4.0
画力の劣化についてのレビューもありますが、スピンオフということなので本編の補足と初めから思っていた目線では、それほど気にはなりませんでした。愛するということがどういうことなのか?というアランの台詞や想いに、胸が熱くなったり...フェルゼンの回想場面など、過ぎた時間の中に息づく命の証、愛のかけらが、スピンオフならではの描かれ方でうるうるします。自身の過ぎ去ったかつての想いや印象も蘇ってきたりして、人がそれぞれの時代や社会で生きる精一杯は、いつの時代も変わらないことが胸にせまります。私は読みながら癒されています。
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