めちゃコミックのTVCMで女優デビューを果たした謎の美少女・杉浦みずき 漫画、青春、未来を語る!
更新日:2017/08/04 10:00
現役大学生ながら、フリーアナウンサーとして活躍する杉浦みずきさん。めちゃコミックの最新CMで女優デビューを果たし、「あの可愛い子は誰だ?」と話題になりました。現在売り出し中の彼女に、好きな漫画や将来の夢などについて、語ってもらいました!
杉浦みずき
マネっこしちゃうくらい、のだめちゃん大好き!
――杉浦さんは、普段どのくらい漫画を読みますか?
両親から漫画よりも活字を読むように言われていたので、小さい頃は、漫画よりも活字を読むことが多かったですね。学校の友達に借りて、「メイちゃんの執事」 (宮城理子/集英社) や「ラブ★コン」 (中原アヤ/集英社) を読んでいました。
中学生の頃は、吹奏楽部でサックスを吹いていて、3年生の頃にはパートリーダーもやっていました。当時、部活内で「青空エール」 (河原和音/集英社) 旋風が巻き起こってましたね。
杉浦みずき
――サックスといえば、花形パートですよね。
私がサックスを選んだのは、単純に音が好きだったのもあるんですけど、小さい頃から続けているピアノを活かしたかったから。サックスは他の金管楽器とは違って指を動かすので、ピアノに近い部分があるんです。
部活はすごく楽しかったですね。みんな音楽好きだったので、休憩時間も合奏したりしてました。大学に入学する前、吹奏楽部の同窓会で集まった時に、河川敷でセッションしたんですよ。あれはまさしく青春でしたね。一生忘れられないと思います。
――「青空エール」 (河原和音/集英社) で、何か印象に残っている話はありますか?
一番心に刺さったのは、主人公の小野つばさ(おの つばさ)の教育係であるトランペットパートの森優花(もり ゆうか)先輩が、腱鞘炎になってしまうエピソード。めちゃくちゃ号泣しました。
もし自分の手が満足に動かなくなって、大好きな音楽ができなくなっちゃったら……って考えると、すっごく辛くて苦しくて。普段から涙もろくて、映画とかドラマでもよく泣いちゃうんですけど、特にこの回では涙が止まらなかったです。
杉浦みずき
- 少女漫画 青空エール
- 4.3 (1504件)
――杉浦さんも音楽をやっているからこそ、共感したんですね。
練習のしすぎでケガをしてコンクールに出場できない、というのはよくあることなので、他人事とは思えなくて。
音楽関係の漫画といえば、「のだめカンタービレ」 (二ノ宮知子/講談社) も大好き。もちろんコンクール向けのクラシック曲を練習するのも好きだけど、好きな曲を自由に楽しく弾くのが一番幸せです。そんなところが、主人公の野田恵(のだ めぐみ)ちゃんと似ていて、共感しちゃいます。
ハエが湧くほど部屋が汚いのに、持ち物が妙にかわいいところも、すごくツボです。のだめちゃんの持っている鍵盤のトートバックも買っちゃいました(笑)。実写ドラマや映画は全部観るくらい好きです。
- 少女漫画 のだめカンタービレ
- 4.6 (2160件)
カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の...
実は、かなりのテレビっ子なんです
――実写版の映画やドラマに抵抗がないんですね。テレビ番組はよく観ますか?
バラエティや報道番組も観ますけど、ドラマが一番多いかなぁ。結構、暇さえあればテレビですね……(笑)。
杉浦みずき
最近のドラマだと、断然「あなたのことはそれほど」 (いくえみ綾/祥伝社フィールコミックス) ですね。「東出昌大さんが狂気じみた演技をしているらしい」と聞いて観始めたのですが、実際に観てみたら、主人公の渡辺美都(わたなべ みつ)の方が倒錯的で……。「結局一番悪いのは不倫しているアナタでしょ!」って、モヤモヤしちゃいます。
登場人物みんな、闇を抱えているところが面白くて、観続けちゃいましたね。W不倫をしていた美都や有島くんはもちろん、浮気された側の美都の夫・渡辺涼太(わたなべ りょうた)や、有島くんの妻・有島麗華(ありしま れいか)も、どこか歪んでて、誰にも共感できないのが、逆に新鮮で。
――テレビ好きということは、めちゃコミックCMでのテレビ出演は結構嬉しかったり?
すごく嬉しかったです。ただ、本格的にお仕事で演技をするのが初めてだったので、撮影の日はかなり緊張しました。
最初にいきなり「お祭りに来て、“ヨーヨーしよう!”って顔してみて」と指示を出された時、自分なりに演じてみたけど、「本当にこれでいいの!? 演技ってこれで合ってる!?」と不安だらけでしたね。でも、現場のスタッフさんが暖かくて、撮影を重ねるうちに、硬さが取れていったような気がします。監督さんもすごく面白い人で、求めている演技の表情や動きを実演しながら指示を出してくれました。
青春の思い出は“劇団四季”
――CMに出演して、何か変わったことはありますか?
