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この子なりの価値観で生きてるのは思うんだけれど、相手役の男がどうしてこんな子を一途に愛し続けているのかがかなり疑問。
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この子なりの価値観で生きてるのは思うんだけれど、相手役の男がどうしてこんな子を一途に愛し続けているのかがかなり疑問。
「恋のツキ」から飛んできた。
「恋のツキ」同様、この作品も、一般的な意味での「共感」を削ぎ落としたヒロインで勝負している。
普通、「いかに登場人物に共感・感情移入させるか」で勝負するものなんじゃないか。
そういう意味では変化球もいいところなのだが、それでも読ませる力量は本当に大したものだと思う。
ヒロインの小谷は、通常の価値観からは外れてはいるけれど、そこに、一貫性はある。
ぶれていないのだ。
だからだろうか、私は、小谷を嫌いにはなれなかった。
まあ、好きにもなれなかったが、そんなのは作者の想定内だろう。
そして、山下である。
こいつも本当に駄目なのだか、この少年の小谷への想いは、恋愛のひとつの本質を突いてもいる。
周りは、言う。
「そんな女、やめとけ」と。
読者も、言う。
「もっといい娘がいるじゃん」と。
でも、そんなの、関係ないのだ。
「だって俺は小谷が好きなんだもん」、ということだ。
愚かである。
しかしその愚かさは、私のものであり、もしかしたら、あなたのものでもあるのではないか。
誰に何と言われても、あるいは自分自身ですら、「この娘とじゃ幸せにはなれそうもないな」とわかっていても、それでも、この人がいい。
「この人と幸せになりたい」、それも、恋だろう。
けれど、「不幸になるとわかっていても、この人がいい」、それも、恋じゃないのかな。
私はそう思うから、山下の愚かさを、笑えなかった。
行為自体が好きな女の子。
フランクすぎてびっくりですが、
素朴さもあるので、いやらしい感じが少ないです。
人に対する愛情が少しずつ芽生えていってほしいなと思います。
なんでももらっちゃう彼女の気持ちわかります。もらいすぎですが...。独占したい気持ちと離れられない思い。面白かったです。これからどうなっていくかも読みたかったです。
パッとしない子なのにとにかく男がいっぱい寄ってくる
しかも一人には本気で惚れられてる、ただただうらやましいです
私はこの主人公好きです。こんな主人公に恋してしまった男のは気の毒ではあるけど笑
貞操観念の緩さも彼女の魅力の一つのように感じます。
この方の作品のヒロインって独特で、きっとまだまだ理解されない部分があると思うし、確かに不快と思う人もいると思う。けど反面、こーゆー人間もいるのかな、それも悪くないのかな、と考えたりもする。
感情の思うがままに生きる小谷。自由奔放な生き方が、ある意味羨ましい。
感情移入はほぼできないけど、第三者の目線でとても楽しめた。
ちょっとサイコパスな主人公。
周囲を引っ張り回す性格で、そこをきちんと魅力的に描いていると思います。
話題になっていたマンガなので読んでみました。こういう女の子って実際にいるのかもしれないリアルさとマンガの面白さがあります。