思ったからです。他にも友達の影響でバスケットボールのクラブへ習いに行ったりと、周りの人に影響されて始めることは結構多いですね。
音楽は特に人に影響されやすいかもしれないです。友人や周りの人からオススメを聞いたら、自分もすぐにその曲を聴きます。そこから好きになるアーティストの方も多いです。
優希美青
自分と違うキャラクターを演じる魅力
――他にも出演された漫画原作の映像作品について教えてください。「暗殺教室」 (松井優征/集英社) では神崎有希子(かんざき ゆきこ)役として出演されていますが、こちらの原作は読まれましたか?
楽しく読ませていただきました!漫画のタイトルが「暗殺教室」 だし、メインキャラクターの名前が“殺せんせー”だったので、読む前はちょっと怖い話なのかなと思っていました。でも読んでみたら内容も全然怖くないし、それどころかとても面白かったので、夢中になって読めました。
――どんな経緯で神崎さんの役を演じることになったのですか?
実は、最初は違う役に挑戦するつもりでオーディションを受けに行ったんです。今まで“メガネでおさげの優等生”のようなキャラクターを演じたことがなかったので、「演じたことのないキャラクターに挑戦してみよう」と、奥田愛美(おくだ まなみ)さんの役を受けました。奥田さんは化学がとても得意で、作中でも毒物を使った暗殺計画を立てたりと、自らの頭脳を武器に、殺せんせーに挑む子なんです。
でもオーディションの後、奥田さんではなくて、神崎さんの役に選んでいただいたので少し驚きました。そこからまた原作を読み込んでいくうちに、どんどん神崎さんの魅力を知っていって…役をいただいた時は驚いたものの、とても楽しく演じることができました。
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――普段はどんな役を演じることが多いですか?
元気な子から、ちょっと影があるような子まで色んなタイプの役をいただいていると思います。
私自身、普段は友達と遊んでよく騒いでいるタイプなんですけど、それとは反対に影がある子だったり、意地悪をする子だったり、自分とは違うタイプの役を演じるのは新鮮でとても楽しいです。
優希美青
――今後、どんな役に挑戦してみたいですか?
年齢的にはもう少し先の方がいいのかもしれないですが、ミステリーものが大好きなので、いつか刑事などの警察関係の役をやってみたいなと思っています。警察のような正義の味方とは逆に、笑いながら悪事を働くような犯人役もやってみたいですね。
自分とは違うタイプの役を演じることは、楽しいのはもちろん、色んな発見があるのが1番面白いです。だから、これからも色々な役に挑戦していきたいです!
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明るく表情豊かな優希さん。映画「うちの執事が言うことには」やコナン君の魅力をたくさん語っていただきました。学生役だけではなく、ミステリー作品での活躍も楽しみですね!
写真:金子山
ヘアメイク:室橋佑紀(ROI)
スタイリスト:森宗大輔
プロフィール
優希美青(ゆうき みお)
1999年、福島県出身。「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012」にて13歳でグランプリを獲得。2013年には日本テレビ系のドラマ「雲の階段」で女優デビューを果たし、同年の映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」では主役の黒田みどりを演じる。 雑誌「ピチレモン」にて専属モデルを務めながらNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し話題に。映画「ちはやふる-結び-」やドラマ「暗殺教室」など数々の映像作品に出演し活躍。5月10日には、映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」で倍賞千恵子さん演じる主人公の若かかりし頃を演じる。雪倉美優役を演じた映画「うちの執事が言うことには」は2019年5月17日公開予定。初の時代劇でヒロインを演じた映画「GOZEN-純恋の剣-」は2019年夏公開予定。
◆映画「うちの執事が言うことには」公式サイト
http://www.uchinoshitsuji.com/
(C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会
◆優希美青 ホリプロオフィシャルサイト 公式プロフィール
https://www.horipro.co.jp/yukimio/
◆優希美青 公式Twitter
https://twitter.com/mioyukihoripro
◆優希美青 公式Instagram
https://www.instagram.com/mio_yuki/?hl=ja
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