あまり、周りに芸能活動のことを言っていなかったんですよ。だから、仲のいい人さえも、気づいていなかったです。「似てると思ってたけど、これ本当にみずきだったの!?」って驚かれたり(笑)。
杉浦みずき
そういえば、CMに出演させていただいてから、めちゃコミックで、「君に届け」 (椎名軽穂/集英社) を読みました。実写映画は見ていたんですけど、原作も読んでみたくて。
――高校時代もまだまだ記憶に新しいと思いますが、風早翔太(かぜはや しょうた)君みたいな同級生っていましたか?
もちろん、いなかったですね! 現実は少女漫画ほど甘くないです(笑)。
私の中では、風早くんが理想の男性像なんです。誰にでも明るく話しかけることができて、男女問わず愛される人気者……ザ・王道な、学園の王子様系男子にキュンキュンしちゃう。
でも、同学年ではなかったけど、野球部とかラグビー部の先輩で、憧れていた人はいました。部活だけじゃなくて文化祭でも活躍していて、素敵だったな。
――杉浦さんは、文化祭ではどんな活躍をしたんですか?
私の通っていた高校は、自由な校風でした。先生が生徒を信頼してくれているから、イベント事も生徒主体で動けるんです。3年生の時のクラスで、劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を上演したことは、今でもよく覚えています。学区内でも「文化祭のクオリティがスゴイ」と話題になるほど、学校全体で本格的に取り組んでました。
――クラスのみんなで、本気で作り上げた劇だったんですね。
演出から舞台のセット、衣装まで、全部生徒の力で作り上げました。私は、白い魔女役をやりつつ、演出も手伝っていました。
劇って、脚本が一番難しいんですよね……。原作では約3時間の劇を30分にまとめるのですが、見ている人に内容が伝わって、見せ場があって面白いものになるように構成を練るのが大変で。でも、自分たちだけでやり遂げることができた分、達成感もすごかったです。高校時代、私にとっての風早君はいなかったけど、青春は十分経験できたかなって思います。
杉浦みずき
- 少女漫画 君に届け
- 4.6 (11780件)
陰気な見た目のせいで怖がられたり謝られたりしちゃう爽子。爽子に分けへだてなく接してくれる風早に...
挑戦し続けることで、未来を広げていきたい
――杉浦さんは10年後、どんな道に進んでいきたいですか?
中学生の頃からアナウンサーになるという夢は持ってました。自分の声で、誰かに何かを伝えられたらいいなって。この業界に入ったのも、最初は「アナウンサーになるため」でした。
でも、今年に入って、CMやバラエティ番組の出演や生放送のラジオMCなど、本格的に芸能のお仕事を始めて、一つのことに縛られずに、これからもいろんなことに挑戦して、自分の可能性を広げていきたいと思うようになりました。
最終的にどんな道に進むかは、正直、自分でもまだわからないんです。だから、まだ学生である今のうちに、多くのことに挑んでいきたいと思っています。
――可能性は無限ですね。今後なにか挑戦してみたいことはありますか?
昔からずっと憧れていた情報番組に出たいですね!
バラエティの司会も経験してみたいな。……ただ、私が関西出身なので、芸人さんのボケにツッコミを入れて、出しゃばりすぎちゃいそうですけど(笑)。
あとは、毎週出演している生放送ラジオ番組で、もっとしっかり実力をつけていきたいです。自由なテーマで話すフリートークはもちろん、生放送の時間内に話をきっちりとまとめて進行したりとか。「しゃべる技術」って、アナウンサーだけでなく、どのジャンル、業界でも重要だと思うんです。だから、今後どんな夢を選ぶにしても必要になることを、極めていきたいです。
杉浦みずき
大好きな音楽を題材にした漫画には、どうしても感情移入してしまうという杉浦さん。めちゃコミックの最新CMを皮切りに、今後も活躍の場を広げることでしょう。輝く未来に向かって、走り始めた彼女に大注目です!
写真:原恵美子
プロフィール
杉浦みずき
1997年生まれ、大阪府出身。同志社大学商学部在学中の現役女子大生・フリーアナウンサー。大学1回生で「美学生図鑑」にてモデルとして活動し、スカウトされた。2017年5月に放映された現在放映中の「めちゃコミック“お祭り ヨーヨー編”」にてCMデビューし、無邪気な表情やこぼれんばかりの笑顔で話題に。特技のピアノはバッハコンクールで入賞するほどの腕前である。
MBSラジオ「ザ・ヒットスタジオ(木)」、KBS京都「おかやまっさん」に出演中。
◆杉浦みずき 公式Twitterr
https://twitter.com/misscd2017_sm
◆セントフォース 杉浦みずき 公式プロフィール
https://www.centforce.com/profile/t_profile/sugiuramizuki.html
※上記リンクは外部サイトに接続します
小学生の頃テレビで観た光景に、つばさは心を奪われた。それは甲子園のアルプススタンドで、熱い声援...