【ネタバレあり】地球のおわりは恋のはじまりのレビューと感想

双子の妹に必要以上に劣等感を持っている真昼が蒼と出会って自信をつけていく様を見届けられてよかった。最初は、私も蒼が本当は真夜と間違って真昼に告白したのかと思ったけど、最初から最後まで両思いで安心して読めました。

幸せが過ぎると地球が終わっちゃう

、、と思ってビクビクしている双子の姉真昼と、可愛くてなんでも持っている妹真夜。真昼は真夜に幼い頃から少しずつコンプレックスを積もらせています。それで、地球が終わる！なんてネガティブなことを考えています。
そんな真昼が高校入学するとイケメンな蒼から猛アプローチを受けます。見ているこっちも『え？なんで？』というくらいに、蒼は真昼に熱視線なのですが、理由は徐々に明らかになっていきます。作者の独特の間と展開がほのぼのとしていて、この作品も好きでした。
言葉遣いが丁寧な設定で進んでいくので、安心して見ていられます。
真昼と蒼の恋と、真昼の妹へのコンプレックスをどう乗り越えていくのか、、楽しかったですよ、

評価が良かったので、無料分を読んでみましたが、序盤で男の子があまりにグイグイいく感じだったので、もうちょっともったいぶってほしかったなと思いました。

う～ん・・・

絵も可愛いし
話しも嫌いじゃないんだけど
ちょっと何ていうか
だらだらと長く続くのも嫌だけど
駆け足な気がして
あまりポジティブな子もしんどいけど
ネガティブ過ぎるのもしんどい
ネガティブと言うより卑屈なのはちょっとな～
そのくせ結構、積極的じゃない？？？
性格良いの？？ヒロインの子がいまいちよく分かりません。
それにイケメン君がそこまで必死にヒロインを好きになる理由も良く分かりませんでした。

双子ならではの葛藤

双子でそれぞれ違うから比較されるし、卑屈になってしまう…。でも、そんなヒロインを1人の女の子として見てくれる人が現れて♡どうか幸せになって欲しいと願いながら読んでしまいます。

いつも妹に負けているような気がしてネガティブになっていた真昼。そんな彼女をまっすぐ好きになってくれた蒼くんがいて良かったです。蒼くんもなかなかヘビーな経験をしてきているけど、真昼が彼を救ってあげたんだね。妹は良い子なんだろうけどあんまり好きになれなかった

双子でじゃないほうと言われてしまう真昼ちゃんはネガティブでコンプレックスの塊です。良いことがあると悪いことがある、地球が滅びるレベルって。守谷さんって最初の印象とは違う子でした。

ネガ女子は生まれ変わる‼️

この主人公はネガティブです。
双子の妹は可愛くて、何をしても妹には勝てない、自分の欲しいものは全て妹に取られる…そう思ってひがんでいます。

たびたび『私なんか…』って言います💦
良いことが起こると『明日地球が滅ぶ』って言います💦
正直こういう子は好きじゃありませんが、蒼くんと出会い、少しずつ前を向いて、自分に自信を持とうとする姿勢は共感できます。

よくある少女マンガらしいストーリーですが、蒼くんの家庭に触れ、自分の過去に触れ、蒼くんの過去に触れ、妹と向き合って、どんどん強く、優しく、可愛くなっていきます。

そしてこの子は自分の痛みからは逃げまくりますが、人の痛みには寄り添って、その人の立場で考えることが出来る子なので、なんだかんだ応援したくなります✨


そしてラストの蒼くんのお父さんからの手紙に泣いてしまいました( ノД`)…

ただ、蒼くんの五人兄弟のあと一人が最後まで書かれなかったのが気になって仕方ありません💦

双子のまひるちゃんは、妹にコンプレックスがあったけどイケメンあおい君が救ってくれました！
あおい君も5人兄妹で母親が死んでしまい、家庭を支えていてこれもまた切なかったな。
結婚までの2人を見たかったー！

とてもかわいい絵と、独特な間合いが読んでいて心地よかったです。最近作品を買うようになったのですが次作も楽しみ