5.0
久しぶりに読み返してヤッパリ感動😭
非現実的なストーリーだけど、時には涙を流しながら読む感動の作品です
屏風の中に長い年月閉じ込められた黒猫の黎は、持ち主の一人娘である如月澄を幼い頃から見続けて来た
家族が亡くなり60歳になった澄は、古い屏風を見つけ引っ張り出そうとして指を怪我した
その時に散った血液のお陰で黒猫の黎は屏風の中から出られた
こうして出て来た黒猫に驚く澄の前で人間の姿になり黎と名乗る
しかし完全に呪いが溶ける「鍵」は主である如月澄が幸せになる事だった
澄の望みは途中で退学させられた高校生に戻りやり直したかった
そこで黎は自分の生気の半分を澄に与え、17歳に若返りさせる
名前を如月すみれと変え、同居する黎はすみれの保護者として振る舞う
すみれは希望通り学校生活を満喫し真白くんとの恋仲になる
その彼が不治の病を患った時、自分の生気を移す事で元の老婆に戻ってしまう…
その後も山あり谷ありの連続
最後はハッピーエンドだけど、そこに至るまでは涙無しでは読めない時も
とにかく素晴らしい作品です
さらにもう一つ、とても絵が綺麗で特にイケメンの黎が素敵です
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