5.0
すごい…。
この作家さんの絵はあまり得意ではないのですが、内容がすごい。濃い。こんな単語で表現するには薄っぺらい位濃いです。義兄弟のお話ですが「お兄ちゃん大好き!」「弟可愛い!」みたいな軽いお話ではありません。兄の奥さんの顔が全然でてこないのですが1度だけ出てきたとき怖かった~。ちなみにパッピーエンドではありません。ご注意を。
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この作家さんの絵はあまり得意ではないのですが、内容がすごい。濃い。こんな単語で表現するには薄っぺらい位濃いです。義兄弟のお話ですが「お兄ちゃん大好き!」「弟可愛い!」みたいな軽いお話ではありません。兄の奥さんの顔が全然でてこないのですが1度だけ出てきたとき怖かった~。ちなみにパッピーエンドではありません。ご注意を。
抗えないなにか。その正体は一体なんなのか。この物語は誰のために描かれたのか。真実を知ることは必ずしも幸福だとは限らない。だからこそ知りたい、ありふれたストーリーなのに今まで読んだことの無い幸福感で包まれた作品でした。湿り気を帯びた薫りとまとわりつくような線の流れが生々しくて息苦しくなる程濃密でした。
文学的!どシリアスでめちゃ鬱な内容ですが、ハマって一気読みしてしまいました。私的には結末残念。こういった、いわゆる許されざる恋愛の結末として、どちらかが死んでしまうエンドあるけど、それってあまりにも短絡的で、それまでその作品を楽しんでいたファンを置いてきぼりにしているな〜といつも思う。逃げてるのでは?ズルイです。
いろんな見方ができる作品だなと思います。
官能的なシーンが多く、すごくすてきでした。
それだけでなくて、すごく考えさせられる漫画です。
最後の終わりがすごくショッキングだけど、切なくて嬉しくて、でもやっぱり悲しい…っていう、もうどんでん返しというか、終わらせ方がすばらしいです。
バットエンドと受け取れる終わり方ですし、確かにそうなんですが、
やっと結ばれて、もう誰にも邪魔されずに、愛の最高潮で終わってしまうと言うのは、ある意味、永遠の愛の形の一つであると思わせてしまう作品です。自殺ではないと思いますが、闇に囚われていたのですね。
血のつながりがある兄弟。
お互いに意識しながらも、一定の距離を置いていた。だけど、ある事故がきっかけに、一気に二人の距離は縮まり、なくてはならない存在になる。
上手い見せ方で、どんどん引き込まれていく。
最後のエンドは残念ですが、よくまとまっているなぁと思います。
私にとっては同級生が中村先生の作品デビューでしたが、薫りの継承のようなストーリーも描かれることにただただ驚きました。漆黒の愛でありながらも美しい、後半に入る頃には、読んでいて呼吸や心拍数さえ乱れてくるほどの衝撃的な感動を覚えました。
シリアスかつ、異常癖のストーリー展開で、好みはかなり分かれる感じ。
初めてこの作者さんの作品を読みましたが、最初は異常癖の流れにどうなるかと思いながら、ついつい先が気になって完読してました。表情の描き方も魅力的です。
禁断愛ですね。拗れまくってどうするの?って思ったら、ラストは衝撃だけど何故か府に落ちました。かおりも効果的につかわれてるし、流石ですね。お兄さんの奥さんの顔も最後の一回だけ登場するけど、衝撃でした。
父親の再婚相手の連れ子と思っていたの、本当は血の繋がった兄弟だった、なんてちょっとお隣の国のドラマのようなストーリーだが、中村先生の美しい画力で、どんどん読んでしまう。